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勤労に感謝しつつSDGsミュージカルの手伝いに行ってきた話

こんにちは、OgAzです。11月もあと1週間ですね。ああ今年が終わる・・・!

11月23日は勤労感謝の日、2022年最後の祝日でした。冷たい雨が降った1日でしたが、皆さん勤労に感謝しましたか。Twitter界隈では「勤労に感謝するのに1日じゃ足りない」的な意見が多く見受けられましたが

誰の勤労に感謝するのか、はたまた感謝されたいのか。自分が勤労する側になってみると、イマイチ立ち位置が良くわからない祝日でもありますね。まあ水曜休みっていいですよね、ちょっと心に余裕ができて。

そんな勤労感謝の日、PTA本部時代の友達に依頼されて、SDGsミュージカル「ぼくのワタシの生きる道~ミライはぼくらがつくる~」のお手伝いカメラマンに行ってきました。朝から夕方までお邪魔して、残念ながら最後までは居られなかったのですが、なかなか貴重な体験をさせていただいたなと感じました。ということで今回は、裏方として潜入したレポートなどとともに、SDGsとかエコとかについて考えてみたいと思います。

「ぼくのワタシの生きる道」

小学校のPTA時代に同期で過ごした友達から、「カメラ持ってたよね?」とLINEをいただいたのはポッキープリッツの日でした。なんでも、勤労感謝の日に舞台をやるので、裏側で写真を撮ってくれる人を探しているとのこと。こちらがその舞台、SDGsミュージカルです。イマドキ~。

ポスター

いろいろな悩みを持っている少年少女(小中学生)たちがSDGsの研究をしている博士と出会い、その博士の研究しているデバイスでAI世界を旅するというお話。
AIの世界といってもファンタジーの世界とかではなく、スーパーや会社といったありふれた日常の世界なんだけど、実はそこにはさまざまな「魔獣」が潜んでいました。魔獣の正体は、多様性を受け入れず、自分らしく生きることを阻害する「決めつけ」「偏見」「差別」のようなもの。そして、実は自分の親たちや自分自身も、そんな魔獣の存在に苦しんでいたという事実に気づきます。子どもたちはこの旅を通じて、人と違ってもいいということ、さらに、相手を否定せず認め合うことの大切さを知ったのでした。

「ぼくのワタシの生きる道」あらすじ

みたいな話でした。どこにも書いていなかったので、自分で観覧して考えましたけども、だいたいこんな感じだったはず!舞台の上手、下手のほかに横の扉からも出入りがあって、なかなか賑やかでユーモアもあり、また大人も子どもも一生懸命演じていたのが印象的でした。

最後のお見送り。

本番の写真撮影も担当だったので、後ろの方ではありますが割と特等席で見せていただきました。入場料とか払っていないのにラッキー。でもずっとカメラを構えていたから肩と腰をやられました。

SDGsについて思うこと

SDGsについては過去の記事で何度か触れたりしているとおり、個人的には「何でもかんでもSDGsに結び付けてんじゃないよ」と思わなくもなくもない今日この頃の私ですが

世界的課題として非常に重要なのは事実で、学校で、社会でSDGsという形で問題提起することには大きな意味がありますね。貧困や差別、環境問題をより身近な問題として捉え、改めて「なんでSDGsって必要なの?」と問うための機会が、今回のミュージカルだったのかなと。いろいろ考えさせられる内容だったと思います。

改めて、SDGsとは。日本ユニセフ協会の公式サイトで詳細を知ることができます。

「2030年までに達成すべき17の持続可能な開発目標」のことというのは知っていたけど、詳細を見たことがないという人もいるのではないでしょうか。実は私もしっかり読むのはこれが初めて。本質を理解することが大事。

■貧困をなくそう (英: No Poverty)
「あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる」
■飢餓をゼロに (英: Zero Hunger)
「飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する」
■すべての人に健康と福祉を (英: Good Health and Well-Being)
「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する」
■質の高い教育をみんなに (英: Quality Education)
「すべての人々へ包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する」
■ジェンダー平等を実現しよう (英: Gender Equality)
「ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う」
■安全な水とトイレを世界中に (英: Clean Water and Sanitation)
「すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する」
■エネルギーをみんなに、そしてクリーンに (英: Affordable and Clean Energy)
「すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する」
■働きがいも経済成長も (英: Decent Work and Economic Growth)
「包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用を促進する」
■産業と技術革新の基盤をつくろう (英: Industry, Innovation and Infrastructure)
「強靱なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及び技術革新の推進を図る」
■人や国の不平等をなくそう (英: Reduced Inequalities)
「各国内及び各国間の不平等を是正する」
■住み続けられるまちづくりを (英: Sustainable Cities and Communities)
「包摂的で安全かつ強靱で持続可能な都市及び人間居住を実現する」
■つくる責任 つかう責任 (英: Responsible Consumption and Production)
「持続可能な生産消費形態を確保する」
■気候変動に具体的な対策を (英: Climate Action)
「気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる」[注釈 1]
■海の豊かさを守ろう (英: Life Below Water)
「持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する」
■陸の豊かさも守ろう (英: Life on Land)
「陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する」
■平和と公正をすべての人に (英: Peace, Justice and Strong Institutions)
「持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する」
■パートナーシップで目標を達成しよう (英: Partnerships for the Goals)
「持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する」

