記事一覧
ハッピー・乳・イヤー
除夜の鐘の音を聞くと、母乳が止まらなくなるのは、今に始まった話ではない。
あのボォ〜ンという意味もなく性的に私の乳首を刺激する音色は、毎年108発もの母乳を噴射するのも無理はない。
尚、『ハッピー・乳・イヤー』という親父ギャグは禁ずる。毎年聞きすぎて乳首に、いや、耳にタコができるというもの。
今年も私の母乳を噴出する時期が訪れた。
音というのは、人に様々な感情を与える。
元気が出る音、
そして誰もいなくなった。
悲鳴が館内に響き渡る。
すぐさま部屋に飛び入ったのは、メイドの一人。
倒れていたのは、死体となった館の主人の姿だった。
「ご主人様⁉︎ 主人様が! ……おや?」
倒れた主人の前には、謎の白い粉が床にこぼれていた。
気になったメイドは、指の腹で粉を取って舐める。
「ペロッ、こ、これは青酸カリ⁉︎ ……げふぅーっ‼︎」
メイドは主人と重なるように倒れて死んだ。
「な、なんだ⁉︎」
メイド