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2021年8月の記事一覧
『現代地域福祉の課題と展望』岡崎祐司, 河合克義, 藤松素子編。2002
前半の地域分析が目新しかったか。あと、歴史を抑えてあるのも有難い。
◆第1章 地域政策の動向と住民生活
・はじめに
バブル崩壊後、延々と続く平成不況の出口が依然見出せないまま、日本社会は21世紀を迎えることとなった。この経済的混迷の中で開始された介護保険制度は、社会福祉基礎構造改革の幕開けとしての位置づけとともに、1970年代以降の福祉国家政策からの撤退、すなわち社会福祉制度「改革」の総決算
『ヨーガと浄土』立川武蔵著
なんかやたらとウェーバーの議論を持ってきて比較するので面白いのかと思ったが、全くそんなことがない。それは当たり前で、ウェーバーは宗教の詳細に立ち入っても、それが「普通の人」や「社会」にどういう影響を与えたかを考えているのに対し、この本は結局はヨーガという宗教の中身の検討に終始している。そりゃ、話が合う訳はない。
目次
第1章 宗教的倫理における否定
第2章 空思想が否定するもの
第3章 ヨーガの
『地域福祉論』川島ゆり子 [ほか] 著。2017
第17章 社会的企業の部分だけ。
◆目次
はじめに
序 章 地域福祉援助とは何か
1 地域福祉の方法
2 地域福祉援助の技術と専門職
第Ⅰ部 地域福祉の概念
第1章 地域社会の現状と地域福祉
1 個人化する社会
2 住民と地域福祉の関係
第2章 地域福祉とは何か
1 地域福祉の「内容」
2 地域福祉の法的な位置づけ
3 最後にあらためて「地域福祉とは何か」
第3章 地
『続・心理統計学の基礎』南風原朝和 著。2014
ベイズ統計の所を詳細に分析しているのが特徴かも。
◆目次
第1章 本書の構成と学習の進め方
第2章 分布間の関係と非心分布への拡張─検定力と信頼区間のために
第3章 効果量(1)─2変数データの分析において
第4章 効果量(2)─多変数データの分析において
第5章 対比分析
第6章 マルチレベル分析
第7章 メタ分析
第8章 ベイズ推測
『ヨーガの哲学』立川武蔵著
◆第一章 ある聖者の入定
◆第二章 ヨーガ哲学の本質
●ヨーガの世界観
・根本物質としての原質
さって、世界の実質的形成はもう1つの原理である原質によって行われる。サーンキャ哲学によれば、「原質」とよばれる根本物質が自らを変形、変質された結果が、この現象世界なのである。
・ヨーガ行者の世界
この「宇宙」は、天と地があり、陸や海に生物があり、人間もその一部であるというかたちで考えられた世界