最近の記事
「フォレストシャッフル」Alpain拡張のレビュー(Forest Shuffle Alpine Expansion Review)
本記事は、Anthony Faber氏が2024年3月9日にBGG上に投稿した「Forest Shuffle Alpine Expansion Review」の翻訳である。 題名のとおり、「フォレストシャッフル」の拡張である「Forest Shuffle Alpine Expansion」に関するレビューの記事である。少し前に翻訳した記事では、「フォレストシャッフル」は拡張でもっと化けるかもしれないとの評価がされていたが、そのフォローアップ的な短い記事となる。 また、「W
Anthony Faber氏による2024年の期待すべき新作ゲーム(My most anticipated games of 2024)
本記事は、Anthony Faber氏が2024年2月13日に投稿した「My most anticipated games of 2024」の翻訳である。 久々にAnthony氏のブログの更新があったので翻訳することとした(現在、彼のポッドキャストの定期更新も止まっている。)。私の本業がかなり忙しくなかなか翻訳が進まないが、ひっそりと続けていこうと思っている。 記事の内容はタイトルそのままである。昨年度の同趣旨のリストの印象は、意外と日本語版のリリースが発表されているとい
「チケット・トゥ・ライド・レガシー:西部開拓記」の文化的な背景について(The Cultural Background of Ticket to Ride Legacy)
ちょっと長めのまえがき 本記事は、Jason Perez氏が2023年10月4日に投稿した「The Cultural Background of Ticket to Ride Legacy」という3つの書込みをまとめて翻訳したものである。 Jason Perez氏は、プエルト・リコ出身のアメリカ在住のボードゲーマー。ボードゲームのYouTubeチャンネルであるShelf Storiesを運営しているとともに、最近では、ボードゲームのYouTubeチャンネルの最大手であるT
デザイナー・ダイアリー:「白鷺城/ホワイト・キャッスル」(Designer Diary: The White Castle)
本記事は、Shei Santos氏が2023年9月5日に投稿した「Designer Diary: The White Castle」の翻訳である。 Shei Santos氏は、Israel Cendrero氏と共に、スペインのマドリードに所在するLlama Dice Gamesという小規模出版社を運営しているゲームデザイナー。Shei氏とIsrael氏は共作でボードゲームを制作していることが多いようだ。めぼしいところで言うと、「モンドリアン」や「Shinkansen: Ze
「エスノス」、そのリメイク作の「Archeos Society」、そしてゲームデザインにおけるインタラクション(Ethnos, Archeos Society and interaction in game design)
本記事は、Bruno Faidutti氏が2023年9月5日に投稿した「Ethnos, Archeos Society et l’interaction dans les jeux」(英題:Ethnos, Archeos Society and interaction in game design)の翻訳である。 本当に短い文章だ。この記事の前ふりとして、前回翻訳した記事がある(末尾にも参考1として掲示)。また、記事中にあるEric Langの一連のツイートも翻訳して末尾に
デザイナー・ダイアリー:「エスノス」から「Archeos Society」に至るまで(Designer Diary: From Ethnos to Archeos Society)
本記事は、Paolo Mori氏が2023年6月23日にBGG上に投稿した「Designer Diary: From Ethnos to Archeos Society」の翻訳である。 Paolo Mori氏はイタリア出身のゲームデザイナー。本業は別にあるようだ。代表作としては、本記事の中心でもある「エスノス」をはじめとして、「パンデミック:ローマの落日」(Matt Leacockとの共作)があり、最近では「カエサル!」や「リベルタリア:ゲイルクレストの風」がある。渋いとこ
「Secret Hitler」と議論を引き起こすテーマ(Secret Hitler and Controversial Themes)
本記事は、Anthony Faber氏が2020年2月28日に投稿した「Secret Hitler and Controversial Themes」の翻訳である。かなり前の記事の翻訳であることに留意されたい。 「テラミスティカ」、「マルコポーロの旅路」、それに「グルームヘイヴン」を心の底から愛し、これらの良さを一般化してゲームメカニズム論を展開するボードゲームギークであるAnthony氏にしては、珍しく政治的なテーマである(もっとも、この記事しか政治的なテーマを取り扱って