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2020年4月の記事一覧
書を持とう、うちに居よう(バーナード嬢曰く。/施川ユウキ)
君は今、何をしてる?
何かしてる? 何もしてない? まあ、どっちでもいいんだけどね。
……もし、何もしてなかったらさ、本でも読まない?(それとも、すでに読んでいるのかな。)
だってさ、読書っていうのは、脳に多大なる影響を――とか、そんなことをいうつもりはない。
ただ、「スマ○ラ、一緒にやろうよ」とか、「おすすめのユーチューバーがいてさ」とか、そんな誘いと同じノリで、「本でも読まない?」って
本日も、外に出られませんので(くちぶえカタログ/松浦弥太郎)
外に出られない日は、読みたい本のタイトルをAmazonで検索して、その結果をだらだら閲覧することがある。表紙を眺めるだけでも、案外にやにやできるもんだ。
「お買い上げはしないのか」と訊かれれば、「するよ。よおく吟味してからね」と答える。僕は、お金持ちじゃないからね。使えるお金には、限りがあるのさ。
それに、本当に欲しいものも、たくさんあるわけじゃないから。最近、思うんだ。本当に欲しいものって、
その目には、何が映る(マツダケン作品集/マツダケン)
同じ目で、同じものを見ても、その目には違うものが映る。そういっていたのは、誰だったろう。
たとえば、道端の花一輪。
ただの雑草だと思う人がいて、可愛らしいと思う人がいて、そもそもまったく認知していない人がいる。
なので、ソレについて語ることは、なかなか難しい。なぜなら、自分が思い描いていることと、相手が思い描いていることは、違うから。自分の目に映ったものが、相手の目にも映ったとは、限らないか
愛を語りて(愛の輪郭/相澤義和)
愛は、「不明瞭」で「抽象的」で、目に見えない。
人は、目に見えないものを信じない。(その存在を証明できるのなら、話は別だけど。)だから、目に見える形で、愛を求めようとする。キスとか、セックスとか。それをすることが、愛の証だと信じて。
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前作『愛情観察』を愛読書にしている僕だけど、それは同時に、パートナーの愛読書でもあった。だから、『愛の輪郭』がうちに届いたその日は、2人で一緒に眺めることに
春と蕾(arne/haruka nakamura)
“arne”って、何かな。
7年前、僕が初めて“arne”を知ったとき、検索にかけてみても、芳しい情報は得られなかった。(aを大文字にすると、男性の名前になるらしいけど。)
なので、現在2020年。もう一度、検索にかけてみた。“arne”は、ノルウェー語で「囲炉裏」を意味するらしい。
僕には、どうもしっくりこなかった。“arne”は、春を連想させることばだと思っていたから。どちらかといえば、