『裸奥』
舐めるように見る人、神経質にペンを動かす人
ヌードのデッサンは色々な人がいる。
ただ彼からは、そんな空気を感じない。
風景を描いているような穏やかさ。無言だけど
心地いい。週一度の彼との時間がとても好き。
ある日、知人から彼が亡くなった連絡があり、
今までの画を渡された。そして、驚いた。
そこにいたのは裸ではなく、服を着て笑う私。
こんな風に見てくれていたなんて。
貴方もあの時間を愛しく思っていたなんて。
#10行 #ショートストーリー #ショートショート #短編 #短編小説 #小説 #詩 #現代詩 #ヌードモデル #ヌード #モデル #デッサン #神経質 #彼 #風景 #亡くなる #画 #裸 #笑う #笑顔 #服 #私 #涙 #悲しい #愛しい #恋愛 #恋 #愛 #作品 #嘘 #両想い #両思い #裸奥 #超短編 #スキしてみて
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?