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子供の未来を創る「見守る力」【かあちゃん学】教育編#2


子供のために学校を設立してしまった、オードリー・タン母の【かあちゃんパワー】

オードリー・タンの母親、李雅卿(リー・ヤーチン)氏の物語は、まるで「かあちゃん学」の教科書のようです。オードリーが伝統的な学校教育に馴染めないことを見抜いた李氏は、その選択を温かく尊重しました。オードリーが学校に行きたがらなくなったときも、彼女はオードリーの感情を大切にし、その背後にある才能を見守りました。

この「見守り」の姿勢が、後に「種子学苑」創設の原動力となります。オードリーは、知識欲旺盛な子どもで、教室では教師を困らせるほどの質問攻め。でも、李氏はただ叱るのではなく、オードリーの才能を見守り、理解し、育む場を作りました。

1997年に誕生した「種子学苑」では、子どもたちの個性を大切にし、自分のペースで学べる環境が提供されています。まるで、子どもたちの「種子」が自由に育つ場所。李氏の「見守り」の精神が、ここに具現化されているのです。

この教育方針は、「かあちゃん学」の「見守る」の精神そのものです。子どもたちが自分を理解し、成長する力を育むために、彼らの個性や才能を見守り、支える。李氏の取り組みは、まさにこの「見守り」の精神を具現化したもので、その価値は計り知れないものと言えるでしょう。これこそが、楽しくて、温かい「かあちゃん学」の魅力ですね。


【かあちゃん学】の「見守る」とは?


「かあちゃん学」における「見守る」という概念は、教育の現場において、特に「挑戦させる側」と「挑戦する側」の関係性において重要な役割を果たします。

「挑戦させる側」、すなわち教育者や親は、子供たちが自分の可能性を探り、試行錯誤する過程を静かに見守ります。この「見守る」行為は、子供たちに自由な空間と安心感を提供し、自主性を育む土壌となります。教育者や親は、過度な干渉や指示を避け、子供たちが自らの意志で「やってみる」ことを奨励します。

一方で、「挑戦する側」の子供たちは、この包容的な環境の中で、自分の興味や才能を追求し、自己表現を楽しむことができます。失敗を恐れず、自分のアイディアや感想を自由に表現し、その過程で自己肯定感や社会性を育んでいきます。

「かあちゃん学」の「見守る」は、このように「挑戦させる側」と「挑戦する側」が共に成長し、お互いを尊重し合う関係を築くための重要な要素となります。


「見守り」を重視する台湾の教育 


台湾の教育改革は、まるで「かあちゃん学」の「見守り」の精神が踊り出てくるような、温かい取り組みが盛りだくさんです。

2019年にスタートした「12年国民基本教育」は、子どもたち一人一人の輝きを大切にし、自分から進んで学ぶ姿勢を育むことを目指しています。
この教育改革は、「かあちゃん学」が提唱する、子どもたちを優しく見守り、成長を応援する姿勢そのものですね。

さらに、台湾では「種子学苑」のような実験学校が注目されています。
ここでは、子どもたちが自分で時間割を作ったり、ルールを決めたりと、
まるで小さな社会を作り上げているかのよう。自律的な学びが楽しく推奨されています。

これは、「かあちゃん学」の「見守り」の精神が、子どもたちが自分の道を見つけ、成長する力をしっかりと育む場として具現化されているのです。
「かあちゃん学」から見れば、台湾の教育改革は、子どもたちを心から信じ、見守ることで、彼らが自分の力で花開き、社会に貢献できる人材へと成長していく姿を描いています。

これは、未来の世代を温かく育むための、楽しくて、希望に満ちた取り組みと言えるでしょう。

台湾の小学校【ギフテッドクラスのカリキュラム】
筆者の娘:現在、台湾でギフテッド教育課程を受講中
台湾のオルタナティブ教育で自信をつけた、筆者の息子
日本で夏休みを過ごす。双子ちゃんたち。

台湾の子供たちを、日本で「見守る」一人の楽天的なパパとして、私は「かあちゃん学」の精神で、未来を明るく、楽しく彩りたいと思っています。

子供たちが自由に夢を追い、笑顔で日々を過ごせるような社会を一緒に作り上げていきたいですね。「かあちゃん学」を取り入れて、子供たち一人一人を温かく見守り、彼らの才能が花開く瞬間を楽しみにしています。


次回は
【かあちゃん学】教育編#3
「信じぬく」という魔法


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