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私の表現を、活動を。もっともっと深く知って。

ネットの垣根を超え、ボランティア活動やグループ展、テレビ局の取材などで現実でも共感覚の活動を伝えることが増えた。そして、そのたびに「よくわからない」と言われることも増えた。

なんとなくわかるけれど、完全に理解するにはさっと会話するだけでは難しすぎる。それは自分でも感じている。

共感覚はここに書き綴っている通り、個性であり、特性だ。それを簡潔にうまく伝えることは想像以上に難解で、身近に感じてもらえることも難しく、今の課題でもある。

しかし、発達障害や学習障害、HSPだって、最初はきっと「よくわからない」人が大半だったはずなんだ。

よくわからないけれど人と違う特性がある、と少しずつ容認され認知され、そして今のような支援サポートの充実や、社会の理解もある。

人は、自分と違うものを理解することは意識しない限りとても難しい生き物だ。左利きですら認められない、そんな時代だってあったじゃないか。

しかし、「共感覚」も個性で、特性で、

誰かが伝えていかないといつまでもこのことが浸透していかないし、理解もされない。なんだかわからない、なんとなく聴いたことはある、そんなぼんやりとしたまま、社会に溶け込まない個性であり続けてしまう。

そうなってくると生きづらさを抱えている人を支援、サポートしてくださる人や場所にすら届かない。ボランティア活動を通し、共感覚当事者の子供たちに伝えるためには、まずはそういった支援をしている人たちへの理解が必要だと感じた。これは実際に現場を見なければわからなかったことだった。

どこか遠くの世界のようにとらえられてしまう共感覚を、わからないと言われても、諦めずに私は伝え続ける。

山口葵としての活動の幅を増やし、様々なパフォーマンスをして、私を知り、そしてこの活動に間接的に興味を持ってほしい。

そのために色々な動きをしている。全ては一本線で繋がっている。
私の表現を、活動を。もっともっと山口葵を深く知って。

共感覚者を社会に伝えていく第一人者に、私はなるんだ。

山口葵

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