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2021年11月の記事一覧
理想の学童保育を求めて、細部を書く
学校に頼まれて、時々学校に相談に出かけます。それが放課後なら、気になるので学童保育の様子を見に行きます。
学童の部屋では、子どもたちがおもちゃで遊んでいるだけです。運動場では、することもなく枝を拾ってぶらぶらしています。遊んでいても、せいぜいドッチボールです。先生たちは、ケガをしないように、トラブルがないように、見張っているだけです。
学童保育が、子どもを育てる場ではなく、子どもを預かる場に
「1997年の学童保育の生活」を詳しく書きます。読み通すことで「理想の学童保育」を考えましょう!
当時発行していた《おはなしきいて》という文集を元に、1997年(平成9年)の学童保育を(当時は留守家庭児童会)再現していきます。
そこに出てくる名前は、全て仮名です。内容も、加筆したりまとめ直したり変更したところもあります。つまり、事実のそのもの再現ではまく、限りなく事実に近い架空のお話です。
まず、1997年度の学童保育の、基本的なことを書いておきます。
名称 《あそぼう
3月は、卒所していく子の別れと新入会する子の準備です その1
《1997年 3月1日(金)》 3月に入った。そろそろ誰が卒所するか、話題になってきている。
今日は、あいにくの雨で外で遊べない。部屋の中で、班対抗のゲーム大会をした 。『大脱走 』『団結の樹』『隣は誰ーれ』をやった。
最後に、もう少ししたいというので、 ボーナスゲームをした。4年生の上杉さんが。私がしてあげると『リーダーじゃんけん』をしてくれた。大変上手な司会兼リーダーだった。よく成長したも
3月は、卒所していく子の別れと新入会する子の準備です その2
《3月4日(月)》
1年生が、この一年間で「ボールの扱い」や「投げ方」がどれだけ上手くなったか見たかった。これも、来年度への準備だ。
それで、ミニドッジボールをやってもらって観察した。 みんな上手くなっていたので、驚いた。まだ、ミニドッチボールを合格していない全員をドットボールに昇格させてあげた。「やっとか」とか「うれしい」とか「ちょと怖い」とか言っていた。
ものを、 半強制的にもらったり
3月は、卒所していく子の別れと新入会する子の準備です その3 エピソード
『きれいに書けたね』 浅田 リュウ
宿題ができたので「見てちょうだい」と、算数のプリントと視写のプリントを持ってきた 浅田君 。「どれどれ」と視写のプリントを見たらとても綺麗に書いてある。
「浅田君、とてもきれいに書けているね」と褒めかけて気づいた。視写は、ノートのはず。何と浅田君の持って来たのは、見本のプリントだった。
「ええかげんにしなさいよ」と叫んでしまった。そりゃきれいな はずだ
3月は、1996年度のまとめの時期でもある その1
《3月5日(火)》 焼き物に釉薬を塗る
長く続けている焼き物が、完全に乾燥したみたいだ。2月に作った箸置きやマグカップが、板とブロックの棚にたくさん並んでいる。動物や葉っぱのお皿もある。朝から、釉薬の濃度の調整をしたので、今日から釉薬を塗り 始めることにした。
「好きなもの遊び」をやめて、皆で釉薬を塗った。始めは「どうなることやら」と心配した。つけ過ぎたり、バケツの中に作品を落としたりと色々
3月は、1996年度のまとめの時期でもある その2
《3月6日(水)》 「ろくむし」を教える 水曜日は、手作りおやつの日。フルーツゼリーを「ランドセル班」で作った。人数分作るのは、結構大変。バナナや缶詰の桃など切るものが多い。
OBの諏訪君が遊びにきた。何か新しい遊びをしたいと言うので『ろくむし』というのを教えてあげた。
焼き物工作の釉薬塗りを、今日もやった。釉薬のバナナ(黄色)が濃くなっていて、少し厚掛けになった。釉薬の濃度調整は難しい。調
3月は、1996年度のまとめの時期でもある その3
《3月7日(木)》 コマ教室の導入開始
雨だったので「好きなもの遊び」を止めて、素焼きに釉薬を塗ることを中心に 遊んだ 。OBの諏訪君が、今日も遊びに来てくれた。最近良く来る。
「何か 、皆で夢中になれることを 、始めたいな」ということで4月からミニ『 コマ 教室』を急遽することにした。諏訪君が、得意だから決めた。
「コマをしたい人、おいで。先生と諏訪君で教えるよ」と導入を始めると、たくさ