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「バスケは好きですか?」込められた熱き想い。映画『THE FIRST SLAM DUNK』感想

「バスケは好きですか?」込められた熱き想い。映画『THE FIRST SLAM DUNK』感想

先日『THE FIRST SLAM DUNK』見てきました。
タイトルに書いたようにネタバレに関する配慮はいたしませんので、まだ見ていない人でネタバレが気になる方はブラウザバックでお願いいたします。

――では。

前提から話しますと、わたしは小中高はバスケをやっていて、しばらく間が開きましたが今も週一でバスケをやっています。NBAも好きです。
ジャンプを買っていたわけではないもの、バスケ部に所属

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あなたは『デビルシャーク』を見てはいけない。

あなたは『デビルシャーク』を見てはいけない。

「サメ映画総選挙」っていうのがありましてね。
中野ダンキチさんという方が有志でやられている好きなサメ映画No1を決めようという試みです。2019年に続き2021年に2回目が行われました。

2021年の総選挙では451票(ひとり1票なので451名)の投票があったということで、なかなか立派な数字ではないでしょうか。

そもそもサメ映画を何本も見ている奇特な人という時点でレアなのです。そんな人が数百と

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『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を見たのでネタバレしながら感想を書いておく。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を見たのでネタバレしながら感想を書いておく。

ネタバレの配慮はいたしませんのでそのつもりで。
これから内容を知らずに見たい方はブラウザバックでお願いいたします。

というわけで、プライムで配信されるということで見れるかなーっと思っていましたが、無事見れました。『シン・エヴァンゲリオン劇場版』。

ちなみにわたしがエヴァを一番好きだったのは、中学生のときで、テレビ再放送がやっていた時期。話題作であることは知っていましたので、全部録画したところそ

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二度は見たくないウツ映画の話

二度は見たくないウツ映画の話

長雨が続いて、うっとうしいからウツ映画を見よう。

……とはなかなかならないと思いますが、人生長い道のりの中でそういう機会もあるかもしれません。そんなときに必ず役に立つ、『二度は見たくないウツ映画』を4本ご用意いたしました。

皆様の役に立てることを心から祈っています。
ちなみに、ウツ映画といえば真っ先に出てくるであろう『ダンサー・イン・ザ・ダーク』とか『ミスト』とかは決して嫌いではありませんが、

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500日におよぶ真夏の怪談ストーリー

500日におよぶ真夏の怪談ストーリー

 秋も終わりがけのその日。

 日が落ちてからはもうだいぶたっていた。駅のホームにいる人影はまばらで、いっそう人気のない場所を探して「少し奥の方に行こう」と彼女をうながす。
 精一杯のさりげなさを装って他愛ない会話を続けていたつもりだけれど、緊張の系が今にも切れそうなほど張りつめた僕にそんな芸当かできていたとは思えない。そんななか、残った勇気をふりしぼって僕は本題を切りだした。

「僕と付きあって

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ずっと続くものなんて

ずっと続くものなんて

結婚した人の半分は別れる。それが今の日本の現状だ。そもそも結婚という制度自体が血筋を明らかにするための制度で、誰もそんなものに重きをおいていない。おいていないにも関わらず、「結婚する」となればそれなりな重圧がのしかかるエポックメイキングな出来事に早変わり。いつの時代も3万円という金額は大きい。

なぜ急にこんな話をしているかというと、「ブルーバレンタイン」という映画を見たせいだ。

最近見た映画の

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今年200本以上映画を見た私的に誰かに刺さったら嬉しい映画5本【レビュー】【映画】

今年200本以上映画を見た私的に誰かに刺さったら嬉しい映画5本【レビュー】【映画】

大層な数字を出してしまったものの、実は証明できるものがない。

……というのも、私は今でこそ映画を『filmarks』というレビューサイトに見た映画を端から書いているけれど、それは今年の4月からしか書いていないのだ。とはいえ4月からで186本だったので、年間200本以上と言っても決して嘘ではないだろう。

