見出し画像

中国4大AI企業センスタイムのテクノロジーでおもてなしする世界人工知能大会の様子

2021年7月7日、上海--2021世界人工知能大会(WAIC)の展示エリアが今日上海万博展覧館で正式に開かれた。
世界有数のAIプラットフォーム企業であるセンスタイムのSenseTimeは、展示エリアの中に「大愛無疆・共生」をテーマとしたイノベーションブースを設け、AIのコスト削減・効率向上と大規模化の実現をけん引する新型AIインフラ「SenseCoreセンスタイムAI大装置」や、ガバナンスのデジタル化、経済のデジタル化、生活のデジタル化などの異なる方向におけるイノベーションの実現をめぐる展示項目を重点的に展示しただけでなく、国内外のパートナーと構築したイノベーションエコシステムも含まれている。
特に、センスタイムは同大会の大型新製品発表会で、SenseAuto自動運転AR小型バスを初めて対外的に紹介したほか、AIやARなどの技術により同大会に力を与え、AIスマートフラッシュロッカーやAR広告などの応用を専門に構築し、ゲストと観客に虚実融合、便利で面白い没入型インタラクティブ出展体験をもたらした。

画像1

SenseCoreセンスタイムAIビッグデバイス

センスタイムの展示ブースを訪れると、センターにあったのは横と縦がつながった曲面スクリーンで、ここに展示されているのはセンスタイムが開発した新型AIインフラ「SenseCore」センスタイムAI大装置だ。

SenseCoreは強力な計算力の基礎と先進的なアルゴリズム能力を統合し、データを分解して衝突させ、潜在的な価値を掘り下げ、AIのコスト削減と効率化と大規模化のイノベーションと応用を実現することができる。
AI大装置により、センスタイムはエコシステムの川上・川下のパートナーと共同でAI技術の研究開発とブレークスルーを促進するとともに、効率的なアルゴリズムモデルの生産能力でさまざまな業界に浸透し、顧客価値のクローズドサイクルを改善し、都市管理、企業サービス、個人生活のデジタル化とスマート化の全面的な実現を後押し。

AI大装置をめぐり、センスタイムは「ガバナンスのデジタル化」、「経済のデジタル化」、「生活のデジタル化」という3つのテーマブロックで、各業界のスマート化へのモデルチェンジに対する補助力を十分に体現している。それだけでなく、センスタイム展示エリアには「海外展示エリア」と「エコシステム展示エリア」が設置され、センスタイムが国内外の多くのパートナーと共に実施した最新の成果を示した。

ガバナンスのデジタル化:AIを都市管理の毛細血管に浸透

AIなどのデジタル技術を利用して都市ガバナンスの現代化レベルを高めることは、経済・社会の発展と人民生活の改善により良いサービスを提供することができる。「ガバナンスのデジタル化」コーナーでは、センスタイムがスマート都市、スマート交通、スマートパーク、スマート通行、リモートセンシングなど複数の応用シーンをカバーする「SenseFoundryセンスタイム方舟都市開放プラットフォーム」を展示した。

このうち、センスタイムは「AI+『一網統括』」を上海市江蘇路の街道に順調に導入し、シェア自転車の駐車やゴミの溢れ出しなどの街道管理の需要に協力し、複数のシーンの自発的な発見、スマート化研究・判断、迅速な処理を実現する。
数キロ離れた田林街道管轄区は、生命通路の渋滞と電気自動車のエレベーターへの進入をスマートに感知することで、区と街道の2級政府による生命通路の渋滞の発見、報告、処理などの全プロセス管理を実現し、徐匯区住宅団地の消防車通路と電気自動車などの方面の街道の細分化管理を強化する。

それだけでなく、都市の日常的な交通運営の中で、センスタイム睿途交通開放プラットフォームは独自に開発したAIイノベーションエンジン、AI分析エンジン、AI意思決定エンジンに基づき、秩序、安全性、効率性という3つのサービスの課題に焦点を当て、非自動車管理、交通事件の積極的感知、ビデオオフサイト法執行、重点車両管理制御などの重点交通管理問題を解決し18種類もの交通パラメーターに対して自動ホログラフィック感知と全サンプル分析を行う。
その他、意思決定スマート技術を画期的に応用し都市級ホログラフィック全域の手紙制御の最適化を実現し、交通サービスクローズドサイクルを構築し、交通管理の効果を全面的に高める。

画像2

センスタイムとモバイル交通開放プラットフォーム

特に、自動車は交通システムの重要な要素であり、そのスマート化の発展はスマート交通の実現を加速する重要な前提の一つである。
センスタイムのSenseAutoスマートカーソリューションプランは、スマート運転に道路の全シーン感知プランを提供するだけでなく、スマートキャビンのために便利で、安全で、個性的なスマートサービスを構築することができる。
このほか、車側・道路側の情報をリアルタイムで感知・処理・分析することで、センスタイムスマート車・道路協同クラウド制御プラットフォームは「車・道路・クラウド一体化」の自動運転と交通決定・制御を実現し、交通管理の効果を高めることができる。

