記事一覧
アレクシェービチと横顔と「100分で名著:~戦争は女の顔をしていない~」
さて、今回はこれを読書記録とするのはどうかとかなり迷ったが取り上げることにする。NHK100分で名著による「戦争は女の顔をしていない」テキストである。
著者スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチについてはその著作より先に2020年のベラルーシの大統領選挙の混乱やそのデモ活動を伝えるニュースのなかで知った。コロナ禍という未曽有の事態を迎えてなお独裁国家は存在しまだ争いがあるのかという不勉強ゆえの戸惑い
映画「カモン カモン」ただひたすらの一歩と洗練と。
夏が終わる。季節の変わり目はいつもちょっとした感慨を呼び起こすものだが、夏の終わりは格別なものがある気がする。子供のころの躍動的な記憶や一方でお盆や終戦記念日といったせいなのか、ふと「彼岸」に思いを馳せることになったり混合した不思議な季節だ。
そんなことでまたも予定変更で今回取り上げるのはは、マイク・ミルズの「カモンカモン」全編モノクロームでダイアローグ中心。非常にアメリカ的・・・というか東海岸
エルヴィス もしくは夢の裏側
日本ではあんまりヒットしなかったらしい映画「エルヴィス」 個人的にはこのタイミングで観ておくべき作品だったとの感が強い。劇場に足を運んでおいてよかった。総じて良い作品部類に入るだろう。オスカーにかかるかは微妙なセンだが、このクオリティまで達しているならオスカー云々なんてどうでもよい。文句なしだ。音楽の神に愛されたとしかいいようのない、稀代のアメリカンドリームの体現者たる青年の物語。薬の過剰摂取によ
もっとみるアウトプット、記録するということ
勤め人としての人事的施策?企画?の流れで、意外にも長いこと手を付けていなかった「アウトプット」というか、端的に言って文字・文章をメインとした「記録」という行為に、今更ながら手を付けることになった。正直noteに書いてみることはイメージにあったものの、手を動かすことは初めて。今回は、勤め人としての業務一環という側面もあるので何より継続を前提を第一目標としていることもあり、まずは「短時間」で書ききるよ
もっとみる