山上 明彦

就職相談や就職支援セミナー現場でオンライン化を推進中。 キャリアコンサルタント・AF…

山上 明彦

就職相談や就職支援セミナー現場でオンライン化を推進中。 キャリアコンサルタント・AFP(日本FP協会)認定者として どうすれば伝えたいことをわかりやすく伝えることができるか、 この力をつけたくて、note始めてみました。 言葉を磨き自由に応用できる力を身につけたい♡

記事一覧

カウンセラーの「自己一致」って、結構難しい!?

 カウンセラー自身が感じているところに正直な態度で、矛盾のない存在として、面談できていることが「自己一致」。  カウンセラーも一人の人間ですので、当然ですが、自…

山上 明彦
3年前
1

自分らしいキャリアってなんだろう?

 大卒の約30%が3年以内に離職してしまうことが企業にとってのデメリットになると問題視されます。 そもそも今の若者の選択肢や情報量は、昔のそれとは異次元のように違う…

山上 明彦
3年前

すべての働く人たちにとっての大事な条件:「心の健康状態」

メンタルヘルスの3つの予防がキャリアコンサルタントにとって必要な知識とされています。 心の健康の保持・増進のことを指す一次予防として、 ① 仕事のやり方への工夫…

山上 明彦
3年前

カウンセラーにとってのキャリア教育って何だろう?

 「『キャリアコンサルタント新能力要件』を読み解く」では、キャリア教育は、「全学校教育活動を通して、ひとり一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基礎となる能力や…

山上 明彦
3年前

自己理解不足って何なの?

キャリアコンサルタントの論述試験で問われる「キャリアコンサルタントとしてあなたが考える、相談者の「問題」は何か」。 この相談者の「問題」で出てくるのが、自分の興…

山上 明彦
3年前
5

2級キャリアコンサルタント技能士試験の論述試験ってどうなの?

2級キャリアコンサルティング技能検定の実技試験は論述試験と面接試験に分かれます。 論述試験は、100点満点で60点以上の得点が合格ライン。 実技試験に合格するには、…

山上 明彦
3年前

ブラッシュアップ! カウンセリングの基礎知識

相談者(CL)は多くの場合、「これからの物語」を見失い相談に来られます。これは大きく2つに分かれるイメージがあります。 一つは、就職活動しているが決まらないや就職…

山上 明彦
3年前

自分なりの「やりぬく力」を手に入れるにはどうするのか?

自己啓発の研究セミナーで「やりぬく力」を通して「自分にあったやりぬく力」とは何だろうかと考える時間を得ました。 体感しているのは、この「やりぬく力」は後天的に鍛…

山上 明彦
3年前

出来てますか? 自他尊重の伝え方!

例えば、超慎重に物事を進める人と生産性の意識が強い人とがペアを組んで新たな仕事にチャレンジする場合、それぞれ得意な領域でコラボできるまでは、ともすればギスギスし…

山上 明彦
3年前

企業で採用が増えている職業適応性テストDPIとは?

職種に対してどれくらい適した素質を持つかを測定することが目的の適性検査。内面的な感情や意欲、価値観などから、もっと深い適性を見極めることが必要な時代となりつつあ…

山上 明彦
3年前
3

どういった仕事に自分は興味関心があるか?のツールVPI検査だけでは判断しないで!

VPI職業興味検査は、160の具体的な職業に対する興味・関心の強さを測定するためのフォーマル・アセスメント(標準化された検査)です。キャリア心理学で有名なホランド博士…

山上 明彦
3年前

厚生労働省編一般職業適性検査(GATB)って何?

自分の適性を考え職業適性を選び出す際に、活用できる検査ツールがあります。能力的側面のうちの基礎的な能力特性として、今はできなくても、学習や訓練によってできるよう…

山上 明彦
3年前
1

会話する相手が好印象を抱くかどうかアクティブな聞き方を試してみませんか?(思いやりの実践)

普段の会話で相手の話したいことを言い換え、確認するメリットにはどんなことがあるでしょうか。 相手の言った内容をパラフレーズして確認することで、自分がどれだけ理解…

山上 明彦
3年前

「傾聴」できる人には「生き抜く力」が備わる!?

「今更、傾聴?されど傾聴」というオンラインセミナーを受講しました。 傾聴とは、カウンセリングプロセスを目的に向かって前進させる条件である。ということを改めて認識…

山上 明彦
3年前

強くしなやかな心で逆境を乗り越える!

 先日、あるZoomのセッションで、メンタルがヘロヘロになっていく中、困難を自らで受容し、誰かに自分の逆境を楽しく伝えることで「失敗してもいいや」と、逃げずに立ち向…

山上 明彦
3年前
1

会場+オンラインでの講演が演者に迫っていることとは?

