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エッセイ的な...

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日常のちょっとした気づきを綴れば、少し明日の見る風景が変わるかもしれない。誰かの背中をそっと押せればうれしい。
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#哲学

悲しみも抱きしめながら生きてゆく

悲しみも抱きしめながら生きてゆく

今、とても安らかで、
「しあわせ」という場所に立っている。

かつてわたしは悲しみに埋もれていた。

「絶望」という場所から抜け出せずに、開きもしない扉をずっとノックし続けた。ノックし続けるたびに、より絶望を強く感じさせた。

「絶望」という場所にとどまることが多くなると、絶望とも仲良くなれた。

救いようのない悲しみ。
闇に吸い込まれそうな孤独感。

絶望とともに生きていると、
それすら安らかに

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お気に入りのものは、自分の欠片

お気に入りのものは、自分の欠片

備忘録的に。

夫とドライブ途中に話をしている時に出てきたことば。

「お気に入りのものは、自分の欠片」
「好きなものは自分の本質を具現化したもの」

だから手にしていると、自分が守られているような感覚や、気持ちを強くしてくれているような感覚になる。

それは、別に高価なものに限らない。

自分の感覚にピタッとフィットするもの。
しっくりくるもの。

服だったら、袖を通すと、その人をより輝かせるだ

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なりたい自分になるために。

なりたい自分。
どんな自分でありたいか、まず考えてみる。

感謝の気持ちを忘れずに、
持ち続ける人でありたい。

美しいものを見て、
美しいと感じられる心でありたい。

自分のそのままを受け入れ、
信じられる人でありたい。

環境、お金、人間関係に左右されず、
自由でありたい。

なりたい自分をつくるのは、今の自分。
選択するのは「今ここ」からでもできること。

今、感謝の気持ちを持ってみよう。

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わたしの中の光と影

わたしの中の光と影

光と影。
陰と陽。
静と動。

どちらも内包しているのが人間だと思う。
そのバランスは人それぞれだと思うが、どちらかだけに偏ると何らかの不具合が生じるようだと実感している。

6月より続けている「50のやりたいことをやってみる!」

「やってみる!」というのは「動」の部分で、
光と影でいうと、「光」
陰と陽でいうと、「陽」
といえるのかもしれない。

新しいこと、
やってみたことのないことに、

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未来を創っているのは今の自分

未来を創っているのは今の自分

ー望みを持ち続けると叶う日がきっとくるー

長い苦しみの中にあって、そんな言葉を信じるほど前向きになんかなれない日もあった。

どこまでいっても暗闇みたいに思える世界から、いつ自分は解放されるのだろうかと、孤独に打ちひしがれながらも、一縷の望みをこころの中にひっそりと持ち続けていた。

それは、ノックしても、ノックしても、決してドアが開くことのない固い扉のようだった。

ほんの些細なことがきっかけ

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なりたい自分はどこにあるのか。

自分を好きになる!

なりたい自分に。

その言葉を素敵だと思っていた。
わたしも目指した時もあったし。

でも、じゃあ今の自分はどうなるの?

今の自分ではダメだと思っているから、努力をして、何かを手に入れて、少しでも自信をつけて、理想の自分を目指して。

そのプロセスの中で、少しずつ成長を感じるだろう。自分が高められた気持ちにもなるし、認められて自信もつくかもしれない。

でも、それではいつま

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すべては物語のワンシーン

すべては物語のワンシーン

どうしようもない日。

人生最悪だって思える日。

そうでなくても、うだつのあがらない、何の生産性も感じられない日もある。

わたしたちは、「今」というこの瞬間に存在していて、今日が人生最悪の日だとしたら、その瞬間は「最悪」のなにものでもない。

そんな時、わたしは、これが「人生」という長い軸で捉えると、どうだろうと考えてみるようにしている。

今日が最悪の日だとしても、人生という物語の中では、ほ

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いいように思い込んだもん勝ち

いいように思い込んだもん勝ち

花粉症が始まった。
しかしながら、一体、何の種類のアレルギーなのかわからない。黄砂?稲系?

5月初旬に辛さのピークがやってくるので、ずっと、花粉症ではなく、年度始めの体調不良か、喉が痛くなるので声の出し過ぎだと思い込んでいた。

どうやら、花粉症らしいと認めるに至ったのは最近の話。

思い込みって、案外多いのではないだろうか。

結婚とは、こういうものだ。

仕事とは、こういうものだ。

子育て

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人を惹きつけるもの

輝いて見えるもの、自分にはなくてその人にはある。羨ましいという気持ちを超えて、喜びや幸せを分けてもらえるような、そんな気持ちを感じさせる存在に、ごく稀に出会うことがある。

何がそうさせているのかを考えていたのだが、そういった存在は、自分の好きなこと、やりたいことにまっすぐなのだ。
そして、ただ楽しんでいたり、喜んでいたり、時には怒っていたり、困っていたりもする。

子どもを見ていてもそういう気持

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愛される価値

愛される価値

感謝を言葉でも、態度でも伝え切れない時、どうしたらいいのだろう。
与えられたものより、もらったものの方が多いと思える時はどうしたらいいのだろう。

学校でも教わらないこと。

親からも教わらないこと。

わたしには分からなかった。
だから、そこまでしなくていいよ、と先に予防線を張っておいたり、素直に受け取ることができなかったりしていたんだ。

先日、5月末で退職するわたしのために、お別れ会が催され

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踏み込んだことのない領域

踏み込んだことのない領域

「自分を生きる」ということを決めてから、自分の好きなこと、やりたいことを追求していくのは、楽しかった。日々、少しずつ成長も感じるし、不安は少なくなり安心が増えていった。

とはいえ、今、踏み込んだことのない領域に差し掛かっていて、勇気がまた試される。

それは、「自分で完結していく世界」から、「人を巻き込んでいく世界」へと一歩、踏み出そうとしていることによる。

わたしにとって、創作活動をしている

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揺らぐ心が教えてくれること

揺らぐ心が教えてくれること

揺らがない心でいられたら、どれだけ楽になれるだろうか。そんな風に思ったことは、数知れず。

ストレスが多すぎたり、恋人に翻弄されたりすると、気持ちの揺れ動きが激しくて、もういっそのこと、感情が「無」になれば…と思ったこともある。実際に、無意識に感情がなくなったり、意識的に感情を消したりもした。

それは、強さではなかった。
しかし、弱さでもないはずだ。
自分の心を一時的に避難させるために使った方法

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恋はシャッフル

恋はシャッフル

恋について。

「愛」については、自分の人生の最大のテーマだと思っているので、よく考えるのだが、恋については、さほど考えたこともなかった。

無償の愛

無償の愛2

最近、ちょっとだけ、「恋」の感覚を思い出したので、その時の初々しさを少し縁取ってみたいと思う。

こんな言葉が浮かんだ。

恋は「こわい」と「うれしい」の掛け合わせ。

踏み込まれるのがこわい。
自分の内面を知られるのがこわい。

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理由なんて無責任なもの

理由なんて無責任なもの

転職する理由も、引っ越しする理由も、髪を切る理由も、相手が満足できるような、納得できるような答えを投影したもの。

わたしは退職という大きな決断をしたけれど、よく人に「なぜ辞めたの?」と聞かれる。

初めは、考えて考えて、説明していたけれど、説明する度に、自分がなぜ辞めたのか、どんどん本質とずれていく気がしていた。

決断する、というのは、瞬発的なものではない。伝える時の勇気は瞬発性を要するが。

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