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【雑感】お客様に雇用形態は関係ありませんが...。

<おじさんDX Vol 579>

先日、とある小売業種で見かけた光景ですが、雇用形態を理由に顧客への対応をしていたのです。

その店員さんと顧客の間でトラブルになっている様子でしたが、少々疑問に思ったといいますか、これが現実なのかな?と…。



✅個人による意識の差?


その光景を見て私は、(雇用形態に関わらず店舗スタッフが)店舗を代表しているという意識が薄れていると思いました。

✅私は【アルバイトなので】分かりません。


個人的に違和感のある言葉です。


ですが、表現方法は適切ではなくとも、上記のような表現になる理由は何だろう?と思ったのも事実です。



✅責任範囲と役割分担


実際に店舗スタッフというのは、多種多様な役割を求められますので、雇用形態にかかわらずお客様からしたら店舗で働くヒトです。


つまり、お店を代表しているのです。

ですから責任感を持って仕事をして頂くのが、常識と思っています。

✅しかし...。

その責任感から来る責任の範囲ってどこまでなのだろう?

長年漠然とした疑問なのですが、漠然とした方が良いのかどうか迷うところでもあるのです。



✅明確な線引きは逆効果なケースも


かつて私は、雇用形態によって責任の範囲を線引きしたことがあります。


アルバイトスタッフを守る為と思って実行

実際に店舗を代表するという意識はあっても、権利や権限もない状態での対応は難しいと感じたからです。

所属していた組織でのアルバイトスタッフの待遇は、正社員スタッフと比較して

✅給与面は低く
✅職責の範囲も狭く
✅職務内容も比較的初歩な部類

「このような状態で正社員スタッフと同様の意識や責任を…」というのは、ご都合主義ではないかと感じていたのですが、一部の正社員スタッフは、アルバイトスタッフにも同様の責任という行動を求めていたのです。


✅「責任だけが同様」というのは、酷ですよね😅


個人的な話が続きますが、職責に応じて待遇があると思っている私ですので、アルバイトスタッフは、正社員同様の職責の範囲でなくても良いという区分けが、彼等彼女等にとって良かれと思ったのです。


ですが...この選択は失敗でした😓


後に本音を聞いたら…。

✅区別されることで疎外感があり、遣り甲斐が低くなった。

モチベーションの低下を招いてしまったのです。


ありがたい話で当時のアルバイトスタッフは、意識が高く雇用形態で職責を語るような事はなかったのですが、ここに私は甘えていただけなのです。



✅雇用形態よりも


正社員だから、アルバイトだからのような雇用形態ではなく、私が本来気付かなければいけなかったのは、各自の能力なのです。


当時の私の反省点として、各自の能力を把握して適正な職責を割り当てするというコトが出来ていませんでした。

✅適材適所
✅得意不得意
✅向き不向き

言葉にすれば簡単です。

数多くのスタッフの能力を活かすべく各自の能力を把握するのは、なかなかに大変でした。



✅言葉の力って偉大


普段から刷り込まれている言葉
は、いざという時に出てしまいがちです。

✅「正社員だから」ここまでの職責
✅「アルバイトだから」ここまでの職責


こういう表現よりも

✅○○さんには、こういう役割をして欲しいから、○○という責任を担って欲しい

もちろん待遇は、職責に応じて変化するのが前提となります。


冒頭にあります「アルバイトなので分かりません」という返答は、お客様にとってどうでも良いコトです。

そうした対応をしてしまう理由に雇用形態だけで職責の範囲を狭めている背景もあるのではないでしょうか。


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