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沖縄食材を使用したレシピ、琉球料理のレシピを掲載しています。
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レシピ★チムシンジ 【クスイムン料理】を食べよう!

レシピ★チムシンジ 【クスイムン料理】を食べよう!

沖縄の言葉で「クスイムン」という言葉があります。このクスイムンとは、医食同源のような意味合いで、食べたものが薬になるという考え方です。これは、沖縄の長寿や健康を支えてきた基礎となる部分です。

以前にイカ墨汁もご紹介しましたが
こちらもクスイムン料理のひとつです。

チムシンジのチムは【豚レバー】、シンジとは【煎じ汁】を意味し、豚レバーを煎じた料理で、疲労回復や病後の回復などに食べられていました。

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レシピ★泡盛を使って時短で【ラフテー丼】

レシピ★泡盛を使って時短で【ラフテー丼】

はいたーい♪
沖縄料理研究家 宮澤かおるです。

梅雨時期ですね~。
気温差があると疲れやすくなります。

こんな時に取り入れたいのが豚肉!スタミナをつけたい時やお疲れ気味の時は、糖質代謝を助け、疲労回復効果のあるビタミンB1が豊富な豚肉を取り入れましよう♪

豚肉料理と言えば!?無性に食べたくなる沖縄料理のラフテー。ラフテーは本格的に作ると調理時間は3時間以上かかります。圧力鍋があれば便利ですが

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琉球にも宮廷料理があった!? お家で作る琉球料理セーファン

琉球にも宮廷料理があった!? お家で作る琉球料理セーファン

はいたーい!沖縄料理研究家 宮澤かおる です。今年の連休も、なかなか旅行にも行きづらい状況ですね。毎年、沖縄旅行に行っていた方、行く予定だった方・・・

今年は、
オウチで琉球料理を
体験してみませんか♪

韓国ドラマの歴史物語では、よく宮廷料理が出てきますが、宮廷料理とはなかなか馴染みがないものですね。

沖縄県が1つの国「琉球王国」だったころ・・・琉球王国にも宮廷料理があったのです。琉球の宮廷

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島ラッキョウの皮を簡単にむく方法〜島ラッキョウの浅漬け〜

島ラッキョウの皮を簡単にむく方法〜島ラッキョウの浅漬け〜

はいたーい!沖縄料理研究家 宮澤かおるです。急に暑い日が続くとシュワシュワとしたお酒が飲みたくなる今日この頃です。そんな時期に最適な簡単すぎるおつまみをご紹介します。

沖縄県で今が旬の野菜島ラッキョウの浅漬けです。沖縄旅行で1度は食べたことがある又は大好物という方も多いはず♪

塩もみしただけのシンプルな料理ですが、箸が止まらない&クセになる1品。手作りは塩分濃度を自分で調整できるのもいいですね

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【沖縄伝統料理】うじら豆腐

【沖縄伝統料理】うじら豆腐

はいたーい!沖縄料理研究家 宮澤かおるです。

沖縄は、海開きした地域もあり、夏がくる感じがワクワクする今日この頃です。料理は、手作りの出来立てが1番美味しいですね。先日、久しぶりに食べたうじら豆腐は、まさに手作りの出来立てが1番だ!と感じる瞬間でした。

今回は、材料は身近な食材ですが、魚の香りが上品でまた食べたくなる沖縄の伝統料理うじら豆腐をご紹介します。

■うじら豆腐とは!?沖縄の伝統料理

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レシピ★学校給食の人気メニュー!?もずく丼

レシピ★学校給食の人気メニュー!?もずく丼

はいたーい!
沖縄料理研究家 宮澤かおるです。

沖縄もずくの旬は3月〜6月で、美味しい生もずくが出回る時期です。
最近は沖縄県外のスーパーでも冷凍生もずくが、1年中手に入ります。生もずくは冷凍可能なので、小分けにして冷凍しておくと、とても便利ですよ〜。

沖縄県の小学校では、人気メニューのもずく丼!たまに無性に食べたくなるレシピをご紹介します。

今回は、豚ひき肉・ピーマン・ベビーコーン・枝豆。

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琉球王国時代の【ごぼう料理】!?レシピ★豚肉のごぼう巻き

琉球王国時代の【ごぼう料理】!?レシピ★豚肉のごぼう巻き

琉球料理のひとつで、来客の『おもてなし』などに作られてきた豚肉のごぼう巻き。ごぼうは、丁寧に下茹でしてから煮るため、だし汁がごぼうに染み込み、上品でどこか懐かしい味わいの1品です。

