べよ

ボードゲームにまつわるニッチな話の翻訳とか。

べよ

ボードゲームにまつわるニッチな話の翻訳とか。

記事一覧

環境への配慮か見せかけか? 気候科学者が「Earthborne Rangers」の製造をレビューする(Green, or greenwashing? A climate scien…

本記事は、「Green, or greenwashing? A climate scientist reviews EBR’s production」の翻訳である。 KickstarterやGamefoundで成功した「Earthborne Rangers」の製造…

べよ
3日前
5

デザイナー・ダイアリー:「フィット・トゥ・プリント」(Designer Diary: Fit to Print)

本記事は、Peter McPherson氏が2023年9月29日に投稿した「Designer Diary: Fit to Print」の翻訳である。 Peter McPherson氏はニューヨーク北部在住のゲームデザイナー兼…

べよ
1か月前
8

「フォレストシャッフル」Alpain拡張のレビュー(Forest Shuffle Alpine Expansion Review)

本記事は、Anthony Faber氏が2024年3月9日にBGG上に投稿した「Forest Shuffle Alpine Expansion Review」の翻訳である。 題名のとおり、「フォレストシャッフル」の拡張で…

べよ
1か月前
8

デザイナー・ダイアリー「パックス・パミール:第2版」

本記事は、Cole Wehrle氏が2018年8月14日から2019年1月17日にかけてBGG上に投稿した「パックス・パミール:第2版」のデザイナー・ダイアリーである。 前回、「John Compan…

べよ
1か月前
12

3つの優れた新作ボードゲーム(Three great new games)

本記事は、Anthony Faber氏が2024年2月26日にBGG上に投稿した「Three great new games」の翻訳である。 短い記事で、タイトルのとおり、Anthony氏が新作ゲームで感銘を受…

べよ
1か月前
14

Anthony Faber氏の2023年のベストボードゲーム(My top ten games of 2023)

本記事は、Anthony Faber氏が2024年2月19日に投稿した「My top ten games of 2023」の翻訳である。 こういった形式の記事を翻訳するのは一過性感があるものの、Anthony氏…

べよ
2か月前
15

Anthony Faber氏による2024年の期待すべき新作ゲーム(My most anticipated games of 2024)

本記事は、Anthony Faber氏が2024年2月13日に投稿した「My most anticipated games of 2024」の翻訳である。 久々にAnthony氏のブログの更新があったので翻訳することとし…

べよ
2か月前
14

デザイナー・ダイアリー「John Company: Second Edition」

本記事は、2021年3月17日から同年4月15日にかけてBGG上に投稿された「John Company: Second Edition」のデザイナー・ダイアリーである。 「John Company: Second Edition…

べよ
3か月前
22

デザイナー・ダイアリー:「Molly House」(Designer Diary: Molly House)

本記事は、2023年9月20日から同年10月16日にかけてBGG上で投稿された「Molly House」のデザイナー・ダイアリーである。その1、その3からその5まではCole Wehrle氏が、その2…

べよ
5か月前
7

アメリカ西部とパミール高原の伝説(Légendes de l’Ouest et du Pamir)

本記事は、Bruno Faidutti氏が2023年10月9日に投稿した「Légendes de l’Ouest et du Pamir」(英題:Legends of the west and the Pamir)の翻訳である。 本noteでは、ボ…

べよ
5か月前
7

「チケット・トゥ・ライド・レガシー:西部開拓記」の文化的な背景について(The Cultural Background of Ticket to Ride Legacy)

ちょっと長めのまえがき 本記事は、Jason Perez氏が2023年10月4日に投稿した「The Cultural Background of Ticket to Ride Legacy」という3つの書込みをまとめて翻訳した…

べよ
6か月前
14

鉄道ゲームに関する話(Jeux de Trains)

本記事は、2013年2月3日にBruno Faidutti氏が投稿した「Jeux de Trains」(英題:Train Games)の翻訳である。 本記事の内容は、なぜ鉄道ゲームは数多く作られているのかと…

べよ
6か月前
18

ゲームと教育(Jeu et éducation)

本記事は、Bruno Faidutti氏が2013年7月10日に投稿した「Jeu et éducation」(英題:Games and education)の翻訳である。 タイトルそのままの記事である。この話題に関す…

べよ
6か月前
9

デザイナー・ダイアリー:「白鷺城/ホワイト・キャッスル」(Designer Diary: The White Castle)

本記事は、Shei Santos氏が2023年9月5日に投稿した「Designer Diary: The White Castle」の翻訳である。 Shei Santos氏は、Israel Cendrero氏と共に、スペインのマドリー…

べよ
7か月前
6

「エスノス」、そのリメイク作の「Archeos Society」、そしてゲームデザインにおけるインタラクション(Ethnos, Archeos Society …

本記事は、Bruno Faidutti氏が2023年9月5日に投稿した「Ethnos, Archeos Society et l’interaction dans les jeux」(英題:Ethnos, Archeos Society and interaction in g…

