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会場+オンラインでの講演が演者に迫っていることとは?

貸し会議室やホールをメイン会場としてセミナーをしながらオンライン参加者もいるという通称ハイブリッド型(会場とWeb参加での掛け合わせ方式)といわれる場合、会場に、オンライン参加者や会場のマイク音声を流す必要があるので、特にハウリングなどが起きないよう注意が必要になります。

この場合の工夫点として
① 会場のマイクとスピーカーを同じPCから取り、音のループを回避する
②  オンライン参加者のスピーカーがオンになっていると音のエコーの原因となるから

難しい点は、会場のマイクもオンラインの音声も会場の音響設備で流す必要が生じ、エコーが起きやすくなり、どうしても事前の音テストなどが必要になります。会場に相談してハウリング解消してもらえるようにしましょう。場合によっては、講演者が会場用とオンライン配信用と2個のピンマイクを離してつける必要も生じてしまいます。

 参加人数が多く、広い講演会場の場合には、しっかりとした配信・ミキサーの専門のプロに委託することもありますが、最近では講演者自らが持参のPCで資料提示から2~3台のWebカメラ設置し、音声をも最適化される方も見受けられます。巣ごもりのご時世でYouTubeライクに講演会場とオンライン参加者を巻き込まれます。

 このような講演会場とオンライン参加者を融合して伝える際のベストなやり方は、講演者側の創造的に表現していくメディア・リテラシーが必要ではないかと感じます。なぜかというと、会場側参加者の方には中々オンライン参加者の顔などもわかりませんし、意識もしない場合が多いわけです。この会場とオンライン参加者を一体化させるのも講演者の腕の見せどころになってきたのではないかと感じます。

講演会場とリモート参加の方をつなぐのは演者のキャラクターとあらゆる形態のメディア・メッセージにアクセスし、伝えていく。このことがどこから参加していても記憶に残る講演を実現していくように思えてなりません。


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