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とりとめのない音楽思考
昨日の夜、すごくポップにクラシックを楽しめたなあと思い返して、とってもよかったな、という気持ち。
二十数年クラシックがわからずにいたので、そのコンプレックスを隠すように音大にいた頃からとにかく頭でっかちになろうとしていた。
というか、自分の感情ではなく、ひとの感情をどう作ろうかっていう音楽のちからのほうに興味関心があった。んだと思う。
然るに、私はドイツの音楽が大好き。感情のほとばしりを、こう
L.Durey 《Le printemps au fond de la mer》
やっとヴェルディとの戦い(いつか述)が終わったので、再開します。
デュレ(1888-1979)
19のときにドビュッシーの《ペレアストメリザンテ》をみて作曲家を目指し始めたので、ほかの5人と違って音楽への開花は遅い。ピアノとか和声とかは先生に習ってたけど、作曲と指揮は自力で身につけてる。(ロシア…!!!)
すぐにサティに見出されて、6人組の前身である「新しい若者のためのグループ」に名を連ねる。
C.Stockhausen ピアノ作品Ⅺ
まさかのベートーヴェンからシュトックハウゼン。
私の受けてた音楽美学の授業で「開かれた作品」として紹介されたもの。
楽譜が見ての通りなぞ。
断片が沢山書かれてる。
ページもばらばらのまま。
というのも、この作品は、演奏者自身がこの断片を好きな順番に好きなように繋ぎ合わせてつくる作品。作曲者が全部決めるんじゃなくて演奏者が演奏することで音楽が完成する。
せっかく作品を作り上げたのに、演奏者の解
L.v.Beethoven 交響曲第2番
1と3に挟まれて忘れがちになってごめんなさいな第2番…。
ちゃんと聴いたらすごい楽しいじゃん!!!
ベートーヴェンの仕掛けがたくさんだしとても分かりやすい。
ふわ〜っとはじまってだんだん拍節がはっきりしていく序奏。
きめ細かくなっていった先はずっと下でタタタタタタタタ…と刻み続ける本題に。「ソナタ形式」だし第一主題が刻んでるなら第二主題はさら〜っと行くのかなあと思ってたらタタタタはそのままに管