実際の《集団遊び》の遊び方を説明します その3
最後に、体育のときにやれば良い遊びとして『しっぽ取り対抗戦』『エイリアン鬼』『人間運び』『人間ラグビー』などがあります。今回は『人間運び』を例に体育でのやり方を説明して、実行機能の【育て方】の記事をおしまいにします。
3️⃣「人間運び」(旧人間狩り) を例に、体育の時間の集団遊びのやり方を説明します
まず、体育の前にやっておくことがあります。
⑴準備
・2つのチームに分ける。敵と味方が分かるように、赤白帽やはちまきを使
う。「力の強さ」「体の大きさ」など平等になるように配慮する。
・動ける範囲と陣地の線を引く
➪運動場なら、棒で線を引き、その上に薬缶で水の線も引きましょう
➪体育館なら、両端に体育マットを2枚ずつ敷くといいでしょう。
⑵遊び方・ルール
いつものように、説明はできるで短くして、準備体操として「引っ張り合いっこ」でもするといいでしょう。
・互いの陣地に全員入る。
・チーム名を決めて鬨の声を上げる 「ライオンチーム・ガオー」など
・「戦闘開始ドン」の合図で中央に走り寄り、相手チームを自分の陣地
に引っ張り込む。
・始まったら、引っ張り込むとき以外は自分の陣地には入れない。
・時間を決めて、引っ張り込んだ人数が多い方が勝ち。
または、相手チームがいなくなれば勝ち
⑶指導の仕方…アドバイス・注意しておくこと
隙間遊びと違って、ケガをしないように、つぎの3点は、説明しておきましょう。
①引っ張り合いになったとき「倒れると、引きずられて損だ」と言うこと
を説明する。
➪立ち続けていると、引っ張り合うときに力が入る
➪倒れると擦り傷などケガをしてしまう(少々のケガは仕方ない)
②引っ張るのは相手の手足、体など。髪の毛や服を引っ張ったら反則。
③殴る蹴るをしてはいけない。悪口を言うのも反則。
➪先生が違反を発見したら、審判として「アウトを宣告」して相手
の陣地に行かせると、強く宣言する
⑷初期から発展・モチベーションのあげ方
1.初めのうちは「味方を助ける」のは、なしにする。
➪本当に初期は、片方のチームに先生が入って接戦になるように
調整すると遊びが盛り上がる。
2.慣れてきたら、「味方を助けてもいいこと」にする。但し味方を引っ
張って助けてはいけないことを強調する。子どもを使って、実演する
といいでょう。
➪味方を引っ張って助けると、脱臼など、けがしやすい
➪敵を後ろから押してもいい
3.更に慣れてきたら。何回戦かやり、その間に「作戦タイム」を取る。
➪コミュニケーションの向上 協調性アップ
➪リーダーシップの発揮
➪社会性も伸びる
4.もっと習熟してきたら、リーダーを2人決め、交代交代に人を取っ
て、自分のチームを編成させると面白い
➪団結力がたかまる リーダ性
⑸評価ポイント
今回も隙間遊びのときと同じように、良いことを見つけたら評価し、良い方向に発達するように持っていくのも。ポイント。例を上げておきます。
・こけないで頑張って、最後には、引っ張り返して逆転した子がいたら褒
める。
➪くじけない心 持続力
・2人以上で協力して、強い相手をやっつけている子どもたちがいたら褒
める。
➪コミュニケーション 協調性
・新しい作戦を考えついたら褒める。
➪後ろから押す
➪3人で一人を持ち上げて運ぶ
・弱い子をやさしく引っ張り込んでいたら褒める。
➪相手の気持を考える
・男女の区別なくがんばっていたら褒める。
➪社会性の向上
・途中で泣いたりしても、立ち直って参加してい子
➪頑張り 持続力
➪気持ちの切り替え
『人間運び』が終わると、悔しくて泣いていたり「痛かった」と怒ったりする子どもがいるかも知れませんが「楽しかったね」と楽し勝ったことを強調しておけばいいでしょう。ただし、もしケガをしていたら、しっかり対処しましょう。(小さいケガは、気にしないということを教えるのも必要です)。
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