今回は、琉球王国時代から言い伝えられてきたごぼうの効能についての解読や、琉球料理【豚肉のごぼう巻き】のレシピをご紹介します。

■豚肉のごぼう巻き★材料(2人分)豚ロース薄切り8枚 ごぼう1本
A(かつお出汁400m

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悪疫を払う!?沖縄の行事食【ム—チー(鬼餅)】を食べよう♪

悪疫を払う!?沖縄の行事食【ム—チー(鬼餅)】を食べよう♪

ム—チーとは、沖縄県の行事食の1つで、月桃の葉で包み蒸した餅菓子のことです。旧暦12月8日に1年の厄払いや健康を祈願し、神仏に供えたり子供の成長を祈る習わしがあります。沖縄県では、ム—チーの時期になると市場やスーパーなどでも出回っていますが、保育園や地域のイベントなどで「ム—チーづくり」を取り入れ、次世代に伝える活動が増えています。

■ム—チーの由来や習慣とは?別名は鬼餅と呼ばれ、その由来は「昔

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夏野菜でも冬に出回る!?冬瓜の一番美味しい食べ方&お正月料理の一品にも♪

夏野菜でも冬に出回る!?冬瓜の一番美味しい食べ方&お正月料理の一品にも♪

はいさーい!沖縄料理研究家の宮澤かおる です。今日は、はるか昔5世紀から沖縄で食べられている沖縄伝統的島野菜【冬瓜】についてご紹介します♪

■冬瓜が冬に出回る理由とは!?冬瓜は、真夏に収穫する夏野菜ですが、切らずに冷暗所に置いておけば冬まで保存可能なので冬の時期でもスーパーなどに出回っています。

名前の由来も冬まで食べられる瓜なので「冬瓜」と呼ばれ、沖縄方言で「シブイ」、和名は「加毛宇利(カモ

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沖縄の冬至は【トゥンジージューシー】を食べる

沖縄の冬至は【トゥンジージューシー】を食べる

はいさーい!沖縄料理研究家の宮澤かおるです。この1週間は急に寒くなり、本格的な冬はもうすぐそこ!!年末も間もなくですね。

そんな昨日12月21日は、冬至でした。冬至とは1年で昼1番が短い日。柚子風呂に入りカラダを温め、風邪予防にカボチャを食べる習慣がありますが、沖縄の冬至は、田芋(又は里芋)入りのジューシー(沖縄の炊き込みごはん)を食べる習慣があります。「旬の根菜を食べ、身体を温め冬に備える」と

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【クスイムン料理】を食べよう!イカ墨汁★レシピ

【クスイムン料理】を食べよう!イカ墨汁★レシピ

クスイムンとは?!沖縄方言で「薬になるもの」という意味です。先人の言い伝えで、医食同源の考えから沖縄島野菜や薬草、食材の食べ合わせなどで薬の代わりに食べていた料理があります。

▼クスイムンの詳しい解説は以下からご覧いただけます。

クスイムン料理のひとつで、琉球王国時代から食べられていたイカ墨汁は、【イカ、豚肉、沖縄島野菜ニガナをかつおだしで煮て、塩・イカ墨で味付けした1品】です。昔から《産後の

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琉球料理ミヌダル レシピ

琉球料理ミヌダル レシピ

琉球料理のミヌダルは、沖縄県が琉球王国だった時代の宮廷料理の1つで、接待のおもてなし料理や、行事食とされていました。作り方はとてもシンプルで豚肉を胡麻だれに漬け、蒸したヘルシー料理です。胡麻の香り、豚肉のうま味、醤油の香ばしさが楽しめる1品。見た目が黒いことから、別名 黒肉(クロジン)とも呼ばれています。

豚肉の主な栄養素は、ビタミンB₁が豊富。糖質の代謝を助け、疲労を回復する働きがあります。胡

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スーパーにある食材で作る!? 琉球料理 ドゥルワカシー

スーパーにある食材で作る!? 琉球料理 ドゥルワカシー

沖縄が琉球王国だった時代、宮廷料理やおもてなし料理として食べられていたドゥルワカシー。

ドゥルワカシーは旨みを味わう料理!?ドゥルワカシーの見た目は、少し地味さがありますが、この地味さからは想像できないくらい絶品料理♡その理由は、なんと言っても旨味の「三大うま味成分」が全て含まれているのです。

▼豚肉のイノシン酸・グルタミン酸
▼干し椎茸のグアニル酸
▼カツオだしのイノシン酸

うま味を、2つ

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