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なつやすみ大作戦!〜考古教室で勾玉づくり体験

こんにちわ、OgAzです。毎日暑いですね。

今日は、小5の次男が行きたいと切望していた県主催の夏休み考古教室に参加してきました。体験内容は勾玉づくりか土偶づくりを選べて、次男は勾玉づくりを選んでいました。

小学校からチラシを貰ってきました

平日は基本的に朝から夕方まで仕事なので、子どもたちのイベントに付き合ってあげられる機会が少なくなった今日このごろ。でも今年の夏は1度きり、たまには思い出も作りたい!ということで、珍しく有休を取りました。子どもたちと一緒に遊べる時間は、きっと残り少ないしね。そんなかんじで今日は、勾玉づくりの体験レポートをお届けします!

神奈川県埋蔵文化財センター

6月中頃、次男が小学校からチラシを持って帰ってきました。私に手渡しながら「これに参加したいんだけど」と言ってきたのが、今回の夏休み考古教室でした。神奈川県の電子申請システムe-kanagawaで申し込みをします(非常にアナログ臭が漂うシステムです)。申し込み多数であれば抽選とのこと。いや、こんなの抽選するほど申込みは来ないだろうと思っていましたが、今日聞いたら意外と狭き門だったようです。受かってよかったね。

ノリノリの次男

横浜に住んで15年経ちますが、埋蔵文化財センターという名前を初めて聞きました。ヨコハマって何となく新しいイメージが強かったのですが、遺跡とか文化財とかもいろいろあるようです。まだまだ知らないことがイッパイだな。

神奈川県埋蔵文化財センターは、横浜市営地下鉄ブルーライン「阪東橋駅」から徒歩7分のところにあります。大通りをまっすぐ行けば着くので、方向音痴キングの私でも迷わず辿り着けました!(GoogleMapのおかげだけど)南区役所を通過してすぐ、ずいぶんボロいレトロ感漂う建物なので、遠目にも分かりやすかったです。

勾玉ってなあに?

勾玉づくり体験の前に、研修室で県職員の方から軽くお話をうかがいました。説明してくれたのが児玉さんという方で、「勾玉づくりだからアサインされたのかな(笑)」と思いました。

勾玉(『日本書紀』では「勾玉」、『古事記』では「曲玉」と表記)は身を飾るアクセサリーの一つで、頭から尾に至って少しずつ細く、C字状に曲がって、頭に小さい丸い穴を開けています。
勾玉の原型は動物の牙に孔を開けて吊り下げたものであると考えられます。

配布資料より引用
ウサギかわいい
穴が目みたいでカワイイよね
もともとは動物の牙から作ってたらしい

勾玉はキレイだけど、なんでこんな『うしおととら』の婢妖を横から見たような形をしているのかしら。

と思っていたら、次男がスタッフの人に聞いてくれました。もともと動物の牙で作っていたのが始まりなので、それを真似たからではないかと考えられるんですって。こんな形を人工的に作るのはなかなか手間がかかるけど、逆に手間がかかるのがいいとされたのかな。不思議だなあ。

実習室へ移動し、いよいよ勾玉づくりへ!各参加者の机の上にはなぜか水が置かれていて、「これなんに使うの?」と不思議でした。あとは竹のキリ、砥石2種類、ヤスリ2種類、油性ペン、型紙、「金剛砂」という鉄砂みたいなの(お皿に入っている)、雑巾2枚と感熱紙。

机のうえ

工程は大きく分けて「石に穴をあける」「砥石で形を作る」「ひたすら磨く!」の3つです。とくに最初の「石に穴をあける」工程が最も難関らしい。てか竹なんかで石に穴が開く・・・のか?

細かく分けると9つの工程がある

見た感じ簡単そうだけど・・・?とか思いながら、説明もそこそこにいよいよ作業スタートです!

工程1:石に穴をあける

受付の時に選んだ原石(?)には、あらかじめ3分の2くらいの厚さのところまで穴があけられています。参加者は竹のキリを入れて回し、穴を貫通させるという作業を行います。スタッフいわく「これに30分から1時間、で出来ればいいほう」とのこと。え、1時間も延々それをやるの!?という衝撃。飽きるわ!