べよ
7か月前
10

デザイナー・ダイアリー:「エスノス」から「Archeos Society」に至るまで(Designer Diary: From Ethnos to Archeos Society)

本記事は、Paolo Mori氏が2023年6月23日にBGG上に投稿した「Designer Diary: From Ethnos to Archeos Society」の翻訳である。 Paolo Mori氏はイタリア出身のゲームデザイ…

べよ
7か月前
12
環境への配慮か見せかけか? 気候科学者が「Earthborne Rangers」の製造をレビューする(Green, or greenwashing? A climate scientist reviews EBR’s production)

環境への配慮か見せかけか? 気候科学者が「Earthborne Rangers」の製造をレビューする(Green, or greenwashing? A climate scientist reviews EBR’s production)

本記事は、「Green, or greenwashing? A climate scientist reviews EBR’s production」の翻訳である。

KickstarterやGamefoundで成功した「Earthborne Rangers」の製造を題材にしたボードゲームと環境問題に関する記事である。

日本では環境問題について熱心であることが無価値であったり、ネガティブなことし

もっとみる
デザイナー・ダイアリー:「フィット・トゥ・プリント」(Designer Diary: Fit to Print)

デザイナー・ダイアリー:「フィット・トゥ・プリント」(Designer Diary: Fit to Print)

本記事は、Peter McPherson氏が2023年9月29日に投稿した「Designer Diary: Fit to Print」の翻訳である。

Peter McPherson氏はニューヨーク北部在住のゲームデザイナー兼フリーランスライター。代表作として、「タイニータウン」や「Wormholes」がある。

「フィット・トゥ・プリント」は、Peter氏が、ヒット作を連発するFlatout G

もっとみる
「フォレストシャッフル」Alpain拡張のレビュー(Forest Shuffle Alpine Expansion Review)

「フォレストシャッフル」Alpain拡張のレビュー(Forest Shuffle Alpine Expansion Review)

本記事は、Anthony Faber氏が2024年3月9日にBGG上に投稿した「Forest Shuffle Alpine Expansion Review」の翻訳である。

題名のとおり、「フォレストシャッフル」の拡張である「Forest Shuffle Alpine Expansion」に関するレビューの記事である。少し前に翻訳した記事では、「フォレストシャッフル」は拡張でもっと化けるかもしれ

もっとみる
デザイナー・ダイアリー「パックス・パミール:第2版」

デザイナー・ダイアリー「パックス・パミール:第2版」

本記事は、Cole Wehrle氏が2018年8月14日から2019年1月17日にかけてBGG上に投稿した「パックス・パミール:第2版」のデザイナー・ダイアリーである。

前回、「John Company: Second Edition」のデザイナー・ダイアリーを翻訳した経緯もあり、このデザイナー・ダイアリーを翻訳することとした(が、非常に長いものとなった。)。

「パックス・パミール:第2版」は

もっとみる
3つの優れた新作ボードゲーム(Three great new games)

3つの優れた新作ボードゲーム(Three great new games)

本記事は、Anthony Faber氏が2024年2月26日にBGG上に投稿した「Three great new games」の翻訳である。

短い記事で、タイトルのとおり、Anthony氏が新作ゲームで感銘を受けたもの3つを紹介するものである。特に付記するところはないだろう。

元記事は以下のリンク先を参照されたい。ヘッダー画像はみんなのフォトギャラリー機能を利用させていただいた。

昨日は素晴

もっとみる
Anthony Faber氏の2023年のベストボードゲーム(My top ten games of 2023)

Anthony Faber氏の2023年のベストボードゲーム(My top ten games of 2023)

本記事は、Anthony Faber氏が2024年2月19日に投稿した「My top ten games of 2023」の翻訳である。

こういった形式の記事を翻訳するのは一過性感があるものの、Anthony氏のブログが再開されてきたことや、意外と日本語版のアナウンスがないものが散見されたことから、翻訳する意義があるように思われた。

注目すべきは6位と2位に掲載されている作品であろう。どうやら

もっとみる
Anthony Faber氏による2024年の期待すべき新作ゲーム(My most anticipated games of 2024)

Anthony Faber氏による2024年の期待すべき新作ゲーム(My most anticipated games of 2024)

本記事は、Anthony Faber氏が2024年2月13日に投稿した「My most anticipated games of 2024」の翻訳である。

久々にAnthony氏のブログの更新があったので翻訳することとした(現在、彼のポッドキャストの定期更新も止まっている。)。私の本業がかなり忙しくなかなか翻訳が進まないが、ひっそりと続けていこうと思っている。

記事の内容はタイトルそのままであ

もっとみる
デザイナー・ダイアリー「John Company: Second Edition」

デザイナー・ダイアリー「John Company: Second Edition」

本記事は、2021年3月17日から同年4月15日にかけてBGG上に投稿された「John Company: Second Edition」のデザイナー・ダイアリーである。

