マガジンのカバー画像

まちづくり応援団活動日誌 えーる@note

336
山口県周南市鹿野地域を応援する地域団体「まちづくり応援団えーる」の活動として作成するフリーペーパー紹介や雑感、鹿野の写真などをまとめています。
運営しているクリエイター

2021年9月の記事一覧

【更新情報】「えーる!」第72号(https://yell.link/yell/yell_72.pdf)を発行しました。
8月21日に行われた鹿野小学校創立150周年記念事業キックオフミーティング。その様子を伝えながら、鹿野小の歴史と思い出をご紹介します。

【えーる】虫たちの秋

【えーる】虫たちの秋

SNSでは花や景色を中心に投稿している自分であるが、実は動くものを撮ってみたい、という願望がある。

人、動物、さまざまな存在が不意に動くその一瞬を切り取る行為は、とても難易度の高い、しかしその動きをなんとかして撮り収めたいと、そう思ってしまうのである。

今回はそんな願望を、小さな虫たちに向けてみることにした。

冒頭の写真は、ふと見つけたアカトンボだ。なぜかはわからないが近くの鉄柵のあたりを行

もっとみる
【えーる】熱を通せば、甘くなる

【えーる】熱を通せば、甘くなる

先だって、鹿野の秋で米に関する話をつづったが、もちろんそれだけが田舎の秋ではない。

食に関するものばかりになるが、秋と言えばさまざまな食物が取れる季節だ。その中でも甘いもの、といえば、柿を連想する人もいるだろう。

田舎の夕暮れ、真っ赤な空を背景に、たわわに実った柿がシルエットになってさがっている……テレビアニメか何かで幼い頃に見たような気がするが、そういうイメージを自分は感じているのだ。

もっとみる
【えーる】懐に忍ぶ相棒

【えーる】懐に忍ぶ相棒

山口県周南市鹿野を応援する地域団体「まちづくり応援団えーる」としての活動を開始したのは平成21年のこと。元号が変わる年にちょうど10年、令和3年2月で丸12年が過ぎた。

気が付けば干支が一周するほどの間、ひたすら地域情報紙を発行し続けているのだが、長く続けていくうちに自分なりの心構えというか、そういうものを確立するに至った。

今回、「わたしの舞台裏」というお題をいただくにあたり、その中から特に

もっとみる
【えーる】米の季節

【えーる】米の季節

最近は土日もバタバタとしていて、なかなか鹿野を訪れる時間もない状況だったが、9月も終わりが見えかけたシルバーウィークに、ついに帰郷を果たすことができた。

肌に感じる風はすっかり熱を失って、少し汗をかいた体には肌寒ささえ感じるほどだ。草むらからはリー、リー、と虫の鳴く声が聞こえてくるし、青空から降り注ぐ日差しはすっかり柔らかい。

まごうことなき秋の田舎町に、帰ってきたのである。

稲刈りとはぜか

もっとみる
【えーる】離れて見えるふるさと

【えーる】離れて見えるふるさと

最近はようやく仕事帰りが早くなり始めた。

幾分か薄暗くなり始めた頃に帰っているのだが、気が付けばかなり日が落ちるのが早くなってきたな、と実感する。一カ月前なら、この時間はまだまだ空も明るかったというのに、少し明るさに陰りが見えたように感じられた。

風も涼しくなってきて、本格的に秋の訪れを感じるような日々の中、ふと街路樹の下に見えた赤いもの。

ヒガンバナが、今年も咲き始めていた。

鹿野もそろ

もっとみる
【えーる】聡しく やさしく たくましく

【えーる】聡しく やさしく たくましく

先日実施された鹿野小学校創立150周年記念事業キックオフミーティングに伴い、我が母校である鹿野小学校のあれこれを不定期に紹介していきたいと思う。

キックオフミーティングについてはこちらの記事に記載している。

校訓の意味冒頭にあげた写真に記載された校訓。この碑は開校115周年記念として当時のPTAから送られた碑であり、平成元年3月に建立されたもののようだ。

平成元年4月に入学した自分としては、

もっとみる
【えーる】空は青々、山高く

【えーる】空は青々、山高く

去る8月21日、母校である鹿野小学校で、創立150 周年記念事業キックオフミーティングが開催された。

明治6年に創立された周南市立鹿野小学校は、改名や改築などを繰り返しながら、令和5年3月で創立150周年を迎える。そこをめざして、記念誌発行やイベント実施など、記念事業を行うその第一歩として開催されたのである。当日はあいにくの雨模様ながら、多くの人が会場に駆け付けた。

思い出の学び舎はすでに無く

もっとみる
【えーる】ライフワークは「応援団」

【えーる】ライフワークは「応援団」

山口県周南市鹿野地域の人や歴史、イベントなど、鹿野に関わるさまざまなものを紹介し、地域を盛り上げようという地域団体「まちづくり応援団えーる」として活動を開始して、この記事を書く時点で12年と7カ月になる。

気が付けば人生の中で、これほど長く、かつ継続的に行っているものはなく、最も長く活動を続けている、まさにライフワークといっても過言ではない活動だ。

コロナ禍の中でもなんとか活動を継続することが

もっとみる