経済のデジタル化:経済発展の各モジュールにAIを注入

AI技術と実体経済の深い融合は、伝統産業のモデルチェンジ・アップグレードを力強く促し、新産業・新業態・新モデルを生み出すことができる。
「ガバナンスのデジタル化」に隣接する「経済のデジタル化」ブロックでは、センスタイムはスマート不動産、スマート金融、スマート商業、スマート工業など、スマート医療、スマートメディア資本、AI教育などの実用化に向けたSenseFoundry-Enterpriseセンスタイムの箱舟企業開放プラットフォームに基づく商業能力付与業界の展示を重点的に展示した。

伝統的な工業シーンでは、センスタイムがスマート工場スマート管理プラットフォームを通じて工場の生産ラインにスマート化された生産運営管理と品質管理・コントロール能力を提供し、生産プロセスに発生するステップミスや不規範などの問題に対応して提示することで、製品の品質を保障する。
それだけでなく、センスタイムは工場の安全にデジタル双子地図に基づく危険感知能力を提供しており、危険な事件の発生を効果的に識別し、事後予防を事前管理に格上げすることができる。
スマート医療分野では、センスタイムが独自に開発したスマート診療プラットフォーム「SenseCare」を展示。
同プラットフォームは先進的なディープラーニングアルゴリズムと高い同時画像3次元後処理能力を集積し、神経、心臓、肝臓を含む人体の10余りの重点器官をカバーし、画像科、病理科、外科、整形外科などの臨床方向に診断、治療、リハビリの完全なワークフローをカバーするAIスマート応用を提供することに力を注いでいる。
プラットフォームは現在、上海交通大学医学院付属瑞金病院や四川大学華西病院などのトップ病院に順調に設置されている。

それだけでなく、センスタイムもAI教育の普及と発展を推進し続けており、未来の技術イノベーションと産業経済の発展に向けて人材を送り込んでいる。
AI教育の面では、センスタイムは新版センスタイム教育プラットフォームのほか、小中高校、職業教育など4つの教育学区間をカバーするAI教材、教具、国際青少年AI交流展示会の優秀作品などの展示項目を出展した。
特筆すべきは、センスタイムのAI基礎教育が上海市、北京市、深セン市、青島市など30以上の都市、2700以上の小中学校に普及し、計7300人以上の第一線の担当教員を訓練しており、AI基礎素養教育の発展を大いに推進していることだ。

画像3

センスタイム教育用人工知能教育教材

プライベートのデジタル化:生活の隅々にAIを登場

住民生活のデジタル化モデルチェンジは、同様に都市全体のデジタル化、スマート化アップグレードを推進するカギの一環でもある。
「生活のデジタル化」ブロックはセンスタイムがオリジナルで構築した火星複合現実プラットフォーム「SenseMARS」をコアとし、AI+AR技術の観光地、パビリオン、空港などでの下旅シーン、相互娯楽やライブ配信などのオンラインプラットフォームでのイノベーション応用を重点的に展示した。
センスタイムはこのほか、日常の家と密接に関連するスマートドアロックソリューションプランを持ち込み、イノベーションのインタラクティブモードでスマート生活体験を構築している。

AI+AR技術により、センスタイムは展示ブースに「AR World海底世界」を構築し、スマホを使いミニプログラム展示ブースの実景をセンスタイムでスキャンすることで、ARの深海海底に入り、小さなウミガメや大きなクジラとAIの世界を遊泳し、それらとインタラクティブなゲームを行い、賞品を手にすることができる。
それだけでなく、センスタイムはまた、AR創作ミニプログラム「記念猫AR文創プラットフォーム」を初めて展示。
これは時空の束縛を打破し、実物の静的な表示方法を変え、文創や消費財などの実体物品に記念的かつインタラクティブなARコンテンツを付加することができる。
アプリをインストールする必要がなく、軽くスキャンするだけで虚実を結合したコンテンツを体験でき、家族や友人と共有するのに便利だ。

画像4

「AR World海底ワールド」

このほか、高度にシミュレーションされた人物イメージを持ち、音声認識や視覚認識などのマルチモーダルAI技術を搭載したAIデジタル人間の展示も注目を集めた。
センスタイムデジタル人間はAI技術駆動下で多くの実写の表情と動作を学習することで、真に迫った擬人効果を生成し、接待、説明、質疑応答などのサービスを提供でき、多くの再現性のある手間が省ける。
センスタイムAIデジタル人間は現在、中国農業銀行、イオンモール、一大会館などのさまざまなシーンで活用されており、サービス業界の顧客体験とサービス効率の大幅な向上を支援している。