Wikipediaより引用

プラスティックと気候変動ばっかりピックアップされているけど、要は「人が人としてまっとうに生きられる社会を作ろう」って目標ですよね。環境、貧困、差別、平和、産業格差などなど。多様性と言えば聞こえはいいけれど、資本主義国家が大半の世界の中でこれを達成するのはほぼ無理ゲーではあります。まあでも「目標」ですからね、目指すことが大切です。

そういえば先日、長男の地域活動の一環で神奈川大学みなとみらいキャンパスの大学祭にお邪魔したのですが(横浜のド真ん中にそびえたつ、オフィスのごときキャンパスに度肝を抜かれました。金持ち学校なのね)。

これが大学のキャンパスって信じられる??

そのとき、やたらと「フェアトレード」ってフレーズが出てきているのが印象的でした。私はこの単語自体を初めて聞いたのですが、ご存じですか?フェアトレードとは。

フェアトレード(Fairtrade、公正な貿易)とは、貧困のない公正な社会をつくるために、途上国の経済的社会的に弱い立場にある生産者と経済的社会的に強い立場にある先進国の消費者が対等な立場で行う貿易です。適正な賃金の支払いや労働環境の整備などを通して生産者の生活向上を図ることが第一の目的です。

シャプラニール公式HPより引用
大学祭の展示より

これも格差を無くそうという活動の一環で、SDGsに通じるものですね。今の大学生のトレンドはSDGsよりフェアトレードらしいということを学んだ日でもありました。

「SDGsだから、強制的にやらなきゃ」とか「環境によくないから、これはやめろ」ではなくて、私たち一人一人がちゃんと考えて、自ら必要と思ったことを率先してやっていくことが大切だなあと思いました。「ぼくのワタシの生きる道」の中でもそういうメッセージがありましたしね。

潜入!舞台裏あれこれ

ということで舞台の内容はそこそこに、わたくし今回カメラマンということで潜入させていただきましたので、そのへんのことをちょっとレポートしてみたいと思います。

準備からリハーサルまであちこちを歩き回りまして、なかなかこういう機会はないので、非常に貴重な体験をさせていただきました。プロのメイクさんがヘアメイクをやっていてスゴーイ!とか、ゲネプロのときはみんな完全にはメイクしないのねとか(そりゃそうだわな)、マイクの付け外しってそういうふうにしてるんだスゴーイ(何が)!とか、幕間の移動で子どもたちが疾走していて大人に「走らない!」と怒られるのが面白かったり。淡々と歩き回りながら心の中で「へーほースゴー!」の連続でしたね。楽しかった。

肩からカメラを提げてウロウロしていたら、演者さんたちがポーズ取ってくれたりしました。おお、私カメラマンっぽい

魔獣3人衆
「チャーリーズエンジェル」らしい
こちらも魔獣コンビ
W博士

昔コスプレとかやっていた時期があるんですが、何かそのころのことをとても思い出しましたね。撮影されるのも楽しかったけど、撮影する側もやりがいがあるなあと感じました。ただ、ときどき「(カメラの)プロの方」とか呼ばれていて、ゴメン私全然プロじゃないんだけど!と心の中で謝っていたのはここだけの話です。まあでも取材ライターなんかは写真撮影テクニックも必要だったりするし、その辺の腕も磨いていかないといけませんね。今後の課題ということで。

ビックスモールンが来た!

「ぼくのワタシの生きる道」のオープニングアクトとして、芸人のビックスモールンからお二人が登場。

まさかの漫才協会。トリオになっていることは全く存じ上げませんでした。実はすごく昔に爆笑オンエアバトルで生で見たことがありまして、20年以上経った今、再び見れたことに何だか感動。ご縁ですかね。「ゴンさんは大きかったけど、もう一人の人、私と同じくらいの身長で全然小さくないやんけ何でやねん!」とか思っていたら、途中から加入されたグリさんだったようで。そうか、どおりで。ネタは面白かったのですが、それよりなによりゴンさんが40代であることに衝撃を受けました。年上かよ!もう若くないんだから芸風変えなきゃヤバくない!?と妙な心配をしたオープニングアクトでした。

スマホでズームで撮ったので画像が粗い

結び

友達に頼まれた舞台のお手伝いから、まあいろんなことを考えたよっていう一日でした。朝からずっと歩き回っていたので肩と腰がやばいです。普段は何せ一日中家でパソコンに向き合っているインドアの極みなものでね、今日は一日タイガーバームを塗りたくって過ごしました。運動不足ゥ!!でもこういう機会をいただき、普段であれば絶対に触れないであろう世界と関わることができて楽しかったです。あとお昼に出してもらったお弁当が美味しかったぜ最高ー!(私は安い女)

大好きな油淋鶏!

ここでご紹介した公演は、なんかアーカイブで販売される?とかいうことを言っていたので、分かったらご紹介しますね。もし興味がある方は見てみてください!

最後に、もろもろの掲載を許可してくださった主催者さまの寛容なお心と、いろいろやり取りしてくれた友達に心から感謝します。ありがとうございました。

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