ちゃん.

生きること、心について、いつも考えています。 本、音楽、絵が好き🌿INFJ

ちゃん.

生きること、心について、いつも考えています。 本、音楽、絵が好き🌿INFJ

マガジン

  • つぶやきまとめ

    日々のつぶやきをまとめました☘️

  • 自律神経失調症について

    18歳で発症した自律神経失調症を、28歳で克服するまでの道のり。そのなかで気づいたことや挑戦したこと、そして今の自分があの頃の自分に伝えたいことなどをまとめます。

記事一覧

今日もいつかの夏の日になる

夏の五感に結ばれた記憶は なぜこんなにも懐かしく こんなにも近く遠く やるせないほど好きで 鬱陶しいよもう って 肉眼でハレーションをおこす見晴らしの先に 目をこらし…

ちゃん.
2日前
11

わたしの扁桃体

何度 不安な時間を過ごしただろう 体に力を入れて  呼吸を浅くして どれだけ自分を追い込んできただろう 苦手な環境に  緊張する場に 世界は自分用にできていない…

ちゃん.
3日前
12

やるべきことよりやりたいことを優先する日があってもいいのだろう
やるべきことの多くは自分自身に課しているだけなのかもしれない

ちゃん.
5日前
8

余韻と予感をひきつれて

每瞬  今を体験するしかないはずなのに 自動再生で何度も体験する過去 目前にありありと繰り広げられる未来のひとつ、忙しなく 今を、いつも 片隅に追いやって

ちゃん.
6日前
8

燈の星

あふれ流れる命の粒 発光するこの星は 巨きな真空の源にも またたいて映るでしょうか

ちゃん.
8日前
9

羽になれ

羽衣はもう 裾から風に浮かんでしまったから 生まれたて 濃淡混在する青色を映して 舞いあがった宙で羽になれ

ちゃん.
11日前
19

かたち

ひらがなは親しげに高体温 風に吹かれるカタカナ 漢字のくっきり目鼻立ち しゃべるしゃべる うごくうごく 自立する 子 得意気な 世 自由 は 真顔で 待っている…

ちゃん.
12日前
7

一日の終わりに、今日の空の記憶がないというのはなんだかさみしいものだ

ちゃん.
2週間前
7

外にも内にもあるけれど やはりわたしのなかにある  ほんとうのこと ほんとうのさきわい

ちゃん.
2週間前
13

足並み

かたい道を  匂いのしないひとびとがゆく 恋なんてしたことがないような顔で そのなかを やはり逸れずに わたしもゆく 裸足で駆けたことなどないように

ちゃん.
2週間前
12

いとなみ

地に落ちた花の蜜をもとめる蜂 動かなくなったトンボを運ぶ蟻 買い物袋を提げて家路をいそぐわたし

ちゃん.
2週間前
14

ひるま

スーパーのなかは 冷えたプラスチックの匂い 外は 揚げ物の匂いだった 車がたくさん流れている 水の音がすればいいのにな 芳香剤や除草剤にまじって 思いがけず ほ…

ちゃん.
3週間前
17

自分をだましだまし生きてちゃだめだな

ちゃん.
3週間前
12

意識

となりの物干しを見るともなしに 空いた窓に轟音を聞きながら 触れそうに近いところに居る わたしは あのとき目の粘膜にとまった虫は 次のまばたきで死んでしまったかもし…

ちゃん.
3週間前
11

幻花

テーブルの上の切られた紫陽花がふるえた くらい部屋から窓のむこうを眺める 外の花を今日わたしはみただろうか

ちゃん.
3週間前
12

形なきもののゆくところ

さっき頭に浮かんだことは リズムだけをのこして どこかへ行ってしまった きっとそういうものが集まる わたしとひとのあいだにある 半野外の倉庫へ

ちゃん.
4週間前
9
今日もいつかの夏の日になる

今日もいつかの夏の日になる

夏の五感に結ばれた記憶は
なぜこんなにも懐かしく
こんなにも近く遠く
やるせないほど好きで
鬱陶しいよもう
って

肉眼でハレーションをおこす見晴らしの先に
目をこらしたりして

わたしの扁桃体

わたしの扁桃体

何度 不安な時間を過ごしただろう

体に力を入れて 

呼吸を浅くして

どれだけ自分を追い込んできただろう

苦手な環境に 

緊張する場に

世界は自分用にできていないなんて知らずに

やるべきことよりやりたいことを優先する日があってもいいのだろう
やるべきことの多くは自分自身に課しているだけなのかもしれない

余韻と予感をひきつれて

余韻と予感をひきつれて

每瞬 
今を体験するしかないはずなのに

自動再生で何度も体験する過去

目前にありありと繰り広げられる未来のひとつ、忙しなく

今を、いつも
片隅に追いやって

羽になれ

羽になれ

羽衣はもう

裾から風に浮かんでしまったから

生まれたて

濃淡混在する青色を映して

舞いあがった宙で羽になれ

かたち

かたち

ひらがなは親しげに高体温

風に吹かれるカタカナ

漢字のくっきり目鼻立ち

しゃべるしゃべる

うごくうごく

自立する 子

得意気な 世

自由 は 真顔で

待っている 

からの容れもの

一日の終わりに、今日の空の記憶がないというのはなんだかさみしいものだ

幸

外にも内にもあるけれど

やはりわたしのなかにある 

ほんとうのこと
ほんとうのさきわい

足並み

足並み

かたい道を 
匂いのしないひとびとがゆく
恋なんてしたことがないような顔で

そのなかを
やはり逸れずに
わたしもゆく
裸足で駆けたことなどないように

いとなみ

いとなみ

地に落ちた花の蜜をもとめる蜂

動かなくなったトンボを運ぶ蟻

買い物袋を提げて家路をいそぐわたし

ひるま

ひるま

スーパーのなかは

冷えたプラスチックの匂い

外は

揚げ物の匂いだった

車がたくさん流れている

水の音がすればいいのにな

芳香剤や除草剤にまじって

思いがけず

ほんものの花が香って顔をあげる

綿毛がふたつ

きれいに並んで

蜘蛛の巣にかかっていた

意識

意識

となりの物干しを見るともなしに
空いた窓に轟音を聞きながら
触れそうに近いところに居る
わたしは

あのとき目の粘膜にとまった虫は
次のまばたきで死んでしまったかもしれないなどと
ふいに思いながら

わたしは

幻花

幻花

テーブルの上の切られた紫陽花がふるえた

くらい部屋から窓のむこうを眺める

外の花を今日わたしはみただろうか

形なきもののゆくところ

形なきもののゆくところ

さっき頭に浮かんだことは

リズムだけをのこして どこかへ行ってしまった

きっとそういうものが集まる

わたしとひとのあいだにある

半野外の倉庫へ