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うったんおばさんの冒険旅行

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キーワードは唯一無二の旅。直感で行動する旅はハプニングも多いけど、その分、忘れられない旅に!国内のみならず、世界各地で経験したハプニング満載な冒険旅行を綴っていきます。私が経験し…
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#わたしの旅行記

みちのく潮風トレイルDAY2&3〜普代水門〜弁天崎灯台

みちのく潮風トレイルDAY2&3〜普代水門〜弁天崎灯台

昨日から一気に冬が強まり、吹雪の朝になりました。
いよいよ冬モード、鹿あり、スリップあり、車の運転には十分注意します!

今日は前回の続き二日目と三日目をまとめてお伝えしますね。
ですので、長いです〜

初日に小袖海岸まで歩き、電車で普代村へと進みました。
宿は普代村にある「国民宿舎くろさき荘」にお世話になることに。

この「くろさき荘」さん、なかなか良かったです。
というのは、トレイルプランとい

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みちのく潮風トレイルDAY1〜久慈駅から小袖海岸へ

みちのく潮風トレイルDAY1〜久慈駅から小袖海岸へ

さて気を取りなおして、事故の前に行ってきた「潮風トレイルvol.2」のことを書きますね。

この企画は数年前から始めたロングトレイルウォーキングの一つ。
お客様をお連れして、1回につき2泊3日で歩をすすめ、現地を味わいながらゆっくり歩くツアーです。
しかし全長約1,000kmに及ぶので、いくらなんでも全てをゆっくり踏破するとなると、「私生きていられるかしら?」なーんて言うゲストさんもいるので、険し

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マチュピチュ以外の見どころと、最後に襲った悲劇

マチュピチュ以外の見どころと、最後に襲った悲劇

4回に渡ってお伝えした「インカ・トレイルの旅」ですが、たくさんのスキとコメントをありがとうございました。
書くことは大好きなのですが、ときに「う〜む、どうやって伝えようか」と唸ってしまうとき、noterさんのことが頭に浮かび、「よし!」と、もう一踏ん張りできる私がいます。

さて無事にフィナーレを迎えた私たちですが、ここで終わらないのが旅の醍醐味??

なかなか大変な事態に襲われることとなりました

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憧れの聖地インカ・トレイル4〜いよいよフィナーレ!「今、この時代を歩けるということ」

憧れの聖地インカ・トレイル4〜いよいよフィナーレ!「今、この時代を歩けるということ」

2日目は、いよいよ標高4,215Mの1st PASSを越える行程です。
テント場Paqaymayuは3,500Mにあるので、1,115Mを登り700Mを一気に降るという正念場。

私にとって「歩く」ということは、生きている証と言っても過言ではありません。

なぜなら、大病の時に歩くこともままならない苦労があったので、2本の足で立って、普通の速度で歩けるということ自体が奇跡だと感じてしまうからです。

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憧れの聖地インカ・トレイル③〜検問所を越え、いよいよスタート!

憧れの聖地インカ・トレイル③〜検問所を越え、いよいよスタート!

インカトレイルはペルー政府が入場制限をしているので、事前にパーミットを貰う必要があります。
またライセンスを持つガイド(ポーターも)の同行は必須なので、混んでいる時期は相当早くから予約しないとなりません。
ちなみにパーミットを取るにはパスポート情報が必要です。

個人で背負っていく荷物も重量が制限されていますが、テントや食糧諸々の共同装備は全てポーターさんが上げてくれるので、シュラフやマット、簡単

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憧れの聖地インカ・トレイル①〜トラブル乗り越えエンヤコラ、ペルーは遠いなぁ…

憧れの聖地インカ・トレイル①〜トラブル乗り越えエンヤコラ、ペルーは遠いなぁ…

2013年9月、リマからペルーのクスコへ向けた飛行機の中。
一抹の不安を抱えながら、窓の外に広がる初めて見る南米の景色を、ボーッと眺めている私がいました。(全文2,497文字、長いです)

旅の目的は「マチュピチュを目指し、インカ・トレイルを歩くこと」

一体なぜそこへ行くことになったのか?