映画はDVDかサブスクで見ているため、新しいものを映画館で見たりはあまりしない。話題作はとも

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妻が郵便局に行っている間に【エッセイ】

妻が郵便局に行っている間に【エッセイ】

――というわけで、10分足らずのこの時間。手持無沙汰になってしまった私は、500字くらいなら何とかなるだろう……という思いで筆をとっている。

昨日、妻は「ママ友みんなで映画を見よう」という会合をしていた。
みんな子供もいるし、映画館に集まるわけではなく、子供を寝かしつけてから、モニターの前に集まって、アマゾンプライムの一緒に見れる機能を使って、チャットでワイワイやりながら映画を見るんだそうな。

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『her』とAIと結婚と

『her』とAIと結婚と

ずいぶん昔も同じような記事を書いた。

私は『her』という映画が大好きで、この映画を見るたびに感情を揺さぶられるせいだ。そのゆらぎの一端をここに書き留めたくなるようだ。見たことのない人は一度見てみてほしい。

姿はなく声だけの存在だが、人格を持ち、持ち主の性格や趣向を学習し、成長し続けるAI。そんなAIの女性に恋をする話だ。

ネタバレがあるので、知りたくない人は映画を見てから読むことを推奨する

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こころは海賊 無知なる貴族 目指す宝は『映画』の世界

こころは海賊 無知なる貴族 目指す宝は『映画』の世界

今まで詳しくなかったモノを見つけて、その知らない「何か」に手を出すとき。

私の心は早鐘をうちはじめ、まだ見ぬ世界に心がわき立つ。

そこには「目に見えない財宝」ならぬ『目に見える財宝』が、これでもか、とばかりにひしめいていることを、私は知っているからだ。



私はここ2年ほど『映画』にはまっている。

映画にはまったのは人生で3度目のこと。
高校生の時はテレビで放映される映画、――特にアクシ

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『怪怪怪怪物!』外に出られない今だからこそホラーを見よう!【映画】【レビュー】

『怪怪怪怪物!』外に出られない今だからこそホラーを見よう!【映画】【レビュー】

どうも私は意外とホラーが好きらしい。

と、ここ最近映画を見あさっていてよく思う。数ある売れた作品、評価された作品も見ているけれど、心に突き刺さることが多いのが『ホラー映画』なのだ。不思議だ。

そして家からなかなか出られない今だからこそ、配信サービスでみられる良質な作品を共有しよう。そういう崇高な心で、世のため人のためを思って紹介しようと思う。その名も

『怪怪怪怪物!』

という。台湾のスプラ

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映画好きにおススメしたい漫画3選【レビュー】【漫画】

映画好きにおススメしたい漫画3選【レビュー】【漫画】

星の数ほど映画はありますが、「映画に関する漫画」も沢山あります。

作り手の情熱や苦労を描いた漫画や、いち映画ファンとしてすでに世に出ている映画を再発見する漫画。すこし変わった映画を集めた漫画などその切り口は様々です。

今日はそんな「映画に関するオススメ漫画」を3つ選んでみました。

■邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん(服部昇大 )「邦キチ」とは「邦画キ○ガイ」の略です。

女子高生にし

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時代を先取った天才の狂気【パーフェクトブルー】【映画】【レビュー】

時代を先取った天才の狂気【パーフェクトブルー】【映画】【レビュー】

先日、こんなツイートが流れていたことを知っているだろうか。

もちろん、実際にはこんな奇抜なラインナップを金曜ロードショーでやるわけはない。
どの作品もアカデミー賞長編アニメ映画賞候補作品に選ばれたりと、高く評価されていたことは間違いなく、アニメーションの限界に挑んだ意欲的な中身も文句なしに素敵だ。

だが、今敏(こん さとし)という監督は一般的な知名度には正直欠ける。

今でこそ大人気になってし

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人は、なぜ映画を見るのか?

人は、なぜ映画を見るのか?

これは、『人生はシネマティック!』という映画に出てくるセリフだ。

この問いは、別に映画でなくともよい。ドラマでも小説でも漫画でもよいだ。「創作されたモノ」すべてを指して問われている。

さて、あなたならなんと答えますか?



映画の紹介も先にしておこうか。

1940年のロンドンで、時代は第二次世界大戦が始まったばかり。映画会社は、政府に戦意高揚のためにプロパガンダ映画を撮るように命じられる

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