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未来を創っているのは今の自分

ー望みを持ち続けると叶う日がきっとくるー

長い苦しみの中にあって、そんな言葉を信じるほど前向きになんかなれない日もあった。

どこまでいっても暗闇みたいに思える世界から、いつ自分は解放されるのだろうかと、孤独に打ちひしがれながらも、一縷の望みをこころの中にひっそりと持ち続けていた。

それは、ノックしても、ノックしても、決してドアが開くことのない固い扉のようだった。

ほんの些細なことがきっかけだったりする。
ノックし続けていたドアを開く鍵は。

でも、開いたことすら自分は気づいていない。

小さな変化が、次の小さな変化をもたらし、さらに次の変化につながっていく。

信じてみよう。この世界を。

つながっていた変化が、ある局面を迎えて、自分がようやく思えたことだった。


それから、自分が決して想像もしていなかったことが起こりはじめる。

人を本気で好きになれた。

退職をし、自分が心からやりたいと思う仕事を探し始めた。

本音で話せる友人と巡り会えた。

自然が豊かな場所に移住することができた。

自分らしくあれる相手と結婚することができた。

念願だった子どもをもうすぐ出産する。

どれもこれも自分が一歩踏み出すことで、つながった結果だ。

過去の自分にとっては、
どこにそんな未来があるんだろう…
と、信じることすら難しかった未来だった。


ずいぶん昔。

友だちとこんな話をした。
おたがい結婚しておらず、相手すらいなかった頃だ。

「自分の子と、あなたの子でいつか遊べる日がくるんかなぁ…」

その時の自分にとっては、まさに夢のような未来を想像して話していた。

今日、その友だちからメールがきた。

その子は、自分と同時期に結婚が決まって、今、新しい仕事にもチャレンジしているという。

その子に妊娠の報告をすると、かつてわたしが話した「夢の当事者」に自分が立っているということに感慨深さを感じていたようだった。

もがき苦しんだことも、信じれなかった日もあった。それでも進んできた過去の自分。

今、目の前にしている現実は、その過去の自分が築いてきたものだ。

自分は自分の主人公
世界でただひとりの 
自分を創っていく責任者

東井義雄先生の言葉。


今目の前にしている現実が、過去の自分が創ってきたものだとしたら、未来を創っていくのは、なにものでもない、今の自分だ。

今、過去の自分に感謝しているように、
未来の自分から感謝されるような、
誇れるような、今を創っていきたいと思う。

サポートとそのお気持ちは、創作や家族の居場所づくりのために還元できたらと思ってます。