簡単に説明すると、その前の年に参加した「屋久島縦走ツアー」で様々なアクシデントが発生し、それを乗り越えた

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これが都内?〜自然豊かな等々力渓谷、地元ネタ満載

これが都内?〜自然豊かな等々力渓谷、地元ネタ満載

ミーンミンミンミンミン!
「うるさいなぁ、もう。
こんな中、よく寝てられるよね??」
と、泊まりにきた友達に、よくそう言われたもんです。

夏の大合唱の代名詞ともいえる「ミンミンゼミ」
その溢れんばかりの唄声に育てられたのが、私の幼少期です。

さて私の生まれ育ちは、東京都世田谷区の等々力という町。
「世田谷に住んでます〜」と言うと、「まぁ山手のお嬢さんなんですね」なぁんて言われたもんですが、いや

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里山と奥山が見事に融合!〜素晴らしき霊峰・岩木山へ

里山と奥山が見事に融合!〜素晴らしき霊峰・岩木山へ

今年は春の訪れが早いですよね。
3月中旬、まだまだパウダースノーが滑れると思いきや、まさかのザラメ雪…
山がカチンコチンにならないだけ、まだマシと言い聞かせ、お客様をお連れして「霊峰・岩木山」へ行ってまいりました。

青森県にある本州最北端の百名山、岩木山は別名「津軽富士」とも呼ばれる信仰の山です。

そうそう1980年にヒットした松村和子さんの「帰ってこいよ」という歌のフレーズにも出てきます。

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1000年以上の歴史あり??〜信州・野沢温泉を夢中で歩く

1000年以上の歴史あり??〜信州・野沢温泉を夢中で歩く

先週末、1年ぶりに野沢温泉へ行ってきました。
お世話になっているスキーメーカーのイベントに出席するためです。

地元の友人の車に乗せてもらい、小樽からドンブラコ〜とフェリーで新潟へ。

イベントの翌日、出発まで少し時間があったので、スキーをせずにブラブラとお散歩へ。

こういうの大好きなんです。

仕事で日本各地へ行かせていただくことの多い私。
現地でやることだけやって、ピューっと帰ってきていた若

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高千穂こぼれ話〜神さまのお水が育む、今むかし

先日の「ブラタモリ」で放映された高千穂峡の「真名井の滝」、滔々と流れ落ちる滝と柱状節理の渓谷美が、それはそれは美しかったなーと。
昨年は訪れることが出来なかったので、久しぶりの姿にウルウルしながらTVにかぶりついていました。

番組の中で取り上げられていた「玉垂の滝」を見て、ふと思い出したことがあったので、こぼれ話をひとつお話ししますね。

「真名井の滝」が流れ出る場所は、ちょっとした広場になって

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旅は道連れ、世は情け〜フレーザー島番外編

旅は道連れ、世は情け〜フレーザー島番外編

なんだか一週間に1投稿がルーティンとなってしまった今日このごろ…
本当は2記事は書きたい!と切に願っているのですが、今はまだそのタイミングじゃないようです(涙)

毎日投稿している方々って、心の底からすごい!と尊敬しています。

さて、今日はフレーザー島の番外編と称して、「これでもか〜〜」というトラブルをお伝えしますね。

潮の満ち引きで移動が制限されると知り、ビーチを走れるタイミングで南へ下り、

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潮の満ち引きと暮らす島〜お月さまと向き合うということ

潮の満ち引きと暮らす島〜お月さまと向き合うということ

そんなこんなで世界最大の砂の島・フレーザー島へ上陸。
いきなり現れたのは「75マイルビーチ」と呼ばれる、オーストラリアでは有名な砂浜の高速道路です。

もちろんこの存在は知っていました←その位調べろよっ的な(笑)
しかしその最南端に上陸し、今宵の宿(島の真ん中あたり東側)まで行くには、その砂浜?いや、その道しかないとは思いも寄りませんでした。

ちなみに、google mapには、ビーチのすぐ横(

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世界最大の砂の島・フレーザー島へ〜すべては私の勘違いから始まった

世界最大の砂の島・フレーザー島へ〜すべては私の勘違いから始まった

若干の前情報があったとはいえ、とにかく最初から驚きの連続でした。

ゴールドコースト空港へ降り立つと、すぐさまブリスベンの4WD専門のレンタカー屋さんへ車をピックアップに行きました。

一連の手続きを済ませ、いざ旅を豊かにする車との対面です。
予期していたとはいえ、「おお〜ランクルなわけね、素敵だわ」とウキウキな気分。しかし係のお兄さんと行ったやり取りはというと…

・タイヤの空気圧の抜き方と入れ

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山深き最果ての地を歩く〜熊野古道・小辺路

山深き最果ての地を歩く〜熊野古道・小辺路

こんにちは!
相変わらずカメの歩みのような投稿ですが、いつもスキをありがとうございます!
なかなかリアクションできませんが、皆さまの記事、しっかり読み込ませていただいていますので〜

今日は熊野古道のもう一つの巡礼の道「小辺路」について書きたいと思います。

この道を歩いたのは、かれこれ7-8年前のこと。
最初は自分自身で、次はお客様をお連れしたので、2回ほど味合わせていただきました。

小辺路は

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