貸し会議室やホールをメイン会場としてセミナーをしながらオンライン参加者もいるという通称ハイブリッド型(会場とWeb参加での掛け合わせ方式)といわれる場合、会場に、…

山上 明彦
3年前
カウンセラーの「自己一致」って、結構難しい!?

カウンセラーの「自己一致」って、結構難しい!?

 カウンセラー自身が感じているところに正直な態度で、矛盾のない存在として、面談できていることが「自己一致」。

 カウンセラーも一人の人間ですので、当然ですが、自分自身の価値観や志向性を独自にもっています。クライアントに対面していると、カウンセラー自身にもさまざまな体験や感情が生まれてきます。

 それを隠して自分自身とは一致しない言動をしてしまうとクライアントに「冷たいな」という印象を与えてしま

もっとみる
自分らしいキャリアってなんだろう?

自分らしいキャリアってなんだろう?

 大卒の約30%が3年以内に離職してしまうことが企業にとってのデメリットになると問題視されます。
そもそも今の若者の選択肢や情報量は、昔のそれとは異次元のように違うので本質的には「会社に魅力がない」「上司に魅力がない」ことなどを変えて行かなければならないということだとおもいます。

自分らしいキャリアとは?

究極的には「自分」がどう捉えるか、それだけのことで正解はないわけです。

例えば、シニア

もっとみる
すべての働く人たちにとっての大事な条件:「心の健康状態」

すべての働く人たちにとっての大事な条件:「心の健康状態」

メンタルヘルスの3つの予防がキャリアコンサルタントにとって必要な知識とされています。

心の健康の保持・増進のことを指す一次予防として、

① 仕事のやり方への工夫:仕事への働きかけ
② 周りの人への工夫:対人関係への働きかけ
③ 考え方の工夫:認知への働きかけ(仕事の捉え方や仕事の全体像をイメージする)

があります。

相談者のストレスマネジメントを支援するキャリアコンサルタントとしては、

もっとみる
カウンセラーにとってのキャリア教育って何だろう?

カウンセラーにとってのキャリア教育って何だろう?

 「『キャリアコンサルタント新能力要件』を読み解く」では、キャリア教育は、「全学校教育活動を通して、ひとり一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基礎となる能力や態度を育てることを通してキャリア発達を促す」という理念に立った教育改革であり、昨今のアクティブラーニングの基礎の一つとして位置づけることができる。

 また、「キャリア教育」は「キャリアについて」教育することではなく、「キャリアにそなえるこ

もっとみる
自己理解不足って何なの?

自己理解不足って何なの?

キャリアコンサルタントの論述試験で問われる「キャリアコンサルタントとしてあなたが考える、相談者の「問題」は何か」。

この相談者の「問題」で出てくるのが、自分の興味・関心、能力・適性について理解していないという「自己理解不足」。

自己理解とは、自分自身のあるがままについて知る個人の行為である。と、されます。

その中でも能力、適性、価値観が理解できていないという一般的な自己理解不足と、自分の性格

もっとみる
2級キャリアコンサルタント技能士試験の論述試験ってどうなの?

2級キャリアコンサルタント技能士試験の論述試験ってどうなの?

2級キャリアコンサルティング技能検定の実技試験は論述試験と面接試験に分かれます。

論述試験は、100点満点で60点以上の得点が合格ライン。

実技試験に合格するには、論述試験のみ、面接試験のみの、持ち越し制度がないため、論述試験と面接試験を同じ回で一度に合格しなくてはなりません。

論述試験と面接試験に同時に到達(合格)しなくてはいけないのが、なかなか合格できない要因の一つといわれていて、面接が

もっとみる
ブラッシュアップ! カウンセリングの基礎知識

ブラッシュアップ! カウンセリングの基礎知識

相談者(CL)は多くの場合、「これからの物語」を見失い相談に来られます。これは大きく2つに分かれるイメージがあります。

一つは、就職活動しているが決まらないや就職活動にやる気が出ないなどの「自己理解」「仕事理解」といった次のキャリアでつまずかれているパターン。

もうひとつは、「職場の中でうまくいっていない、孤立している」など「これまでの物語」に縛られて、「これから」に向かえないというような形で

もっとみる
自分なりの「やりぬく力」を手に入れるにはどうするのか?

自分なりの「やりぬく力」を手に入れるにはどうするのか?

自己啓発の研究セミナーで「やりぬく力」を通して「自分にあったやりぬく力」とは何だろうかと考える時間を得ました。

体感しているのは、この「やりぬく力」は後天的に鍛えられ、がむしゃらに頑張るだけでもダメですね。

自分にとっての辛かった時期は、親の介護を支援した時期に「いつまでこの生活は続くのだろう」という漠然とした気持ちで、親の介護支援を見守り続けていただける看護や介護の皆さんにお世話になっていた

もっとみる
出来てますか? 自他尊重の伝え方!