AIで大会に力を与え、虚実融合の参加体験を構築

展示のほか、センスタイムは再びイノベーションのAI技術を大会の組織と運営に応用し、参加者がAI技術の現実的な応用と未来の発展のポテンシャルを実感できるようにした。
未来都市への限りない幻想に基づき、センスタイムは大会初日の新製品発表エリアで、未来へのセンスタイム「SenseAuto」自動運転AR小型バスのベールを脱いだ。
AI+ARの可視化方式により、センスタイムAR小型バスは万博展覧館から万博センターまでの路線でパークの実景をリアルタイムでスタイル化することができ、未来の都市の産業発展、テクノロジー文化などの内容を展示し、乗客の乗車体験を大幅に向上させることができる。
センスタイムモバイルスマート事業群スマート運転副総裁の石建萍氏は、センスタイムの「SenseAuto Pilot」スマート運転ソリューションを搭載した自動運転AR小型バスは、特定の停留所で自動的に停留して乗客をつなぎ、完全に自主的なナビゲーションと運転により、固定路線に沿って乗客をポイントツーポイントで安全に目的地まで届けることができる。パークの通勤渡しや観光地の観光など、さまざまなつなぎのシーンに適している。

画像5


センスタイムSenseAuto自動運転AR小型バス

画像7

センスタイムモバイルスマート事業群スマート運転副総裁石建萍

また、参加者が会場の中で一時的に物にアクセスしやすいよう、センスタイムは大会会場に無料で使えるAIスマートフラッシュロッカーを70個まで設置した。
フラッシュロッカーにはセンスタイムのトップレベルの身分認証技術が統合されており、利用者は実際にミリ秒レベルのロック解除を実現するほか、物を取った後に個人データの削除を自動的に完了し、プライバシーの安全を保障する。
なお、ユーザーは物を保管する際に自分でセルを選択することができ、より人間らしいアクセスプロセスを実現することができる。

画像8

それだけではない。センター1階の広告の下に、WAIC専用アプリをダウンロードすると、AR未来の城絵巻がバナーに沿って鮮やかに展開される。
まるで現場のゲストを乗せて未来への旅をするかのように、仮想の列車が飛び出していく。
AR技術の応用は物理空間の制限を打破し、仮想と現実を完璧に融合させ、オフライン展示会に新たな体験と参加感をもたらした。

画像9

センスタイムは今回の大会をプラットフォームとし、イノベーションの限界を突破し続ける自身の技術能力を十分に示すとともに、都市管理、企業サービス、個人生活のスマート化モデルチェンジを全面的に後押しし、デジタル中国とスマート世界の建設を駆動するという目標を示したいとしている。
続く世界人工知能会議メインフォーラムとセンスタイム人工知能企業フォーラムでは、センスタイムはまた、各界のリーダーたちとAI分野の技術の先端、産業のすう勢、実用化された応用について共に検討し、AIの前向きな命題と観点を衝突させ激動させるとともに、このAIの宴で業界発展の未来を共に探っていく。

センスタイムについて

世界有数のAIプラットフォーム企業であるセンスタイムのSenseTimeは、中国科学技術部が指定する「スマートビジョン」国家次世代AI開放イノベーションプラットフォームだ。

センスタイムは「オリジナルを堅持し、AIが人類の進歩をけん引する」ことをミッションとビジョンとしている。
同社は世界トップクラスのディープラーニングプラットフォームとスーパーコンピューティングセンターを独自に開発し、設立したほか、画像認識、テキスト認識、医療画像認識、動画分析、無人運転、リモートセンシングなど、一連の最先端の人工知能技術を発表。
センスタイムはアジアをリードするAIアルゴリズムのプロバイダーになっている。
また、センスタイムは新型AIインフラ「センスタイムAI大装置」を先読みして構築し、先端計算力センター、アルゴリズム及びデータプラットフォームを開通し、AI生産要素の価格を大幅に引き下げ、高効率・低コスト・大規模化のAIイノベーションと実用化を実現し、さらに商業価値のクローズドサイクルを開通し、ロングテール応用の問題を解決し、AIの工業化発展段階への移行を推進する。

ンスタイムは複数の垂直分野でトップシェアを占めており、サービスはスマート都市、スマート交通、スマートパーク、スマート不動産、スマート通行、スマート文旅、スマートカー、教育、医療、リモートセンシング、広電、商業、工業、金融など複数の業界をカバーしている。

センスタイムは現在、香港、上海、北京、深セン、成都、杭州、西安、台北、京都、東京、シンガポール、リヤド、アブダビ、ドバイにオフィスを設立している。
また、センスタイムはマレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、韓国、マカオなどにサービスしている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?