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AIに一番やってほしいことはオフィス内のいじめをなくすこと

その昔、日本で働いていたときに、すぐ人が辞める部署があった。

何を隠そう、そこで私も結果長くは続かなくてやめたので覚えている。かれこれバブルも終わりかけた30年も昔の話。東京の駅にあった会社で建物は今はもうそこにはない。

とにかく雰囲気が悪かったのは、そこの部長という男性が、大声でどなる、その人の右腕的な下の社員を徹底していじめる。
その下で働く人は、そこで耐えて耐えて時間を何年も過ごすのが常なのだそうで、日々まじめに働いている人をいじめ抜いていやな気分にさせてよい人をやめさせるようにもっていくので誰もが長続きしないのだそうだった。

私のやめた理由は、若気のいたりで「海外にいきたいかも」などの他の動機だったので直接の被害者でないが、第3者として傍観した最初の会社経験がそれ、だったので覚えている。

どうしても改良できない職場の悪。

理由は上司がポテンシャルありそうな部下(自分より人気や実力があるとか)への「嫉妬」とかだったりするのを、排斥しようとするために評価というものを出してくる。

AI に人材マッチングをやらせるだけで解決するかというのとも、ちょっと違う。
人間が人間を採用したり、評価している仕組みがまだ存在している限り
自分より優秀な才能が入社してからいじめるという「ありえない会社の成長を止める試み」だから、最初の選んだ人たちを仕事内容だけでマッチングしても、いじめる人間がそこにいる限り人はいつかない。

仕事自体には関係ないのに、こんなに一番社員を左右することってない、AIが客観的に人事の下剋上を決めてくれる活用法ってでてこないのか。

やめるときに面接をしてくれたいい感じの他部署の部長が、「あすこはしっかり者そうなあなたを入れたが、あそこだと、しょうがなかったね」と残念そうにこぼした。「わかってはいるが、何もできない」というオフィスポリティクスのために。さらに上に苦情をいっても、結果人間どうしだと、どちらかのひいきをすることになる、というとらえかたが存在する限り、めんどうくさい、かかわらない、位が高いものを置いておきたいのでそちらが何人か味方をつけるとそちらのほうがそのまま続行することになる。

あれはなんだったのだろう。最も改善すべき点だ。
いじめというのは、結局人間が生み出しているけれど、そのいじめやパワハラをやる人が辞めない限りは、世間のたいていの人が苦しむ仕事の弊害だ。

30年の月日が過ぎた。

あれから、オフィスの中はテクノロジーが進み、真っ黒なDOS画面が、ウィンドウズになった、電話なんて出るのは意味なくなり、今は皆がラップトップで仕事をしている時代。

今年、海外で会社員をしている私が、いじめの結果職を失うはめになった。

コロナ禍で20年働いた会社の職がなくなり、やっと手にいれた1年の事務の契約社員の仕事。会社のヒエラルキーでいえば一番下のエントリーレベルの仕事だから必死でしがみついた。

だが、女の嫉妬と競争は容赦ない。おそらくささいなことから始まったいじめにより、妙齢でそこの採用もかかわったお局(という言葉はまだ使用しているのか?)が契約更新しないと数か月も前から宣言した。

コンプラが厳しくなり、さすがに人前で声をあらげて怒鳴ること常習犯みたいな上司はいなくなった、という世間の意見を聞き、変わったのかと思いきや、いじめは陰湿に、影に隠れて今回ある外国のヨーロッパの国の日本の企業で自分がそのいじめにあうはめになった。

いじめられた人間が訴えればいいという人もいるが、たいていは被害にあった人が最後には首になったりして弱者が負けることもおおい。いじめやハラスメントは非常に陰湿に行われる場合には表面化しにくい。

この話を日本の友人にしたところ、彼女も職場でちょうど同じような能無し呼ばわれされたというハラスメントをうけ、非常に頭にきてもう転職するのを視野にいれたという。意地悪をする人間は大概上の立場にいる人で、安泰なポジションを利用していじめてくる。
しかも、被害者が勇気をだして人事にいっても何も変わらないとあきらめたり、さらに逆に被害者がやめさせられたり、追い詰められた利することが多い。

人間が人間をいじめる、なぜ職場で人は人を嫌いになったりするのだろうか、そもそも人間が人事を決めて嫉妬などをして上の人にもいいように報告する。そんなことでもつれあった人間関係ができる。

海外では、もしいじめに「違法行為」が含まれていたら、処罰も激しい。
たとえば、人種、性別、年齢、宗教など、がそれだ。

でも、日本の企業で同人種にいじめを行う場合、それらが適合せず
結局大企業は隠蔽、人事も下手をしたら周りを固めて既成事実を作って被害者は結局はじかれて、別の理由で解雇になるような最低な結果もよくある。
日本だけの話でもない、これは全世界で職場のいじめやパワハラは存在する。ただ、見えないように、コンプラに違反しないように確認して隠れてイジメたり、仕事の出来具合など既成事実をつくりながらいじめるという自分は訴えられないようにいじめる姑息な上司もいるという。

こんなにテクノロジーがすすんでいるのだから、今一番AIを活用していじわるをする上司たちをすべて淘汰するような活用が出来たらと思う。
世の中の働いているひとが、なんらかのいじめやパワハラを内部できちっと告発できるような仕組み、もしくは、完全にAIがいじめとして査定を低くしたり、社員をやめるようにおいやったりするような腐った上司を追放できるような本当の正義にAIを活用できるように開発できないものだろうか。

そして、いじめやパワハラを過去のものにするような人事の仕組みもAIでずっと簡単に行えないものだろうか。

社内評判番付などをつけてもいい、OKRならぬ、ボトムアップの人事の査定もいじめ防止につかえないものか、と思うが。

書類やハンコ、熟練のデータの入力者、仕事の効率化はAIによってぐっと進むと思うが、オフィスで一番いらないものは、本当はもっと人間どうしがやっかみなどで仕事場で戦争を繰り広げている状況だ。

#AIの活かし方

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