出来てますか? 自他尊重の伝え方!

例えば、超慎重に物事を進める人と生産性の意識が強い人とがペアを組んで新たな仕事にチャレンジする場合、それぞれ得意な領域でコラボできるまでは、ともすればギスギスした関係になることも多いのではないでしょうか。

迫る納期の中で、さまざまな突発業務が入ってくると緊張感の中でお互いの力が相乗効果を生まないことも出てきます。

そこで、必要となるのが自分も相手も傷つけることなく大切にする「自他尊重」の伝え方

もっとみる
企業で採用が増えている職業適応性テストDPIとは?

企業で採用が増えている職業適応性テストDPIとは?

職種に対してどれくらい適した素質を持つかを測定することが目的の適性検査。内面的な感情や意欲、価値観などから、もっと深い適性を見極めることが必要な時代となりつつあります。

Web検査での利便性も加わって、多くの企業が採用でも実施しています。

DPIテストで測れるのは、態度能力と知的能力

中でも態度能力というのは企業で実績を挙げるパーソナリティ特性であり、主に対人関係処理能力とその意欲を測ること

もっとみる
どういった仕事に自分は興味関心があるか?のツールVPI検査だけでは判断しないで!

どういった仕事に自分は興味関心があるか?のツールVPI検査だけでは判断しないで!

VPI職業興味検査は、160の具体的な職業に対する興味・関心の強さを測定するためのフォーマル・アセスメント(標準化された検査)です。キャリア心理学で有名なホランド博士が開発した「職業興味検査」を、雇用問題研究会が日本版に翻訳したものです。

ホランド博士が定義した「6つのホランド・タイプ」は、現代キャリア構築論のあらゆるシーンで利用されています。

この6つの職業興味領域(R:現実的、I:研究的、

もっとみる
厚生労働省編一般職業適性検査(GATB)って何?

厚生労働省編一般職業適性検査(GATB)って何?

自分の適性を考え職業適性を選び出す際に、活用できる検査ツールがあります。能力的側面のうちの基礎的な能力特性として、今はできなくても、学習や訓練によってできるようになるだろう可能性や潜在的能力をみている適性検査ツールのGATB。

 基礎的な能力(適性脳)の9種類を測定することにより、能力面からみた個人の理解や個人の適職領域を探索し、個性を生かした職業選択を行うための情報提供を狙いとしている。
適用

もっとみる
会話する相手が好印象を抱くかどうかアクティブな聞き方を試してみませんか?(思いやりの実践)

会話する相手が好印象を抱くかどうかアクティブな聞き方を試してみませんか?(思いやりの実践)

普段の会話で相手の話したいことを言い換え、確認するメリットにはどんなことがあるでしょうか。
相手の言った内容をパラフレーズして確認することで、自分がどれだけ理解しているかを確認できます。また、こちらが真剣に聞いていることも印象づけることができます。

 「なるほど、○○ということですね」と、相手の考えである「○○」を入れるわけです。

 会話中に疑問が起これば、「○○とおっしゃいましたが、◇◇とい

もっとみる
「傾聴」できる人には「生き抜く力」が備わる!?

「傾聴」できる人には「生き抜く力」が備わる!?

「今更、傾聴?されど傾聴」というオンラインセミナーを受講しました。
傾聴とは、カウンセリングプロセスを目的に向かって前進させる条件である。ということを改めて認識できた場となりました。

 この傾聴は、『スタンフォード式 生き抜く力』著 星友啓に書かれている「生き抜く力」3要素の1つめ「聞き取る力」や2つめの「共感する力」にも通じます。これにはやはりトレーニングが必要だと。また、キャリアコンサルタン

もっとみる
強くしなやかな心で逆境を乗り越える!

強くしなやかな心で逆境を乗り越える!

 先日、あるZoomのセッションで、メンタルがヘロヘロになっていく中、困難を自らで受容し、誰かに自分の逆境を楽しく伝えることで「失敗してもいいや」と、逃げずに立ち向かうあるキャリアコンサルタントの方と出会いました。
 
 楽観的にということですが、なんでもかんでも物事を楽観的に捉えられることが、レジリエンスを備えているわけではありません。
まずは嫌なこと、困難なことに目をそむけず現実を受け止めます

もっとみる
会場+オンラインでの講演が演者に迫っていることとは?

会場+オンラインでの講演が演者に迫っていることとは?

貸し会議室やホールをメイン会場としてセミナーをしながらオンライン参加者もいるという通称ハイブリッド型(会場とWeb参加での掛け合わせ方式)といわれる場合、会場に、オンライン参加者や会場のマイク音声を流す必要があるので、特にハウリングなどが起きないよう注意が必要になります。

この場合の工夫点として
① 会場のマイクとスピーカーを同じPCから取り、音のループを回避する
②  オンライン参加者のスピー

もっとみる