「John Company: Second Edition」は、「ルート ~はるけき森のどうぶつ戦記~」や「パックス・パミール:第2版」を手がけたCole Wehrle氏の旧作「John Company」のアップデート版である。

もっとみる
デザイナー・ダイアリー:「Molly House」(Designer Diary: Molly House)

デザイナー・ダイアリー:「Molly House」(Designer Diary: Molly House)

本記事は、2023年9月20日から同年10月16日にかけてBGG上で投稿された「Molly House」のデザイナー・ダイアリーである。その1、その3からその5まではCole Wehrle氏が、その2はJo Kellyが執筆している。

「Molly House」は、Cole Wehrle氏がDrew Wehrle氏と経営するWherlegig Gamesから出版される予定のゲームである。18世紀

もっとみる
アメリカ西部とパミール高原の伝説(Légendes de l’Ouest et du Pamir)

アメリカ西部とパミール高原の伝説(Légendes de l’Ouest et du Pamir)

本記事は、Bruno Faidutti氏が2023年10月9日に投稿した「Légendes de l’Ouest et du Pamir」(英題:Legends of the west and the Pamir)の翻訳である。

本noteでは、ボードゲームのテーマに関する記事を比較的多く翻訳しているところであるが、本記事もその一つであり、「チケット・トゥ・ライド・レガシー:西部開拓記」のテーマ

もっとみる
「チケット・トゥ・ライド・レガシー:西部開拓記」の文化的な背景について(The Cultural Background of Ticket to Ride Legacy)

「チケット・トゥ・ライド・レガシー:西部開拓記」の文化的な背景について(The Cultural Background of Ticket to Ride Legacy)

ちょっと長めのまえがき

本記事は、Jason Perez氏が2023年10月4日に投稿した「The Cultural Background of Ticket to Ride Legacy」という3つの書込みをまとめて翻訳したものである。

Jason Perez氏は、プエルト・リコ出身のアメリカ在住のボードゲーマー。ボードゲームのYouTubeチャンネルであるShelf Storiesを運営し

もっとみる
鉄道ゲームに関する話(Jeux de Trains)

鉄道ゲームに関する話(Jeux de Trains)

本記事は、2013年2月3日にBruno Faidutti氏が投稿した「Jeux de Trains」(英題:Train Games)の翻訳である。

本記事の内容は、なぜ鉄道ゲームは数多く作られているのかというものであり、テーマとゲームデザインの観点から語られている。

前回の記事と併せて読んでいただければ、今後の翻訳記事の理解に資するように思われる。

元記事は以下のリンク先を参照されたい。ヘ

もっとみる
ゲームと教育(Jeu et éducation)

ゲームと教育(Jeu et éducation)

本記事は、Bruno Faidutti氏が2013年7月10日に投稿した「Jeu et éducation」(英題:Games and education)の翻訳である。

タイトルそのままの記事である。この話題に関するFaiduttiの短文を翻訳したことがあるが、まとまった文章があったので、もう10年前の記事になるが翻訳することとした。

この話題の不幸なところはいくつかある。1つは、ここにいう

もっとみる
デザイナー・ダイアリー:「白鷺城/ホワイト・キャッスル」(Designer Diary: The White Castle)

デザイナー・ダイアリー:「白鷺城/ホワイト・キャッスル」(Designer Diary: The White Castle)

本記事は、Shei Santos氏が2023年9月5日に投稿した「Designer Diary: The White Castle」の翻訳である。

Shei Santos氏は、Israel Cendrero氏と共に、スペインのマドリードに所在するLlama Dice Gamesという小規模出版社を運営しているゲームデザイナー。Shei氏とIsrael氏は共作でボードゲームを制作していることが多い

もっとみる
「エスノス」、そのリメイク作の「Archeos Society」、そしてゲームデザインにおけるインタラクション(Ethnos, Archeos Society and interaction in game design)

「エスノス」、そのリメイク作の「Archeos Society」、そしてゲームデザインにおけるインタラクション(Ethnos, Archeos Society and interaction in game design)

本記事は、Bruno Faidutti氏が2023年9月5日に投稿した「Ethnos, Archeos Society et l’interaction dans les jeux」(英題:Ethnos, Archeos Society and interaction in game design)の翻訳である。

本当に短い文章だ。この記事の前ふりとして、前回翻訳した記事がある(末尾にも参考1と

もっとみる
デザイナー・ダイアリー:「エスノス」から「Archeos Society」に至るまで(Designer Diary: From Ethnos to Archeos Society)

デザイナー・ダイアリー:「エスノス」から「Archeos Society」に至るまで(Designer Diary: From Ethnos to Archeos Society)

本記事は、Paolo Mori氏が2023年6月23日にBGG上に投稿した「Designer Diary: From Ethnos to Archeos Society」の翻訳である。

Paolo Mori氏はイタリア出身のゲームデザイナー。本業は別にあるようだ。代表作としては、本記事の中心でもある「エスノス」をはじめとして、「パンデミック:ローマの落日」(Matt Leacockとの共作)があ

もっとみる