#93 新居が決まるまで、友人家台所居候ライフ
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無事日本に帰国した。
この記事を書いている時点で、帰国後5日目。
さすが以前10年近く暮らしていた国だけあって、既に買い物、外食、電車移動など、生活の一通りを不自由無くこなしている。
新しい環境に徐々に慣れるというよりも、かつての記憶がどんどん呼び覚まされていく、そんな感じだ。
先日は物件の内見に向かった。
実際に入居するのに審査が必要ということで、それまではホテル暮らしとなった。
コストを考え、安めの宿を探したが、コインランドリー、冷蔵庫、湯沸かしポットなど、必要なものは大抵揃っている。
室内の照明も十分で、日課の英語学習もこなせている。
周辺環境も静かだ。夜もぐっすり眠れる。
なので、ホテル生活についても、特段不便とは思っていない。
ただ一つだけ問題がある。
食生活が非常に整いにくいところだ。
体調管理の為、私は普段、食事はほぼ自炊だ。
肉や魚を少なめに、野菜や果物でお腹を満たすよう心掛けている。
量が多めの野菜炒めを作ってメインディッシュにしたり、何種類かの生野菜や果物でサラダをたっぷり作ったり。
これに加え、牛乳やヨーグルトなどの乳製品を少々とる。
だが、ここはホテルだ。
当然、台所など無い。
かといって毎日外食だと、金銭的にも身体的にも負担が大きすぎる。
生野菜と果物を買い、そのまま洗って食べたりしてみたが、なんだか物足りない。
市販のサラダを食べれば丸かじりよりは少し味があるのだが、地味に価格が高い。
というわけで、近場に住んでいる友人に相談をした。
ここ数日は専ら友人家で料理をさせてもらうようお願いしたのだ。
台所を借りる分、友人の分もしっかり作ってご馳走する。
食材費も、もちろん全額自己負担だ。
私は料理人では無いのでこう言うとやや厚かましいかもしれないが、やはり自作の料理を口にすると身体も心も安心する。
美味い・不味いに関係無く、自分の手を通して体調に合うよう作られた料理がやっぱり一番なのだ。
中国での食生活をまだ引きずっているせいか、連日で中華を作るも、友人は「美味い、超美味い、天才じゃね?」と飽きずにむしゃむしゃ食べてはべた褒めしてくれる。
それが極上のスパイスとなって、料理の美味さをより一層引き立てる。とても嬉しい。
なんだか俄然料理のやる気が湧いてきた。
次は何を作ろうか。
📚体調に合う食事を積極的にとりたい
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