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深センから届ける中国最新テック企業動向

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深センで現地市場向けに中古ブランド事業を立ち上げた日本人の視点で、日本にあまり出回っていない中国のテックニュース(スタートアップ、大手テック企業)を中心に中国語の記事をピックアッ…
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#自動運転

小馬智行、自動運転モビリティサービス「Robotaxi」を正式に上海で開始

小馬智行、自動運転モビリティサービス「Robotaxi」を正式に上海で開始

7月8日、小馬智行(Pony.ai)は昨日、上海世界人工知能大会で最新の自社開発自動運転技術を披露するとともに、自動運転移動サービス(Robotaxi)を正式に上海で開始することを発表。

小馬智行によると、自動運転移動サービス(Robotaxi)は上海市嘉定でモデル運行を開始し、嘉定区の主要都市部の道路区間をカバー。サービスを開始する車両は、最新の自動運転システムを搭載したレクサスRXモデル。

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中国4大AI企業センスタイムのテクノロジーでおもてなしする世界人工知能大会の様子

中国4大AI企業センスタイムのテクノロジーでおもてなしする世界人工知能大会の様子

2021年7月7日、上海--2021世界人工知能大会(WAIC)の展示エリアが今日上海万博展覧館で正式に開かれた。
世界有数のAIプラットフォーム企業であるセンスタイムのSenseTimeは、展示エリアの中に「大愛無疆・共生」をテーマとしたイノベーションブースを設け、AIのコスト削減・効率向上と大規模化の実現をけん引する新型AIインフラ「SenseCoreセンスタイムAI大装置」や、ガバナンスのデ

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アメリカに追いつくのは時間の問題か?10年で世界を席巻した中国AI産業の真の実力

アメリカに追いつくのは時間の問題か?10年で世界を席巻した中国AI産業の真の実力

北斗、有人宇宙飛行、大型機、高速道路網、高速鉄道ネットワーク、モバイル決済、デジタル経済、スーパーコンピューティングなど一連の分野で、中国はいずれもわずか10数年間で画期的な発展成績を収めており、海外在住の中国人でさえも中国が信じられない進化を遂げ、あまり思わず感嘆の声を連発している。

中国が各業界で実現したイノベーションと競争力の体現を「ビッグウェーブ」にたとえれば、中国で現在「ビッグウェーブ

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万物に拡張性を持つ鴻蒙OS!自動車への進出がいったい、誰の「命」を奪ってしまうのか

万物に拡張性を持つ鴻蒙OS!自動車への進出がいったい、誰の「命」を奪ってしまうのか

鴻蒙(HarmonyOS)とは一体何?何に使うのか?

6月2日までは、大多数の人はまだ鴻蒙の意義と用途をよく知らなかったが、6月2日当日、華為・消費者業務CEOの余承東氏が「一生万物、万物帰一」の発表会で正式に鴻蒙OSを発表したことに伴い、鴻蒙は一気に火がついた!

鴻蒙OSは確かに火がついた。今では小学生からおじいさんやおばさんたちまで、鴻蒙とは何かを知っている。もちろん彼らにとって、鴻蒙の理

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お騒がせテスラがまた物議を醸す。自動運転のカギを握る技術ソリューションの開発の行方は?

お騒がせテスラがまた物議を醸す。自動運転のカギを握る技術ソリューションの開発の行方は?

テスラはまた自動運転技術路線の新たな論争を巻き起こしている。

5月26日、テスラは視覚学習路線に全面的に移行し、北米市場で納入するModel 3とModel Yにレーダーを搭載しないと発表した。これに伴って5月20日の古いツイートがすぐに検索されてトップ記事になった。フロリダの自動運転業界コンサルタントであるGrayson Brulteは、パームビーチ近くの道路で、頭上にレーザーレーダー装置を搭

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小米が初めて車関連の会社に投資!製品は既にあなたの車にあるかも?中国で進む自動運転のキーテクノロジー開発

小米が初めて車関連の会社に投資!製品は既にあなたの車にあるかも?中国で進む自動運転のキーテクノロジー開発

2021年6月3日、縦目科技(ZONGMUTECH)は累計1億9000万米ドルのDラウンド融資を正式に完了したと発表した。投資先には日本デンソー、同創偉業、高遠資本、小米長江産業基金が含まれる。君聯資本、クアルコム創投は旧株主として今回の融資を引き続きフォローし、晶凱資本、復興創富、朗泰資本、興業銀行などの機関も投資参加者として株主リストに登場した。

同社は高級運転補助システム(ADAS)システ

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中国ライドシェア最大手の滴滴(DiDi)がIPO予定、滴滴が上場後に描く拡大戦略とは

