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すべての働く人たちにとっての大事な条件:「心の健康状態」

メンタルヘルスの3つの予防がキャリアコンサルタントにとって必要な知識とされています。

心の健康の保持・増進のことを指す一次予防として、

① 仕事のやり方への工夫:仕事への働きかけ
② 周りの人への工夫:対人関係への働きかけ
③ 考え方の工夫:認知への働きかけ(仕事の捉え方や仕事の全体像をイメージする)

があります。

相談者のストレスマネジメントを支援するキャリアコンサルタントとしては、

1. 問題を整理し、解決策を検討し、解決策の実行に移す。というプロセスを支援していく。
2. 時間の使い方のモニタリングと問題点の明確化⇒目標の設定⇒行動計画の作成
3. 休息の取り方の見直し
4. サポート希求行動促進・・・ 周囲からのサポートをうまく求められるように
5. 認知的アプローチ  ・・・ ストレスを溜めやすい考え方から柔軟な考え方へ

などの支援が可能です。

 メンタルヘルスは「働く」うえでの心の健康状態です。

一次予防のウエイトも増えてきている背景から、さまざまな知見が出てきています。これらの知見を有していることが、より良いメンタルヘルスの状態で働けるような支援を可能にします。

米国立労働安全衛生研究所(NIOSH)の職業ストレスモデルでは、ストレス反応に与える要因として、「個人的要因」「仕事以外の家庭などからの要因」「社会的支援などのストレスを緩和する緩衝要因」が取り入れられています。

 特にストレス反応の強さは、個人的要因の影響を大きく受けます。だれもがメンタルヘルス不調になる可能性があるわけですから、職場環境の改善や管理監督者(ネットワーク)が対処していくことも「心の健康問題」の正しい態度となります。

 職場の管理監督者との連携も大事なポイントです。

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