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淡路島移住ライフ

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#おうち時間を工夫で楽しく

淡路島移住日記⑤:僕が最後に風邪をひいたのは、山一證券が破綻した冬だった。

淡路島移住日記⑤:僕が最後に風邪をひいたのは、山一證券が破綻した冬だった。

僕が最後に風邪をひいたのは、あれはたしか山一證券が破綻し、社長が涙の会見をしたちょうど一か月後のことだった。冬休みの間部活が休みだったので、4万円のミニコンポを買う資金を貯めるべく、野球部の仲間と一緒にケーキ屋のアルバイトの面接に行った。面接待ちの間、急にこみ上げてくるものがあり、社員さんに買い物袋をもらった瞬間その中にぶちまけた。そのまま置いていったら面接に落とされると思い、乗ってきた自転車に袋

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淡路島移住日記④:おいしい生活、はじまる。

淡路島移住日記④:おいしい生活、はじまる。

淡路島は、古来より御食つ国(みけつくに)とも呼ばれ、朝廷に食料を献上していた歴史もある「食材の宝庫」。瀬戸内海の荒波にもまれてマッチョなタコは明石焼きで有名な明石はもちろん、対岸の淡路島の名産物でもあります。また美味しんぼ17巻にて最高の鯛として出されたのは淡路島岩屋の真鯛。白身魚も身がコリコリしていて美味です。

海産物だけでなく、海からのミネラルが風で運ばれてくるため土壌も豊かで農業も盛ん。甘

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淡路島移住日記② 散歩の達人の歩き方

淡路島移住日記② 散歩の達人の歩き方

日常を形づくるうえでの最重要事項が「散歩コースの設定」です。無限にある道の組み合わせからまずは「定番の一本道」を設定する。「今日はどこを歩こうかな」という"選ぶ楽しみ"ももちろんありますが、定番の一本道を定めることで「歩くことそのもの」に没頭できるメリットがあります。全く同じ道を歩くからこそ、日々の些細な変化に気づける。全く同じ道なんだけど、毎日歩いても飽きない。そんな絶妙のコースを見い出すことが

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都民から島民へ。リモートワークシフトを機に、故郷兵庫県の淡路島に移住しました。

都民から島民へ。リモートワークシフトを機に、故郷兵庫県の淡路島に移住しました。

2020年11月に、16年間過ごした東京、その中でも14年間もの時間を過ごした愛着ある街下北沢を離れ、故郷兵庫県の淡路島に移住しました。東京を離れて今日でちょうど一か月が経過し、大量のアリさんマークの段ボールもようやく片付き、新しい生活にようやくリズムのようなものが出てきたので、淡路島の移住ライフについてつらつらと書いてみます。

(それにしても全部開けるのにまるまる3週間もかかった引っ越し荷物を

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