中国ライドシェア最大手の滴滴(DiDi)がIPO予定、滴滴が上場後に描く拡大戦略とは

北京時間6月11日、滴滴(DiDi)はSECにIPO目論見書を正式に提出した。株式コードは「DIDI」で、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、JPモルガン・チェース、華興資本が引受人を務める。

目論見書によると、IPO前、滴滴の創業者でCEOの程氏は7%の株式を維持し、共同創業者で総裁の柳青氏は1.7%の株式を保有している。権利配置によると、程維氏と柳青氏は合計で48%以上の投票権を保

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ソフトウェア収益化モデルを模索する中国の新興自動車メーカーに警鐘!「小米モデル」では車は作れない

ソフトウェア収益化モデルを模索する中国の新興自動車メーカーに警鐘!「小米モデル」では車は作れない

最近、各種企業が業種を越えて新エネルギー自動車業界に参入しているが、若者を興奮させたのは、今年3月に、「若者に初の携帯電話をもたらした」小米が1000億元を投じて自動車を製造すると発表した。

さらに若者を熱狂させたのは4月初め、小米の創業者である雷軍氏が公開された生放送で、

「ここ数年、スマートフォン事業はますます好調になっている。ファンの呼びかけのもと、75日間の調査研究を経て、自動車製造の

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中国では無人物流車の拡大爆発がもう間近に迫っている。完全自動運転戦略が段階的に推進されている。

中国では無人物流車の拡大爆発がもう間近に迫っている。完全自動運転戦略が段階的に推進されている。

中国で既に始まっている無人配送サービス物美(WUMART)の北京順義区馬坡店付近では、"物美(WUMART)"、"多点(DMALL)"、"毫末智行(HAOMO.AI)"のロゴが付いた無人配送車が、他の配送担当者と一緒に周辺3キロ圏内のユーザーにサービスを提供している。この地域のユーザーはマルチポイントアプリから注文すれば、無人配送車を選択して自動的に配送することができる。

馬坡店を出発した後、こ

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2021年中国無人運転自動車産業チェーン市場分析

2021年中国無人運転自動車産業チェーン市場分析

無人運転車はスマートカーの一種で、車輪式移動ロボットとも呼ばれ、主に車内のコンピュータシステムを主とするスマート運転装置に依存して無人運転の目的を実現している。
無人運転車は、車載センシングシステムにより道路環境を感知し、走行経路を自動的に計画し、車両を所定の目標に到達させるように制御するスマートカーである。
車載センサーを利用して車両の周囲環境を感知し、感知して得られた道路、車両位置、障害物情報

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5年の時を経て無人フードデリバリー開始する美団とその背景の技術

5年の時を経て無人フードデリバリー開始する美団とその背景の技術

自動運転で実用化すれば積載量は有人運転よりも速いことはすでに共通認識となっている。
この分野で最もシーンの優位性があり、最も無視できないプレイヤーである美団は、最近一連の動きを見せている。
例えば、100億ドルを融資し、無人車や無人機の研究開発に充てる。
彼らの最新の無人配送車「魔袋20」、「L4」クラスの自動運転は、すでに公開道路でテストが行われており、このほど運行が開始された。

北京順義区に

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中国で爆発的成長するスマートモビリティと新興VCのGood Year Ventures

中国で爆発的成長するスマートモビリティと新興VCのGood Year Ventures

去る4月、スマートモビリティ業界は勢いを増している。
Huawei、DJIなどの企業が相次いで自動運転の進展を発表しただけでなく、関連企業が相次いでIPOを行い、4月15日に自動運転トラック分野のTuSimple(図森未来)がナスダックで上場し、4月5日にイスラエルのレーザーレーダー会社Innovizもナスダックに上場した。

その中で、図森未来の上場の背後には、あまり知られていないVC機関、Go

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百度が5月2日からネット手配の無人車運用開始

百度が5月2日からネット手配の無人車運用開始

Apollo無人運転Robotaxiが正式に市民に公開。
百度は4月29日、中国初の「共有無人車」である百度Apollo無人運転Robotaxiが正式に常態化した商業運営を開始し、一般に全面的に開放したと発表。

5月2日から、公衆は百度の「Apollo GO」アプリを通じて、北京首鋼園などのエリアで、自動運転移動プラットフォーム「Apollo GO」が提供する「共有無人車」を予約することができる

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テック企業が多数参入する自動運転領域をリードする百度の実力と歴史

テック企業が多数参入する自動運転領域をリードする百度の実力と歴史

年に1度の上海モーターショーがまたやってきたが、今年最も注目されているのは車そのものだけではない。

上海モーターショー、公式独自の定義通り、今回のテーマは「変化の受容」。この変化とは、実際には数年の布石を経て、ついに2021年にクライマックスを迎えるスマート電動イノベーションを指す。

BMW、ベンツ、フォルクスワーゲン、NIO、Xpeng、上汽、GEELYなどの自動車メーカーはいずれも大型の新

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