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なぜ冬の朝は静かなの
ついに春一番が吹き、冬も終わりを告げようとしている。
強めの風が吹くたびに、これは春一番なのではないか、今度こそ春一番なのではないか、とまだ見ぬ大地を目指す探検家よろしく、ぺろりと舐めた人差し指を高々と掲げ、風を読んでにやりとしては、翌朝布団から出られずがっかりしていた。
冬は好きだが、苦手だ。
激辛料理のようなもので、その味わいは好きでも身体が拒絶してしまう。
高校生くらいのときから、冬
君もみのむしになって自信を得よう、そして脱いで街へ出よう
ここ数日の雑多な日記
今日は夕方から自宅で映画を観た。
それがとてもよかったので感想を今後どこかに残したいと思う。
クリスマスイブにpodcastを始めたのだが、いよいよ、こういった感想などをnoteにするか、podcastにするか、はたまたInstagramにポップに残すか、散らばりすぎて2つ以上のことを同時に行えない自分は反復横跳びみたいになっている。
ひとつのものを完成させるまで、周り
ドアの前に広がる音楽
なにか用事を終えた帰り道、必ずといっていいほど音楽を聴いている。
いいことや、なにか嬉しいことがあった楽しい帰り道も、悪いことや、なにか悔しいことがあった悲しい帰り道も、ほぼ例外なく、その時に合わせた曲を聴いている。
自分にとって”音楽を聴く”ということ自体が目的になることは、日常を暮らす上ではない。
音楽を聴くこと自体が目的になる状況とは、すなわち足を運んでライブを観に行くことなど、能動的
もう二度と戻らない町
3日続いたアルバイトの研修も今日で終わりを迎えた。
この3日間、朝10時から夜19時まで、毎日1時間半、電車を乗り継ぎ、ときに行き先を間違い、なんとか通いきった。
移動含め実質朝7時半から夜21時まで拘束されているので、1日それに時間を使ってしまっていた。
3日間とも空は灰色だった。
路面に面した扉のない店舗の隅で作業をするため、手先をさすりながらドライバーを握った。
人の機械を修理するの
あんたがいちばんストレンジ
先日、遅ればせながらNetflixで配信されている『ストレンジャーシングス』というドラマの1話を観た。
私は、グーニーズとか、ジュラシックパークとか、冒険映画ないしドラマを観ることが好きだ。
正直お話自体が好きというよりかは、それについてくる体験をひっくるめて好きで、自分にとって癒しのエンタメなのだ。
基本映画館でものを観るほうが好きなのだが、配信されている冒険ものは、家のソファで、キャラメ
童謡をまちに響かせる
童謡が好きだ。
聴くのも、うたうのも好きだ。
とはいえ、童謡をイヤホンで聴くかというと、そうではない。
大人にもなって童謡か、と言われても無理ないが、それでも童謡が好きだ。
幼い頃に幼稚園で歌ったからとか、テレビで流れていたとか、それももちろんあるし、通っていた学校柄、そういった曲に触れる機会も少なくなかった。
ただ、はっきり言える。
大人になってからのほうが好きなのだ。
もちろんノス
シーサイド・ブルーベリーマフィン
前回のライブが終わって一週間経ったころ、どんくさい自分は、時間差で緊張が解けた。
やっと肩の力が抜けたと思いきや、やってみたかったあのネタを明日までに完成させなければ、ああ、あれをして、これもして、とアワアワしてしまい、全て放り投げて、23時半から深夜のお菓子作りを開始した。
お菓子作りという名の、大人の理科実験である!
今回はブルーベリーマフィンを焼いた。
以前記事にしたバナナケーキと、
海の向こうからの手紙
今日は、8月末に急遽留学することが決まった出身劇団の後輩からの誘いを受け、都内へ出かけた。
昼過ぎに駅の改札で落ち合った後輩は、肩につくかつかないかの長さでまっすぐ切りそろえられ、内側が明るいピンクにもオレンジにも見えるような色に染められたさらさらの髪を手で払いながら近寄ってきた。
彼女は自分が4年代のときに新人として入団してきた後輩だ。
学年も歳も離れていて、自分は演劇経験も多い方ではないし
チョコレート含有率は幸せに比例しない、という救い
今日はめくるめく冒険の日であった。
いや〜〜。
マスクの下、いや〜〜、とつぶやきながら帰路についた。
ちょっとお笑い(?いや、人間)の話をしてしまう。
今日はピンの芸人になって、初めてひとりでしっかりお話する機会を設けてもらったのだが、緊張の臨界点を突破し、正直ほとんど記憶がない。大反省するほかない。
こういう時、改めて孤独を感じた。
お笑い芸人として、おしゃべりする瞬間はたいてい、喋ら
誇り高きクレープ屋店主とその作法
始めた時は特に深く考えていなかったが、最近このnoteは自分の中で、普段の自分とまるきり乖離したもののように感じている。
架空のだれかが、誰に届けるわけでもなく、自分のためだけに放送しているラジオに、たまたま周波数が合って、たまたま興味を持ってくれた人が、寝る前にこっそり聞き耳をたててくれるような存在だったらいいなと思うようになった。
それはきっと、記事を書く時、きまって音楽を聴いている影響も大い