火おこしの要領で竹串をぐりぐりする

実際には、穴に「金剛砂」を入れてから竹のキリでぐりぐりします。穴の中に砂が詰まってしまうと周辺ばかり削れてしまうため、こまめに水で原石を洗って砂をかき出してから削る、という作業を繰り返します。要は摩擦で削っていくわけね。原理さえわかれば、あとはやるのみ!8家族くらいいましたが、いの一番に貫通させてやりました!大人パワー舐めるなよ!!

スタッフが鉄のキリで穴を整えてくれました

工程2:砥石で形を作る

原石に穴が開いたら、型紙を使って勾玉の形を作っていきます。

油性ペンで形を原石に書きます
こんなかんじ。

机には2種類の砥石があるので、いろいろな箇所を使って不要な部分を削っていきます。今回使った原石は比較的柔らかい素材らしく(硬度2~4とのこと)、少しこすっただけでラクラク削れました。楽しい・・・!

はじめは恐る恐るでした

うまく削れなくて苦労したけど、だんだん形が出来上がっていく様子にワクワクしました。昔の人たちもこんなふうに出来上がりを想像して胸が弾んだのでしょうか。ちなみに、原石を削ると白い粉が出ます。私が選んだ原石は白かったので白い粉でも納得だけど、次男の選んだ黒っぽい原石も削ると白い粉が出ていて、中身どうなってるの?と不思議でした。謎がいっぱいだ。

くぼんだ丸い部分を削るのが意外と難しい

工程3:ひたすら磨く!

大まかな形ができたら、あとはやすりでこすって角をなくす作業です。荒いやすりで大きな角をとり、細かいやすりと感熱紙でつやを出していきます。非常に地味な作業なのですが、ここまできたらツルツルにしたい!と必死にやりました。次男もすごい勢いでこすっていましたが、負けない。大人げないと言われても。

がんばって磨く次男の図

そして私は、スタッフの方に「滑らかでとてもいいですねえ!」と褒めていただいて満足して終了。かなりツルツルにしてやったぜ!

手触りがとてもよいのです

仕上げに紐を通して完成

勾玉はアクセサリーなので、紐を通してビーズを通し、首飾り風にして完成です。

どれにしようかな~?と悩みちゅう
完成したよ!と大喜び

私のものは、くびれのぶぶんを遠慮がちに削ったせいか、勾玉というよりそら豆みたいな出来になりました。いいじゃん、そら豆でも。かわいいじゃん!

ちなみに紐が短くて私の首にはかけられない。

ランチはセンター近くのイタリアン

お昼休憩が1時間あり、外食に出てもいいと言われました。せっかくいつもと違うところに行くので、そこでしか行けないお店に行こう!ということで、検索して良さそうなイタリアンレストランに行きました。

ランチだけこの炎天下のなか「散歩したい」という長男と合流しました。

小さくてカワイイお店

ちなみに長男の目的は散歩というよりドラクエウォークです。朝、阪東橋で別れてから関内まで行って阪東橋に戻ってきたらしい。合計10キロ。このクソ暑い中ほんとよくやるわ。長男もnoteをやっています。

いつもチェーン店しかいかないので、こういうお店は新鮮。一つ一つが美味しくて幸せでした・・・!夜に飲みに来たい。

ランチのサラダ!きれい!
わざび添えのバターパスタ(私)
明太子クリームパスタ(長男)
トマトの冷製パスタ(次男)

とても美味しかったですが、最近よく食べる長男いわく「すごく美味しかったけど、全然足りない」とのことでした。「まだコンビニ弁当1つふつうに食べれる」らしく、まあ・・・そうだよね。あんたを連れてきた私が間違ってたよと思いました。

結び

リモートワークで完全引きこもりの私にとって、平日の真昼間に太陽の光を浴びるのが大変つらく、もう日の当たる世界には戻れないのねなどと思ったりしました。前日実は体調がイマイチだったので出かけるのもイヤイヤだったのですが、とても楽しい時間を過ごすことができました。次男に感謝。

まだまだ続く夏休み、あと何回か子どもたちと一緒にワーキャー言いながらいろいろな体験をしたいと思います。バテずにがんばろう!

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