人を惹きつけるもの

輝いて見えるもの、自分にはなくてその人にはある。羨ましいという気持ちを超えて、喜びや幸せを分けてもらえるような、そんな気持ちを感じさせる存在に、ごく稀に出会うことがある。

何がそうさせているのかを考えていたのだが、そういった存在は、自分の好きなこと、やりたいことにまっすぐなのだ。
そして、ただ楽しんでいたり、喜んでいたり、時には怒っていたり、困っていたりもする。

子どもを見ていてもそういう気持ちに、わたしはなる。だから、子どもが好きなのかもしれない。子どもといっしょにいると、自分で在れる気が、少しするから。

人を惹きつける存在というのは、「自分」という純度がとても高い存在だ。

大人になると、周りの人の目や環境によって、自分の好きなこと、やりたいことができない状況になることが多い。
好きだと言うことも恥ずかしかったり、やりたいことを否定されたり。
それが続くと自分自身で、自分の大事だったものを見ないようにする。好きなことややりたいことが分からなくなる。
何となくやりたいなと思ったところで、すぐに自分自身で「できない」と抵抗する。

そうして、結局、「自分」じゃない自分を、誰かから求められる自分をつくってしまう。

だからこそ、ただ純粋に楽しんでいる姿を見ると、本来の自分のあり方を思い出させてくれる。自分自身を思い出させてくれる存在なのかもしれない。

そして、それは、人じゃなくても、不意にテレビから流れてきたCMのメロディや、雲一つない夕焼け空からも、きっと感じられるものだろう。

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