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生きること、心について、いつも考えています。 本、音楽、絵が好き🌿

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    18歳で発症した自律神経失調症を、28歳で克服するまでの道のり。そのなかで気づいたことや挑戦したこと、そして今の自分があの頃の自分に伝えたいことなどをまとめます。

記事一覧

一日の終わりに、今日の空の記憶がないというのはなんだかさみしいものだ

ちゃん.
19時間前
3

外にも内にもあるけれど やはりわたしのなかにある  ほんとうのこと ほんとうのさきわい

ちゃん.
2日前
10

足並み

かたい道を  匂いのしないひとびとがゆく 恋なんてしたことがないような顔で そのなかを やはり逸れずに わたしもゆく 裸足で駆けたことなどないように

ちゃん.
4日前
9

いとなみ

地に落ちた花の蜜をもとめる蜂 動かなくなったトンボを運ぶ蟻 買い物袋を提げて家路をいそぐわたし

ちゃん.
6日前
12

ひるま

スーパーのなかは 冷えたプラスチックの匂い 外は 揚げ物の匂いだった 車がたくさん流れている 水の音がすればいいのにな 芳香剤や除草剤にまじって 思いがけず ほ…

ちゃん.
8日前
16

自分をだましだまし生きてちゃだめだな

ちゃん.
10日前
12

意識

となりの物干しを見るともなしに 空いた窓に轟音を聞きながら 触れそうに近いところに居る わたしは あのとき目の粘膜にとまった虫は 次のまばたきで死んでしまったかもし…

ちゃん.
12日前
11

幻花

テーブルの上の切られた紫陽花がふるえた くらい部屋から窓のむこうを眺める 外の花を今日わたしはみただろうか

ちゃん.
13日前
12

形なきもののゆくところ

さっき頭に浮かんだことは リズムだけをのこして どこかへ行ってしまった きっとそういうものが集まる わたしとひとのあいだにある 半野外の倉庫へ

ちゃん.
2週間前
9

このて

たくさんのものを捨ててきた たくさんのものを壊してきた なにひとつ 一からつくりだせず 与えられるばかりだというのに

ちゃん.
2週間前
8

佳雨

雨にはふたつの種類あって ひとを穏やかな気持ちにさせる雨と ひとを急かす雨と 今日のは前者だったから心づよい気がした 眼鏡も耳栓もせずに 自室のままの自分を連れだ…

ちゃん.
2週間前
13

人間目線

決死のはばたきを見 懸命なさえずりを聞く 咆える風 地中の龍 巨きな力に護られ  巨きな眼に諭されながら

ちゃん.
3週間前
9

たたかわざるを得ないと思っていたのにどうやら
かわすこともできるかもしれないと気づいたならもう
その時点でかなりOKなんだろうな

ちゃん.
3週間前
10

仕組みがわからないままつかっているものばかりだこれじゃ
次の瞬間にぜんぶ幻でしたと云われたって仕方ないよなあ

ちゃん.
3週間前
9

natural

静けさのなか 心地の良い音を聴いて ゆれる光と あわい水の色に身を浸して うたい  たゆたいながら 好きなことのはなしをしよう 好きなものの世界にいこう ここはわたし…

ちゃん.
3週間前
15

機会

5月 午後 道ばた 風がふいて 綿毛がいっせいに舞い上がった 大事なタイミングは 予告も合図もなく それらしい感じもなく おとずれ いまだ、と思うのと同時に動かなけれ…

ちゃん.
3週間前
6

一日の終わりに、今日の空の記憶がないというのはなんだかさみしいものだ

幸

外にも内にもあるけれど

やはりわたしのなかにある 

ほんとうのこと
ほんとうのさきわい

足並み

足並み

かたい道を 
匂いのしないひとびとがゆく
恋なんてしたことがないような顔で

そのなかを
やはり逸れずに
わたしもゆく
裸足で駆けたことなどないように

いとなみ

いとなみ

地に落ちた花の蜜をもとめる蜂

動かなくなったトンボを運ぶ蟻

買い物袋を提げて家路をいそぐわたし

ひるま

ひるま

スーパーのなかは

冷えたプラスチックの匂い

外は

揚げ物の匂いだった

車がたくさん流れている

水の音がすればいいのにな

芳香剤や除草剤にまじって

思いがけず

ほんものの花が香って顔をあげる

綿毛がふたつ

きれいに並んで

蜘蛛の巣にかかっていた

意識

意識

となりの物干しを見るともなしに
空いた窓に轟音を聞きながら
触れそうに近いところに居る
わたしは

あのとき目の粘膜にとまった虫は
次のまばたきで死んでしまったかもしれないなどと
ふいに思いながら

わたしは

幻花

幻花

テーブルの上の切られた紫陽花がふるえた

くらい部屋から窓のむこうを眺める

外の花を今日わたしはみただろうか

形なきもののゆくところ

形なきもののゆくところ

さっき頭に浮かんだことは

リズムだけをのこして どこかへ行ってしまった

きっとそういうものが集まる

わたしとひとのあいだにある

半野外の倉庫へ

このて

このて

たくさんのものを捨ててきた
たくさんのものを壊してきた

なにひとつ 一からつくりだせず
与えられるばかりだというのに

佳雨

佳雨

雨にはふたつの種類あって

ひとを穏やかな気持ちにさせる雨と
ひとを急かす雨と

今日のは前者だったから心づよい気がした

眼鏡も耳栓もせずに
自室のままの自分を連れだしてみるよ

人間目線

人間目線

決死のはばたきを見
懸命なさえずりを聞く

咆える風
地中の龍

巨きな力に護られ 
巨きな眼に諭されながら

たたかわざるを得ないと思っていたのにどうやら
かわすこともできるかもしれないと気づいたならもう
その時点でかなりOKなんだろうな

仕組みがわからないままつかっているものばかりだこれじゃ
次の瞬間にぜんぶ幻でしたと云われたって仕方ないよなあ

natural

natural

静けさのなか
心地の良い音を聴いて
ゆれる光と
あわい水の色に身を浸して
うたい 
たゆたいながら

好きなことのはなしをしよう
好きなものの世界にいこう

ここはわたしが思うほど
たいへんなところではないから

機会

機会

5月 午後
道ばた

風がふいて
綿毛がいっせいに舞い上がった

大事なタイミングは
予告も合図もなく
それらしい感じもなく
おとずれ

いまだ、と思うのと同時に動かなければ
次はないのだった