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家のこと

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親との関係性、それによる自分への影響など。私が生まれ育った家の話をまとめています。
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知らなかった頃には戻れないから。

知らなかった頃には戻れないから。

2017年、初夏。
2020年、晩夏。
2022年、初秋。
私が家を出ようと決意した季節。この記事では、私が『機能不全家庭』や『毒親』という言葉を知って「家を出たい」と思うようになったきっかけを書こうと思います。

1.2017年、初夏。

母と大喧嘩をして(母と私 “高校生の頃”)しばらく経ったある日。その日も私は保健室のベッドに横たわって、小さく丸まってスマホを眺めていました。眠りたいのに眠れ

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こんな汚れた私でも、

こんな汚れた私でも、

※※性暴力の記述があります。トラウマ等のおそれがある方は閲覧を避けていただきますようお願いします※※

初めて感情を消そうと思ったのがいつだったか定かではない。記憶にあるきっかけは、3年前から受けている両親からの性暴力。心が現実に耐えられなかったのだと思う。自分の記憶も感覚も全てが他人事で、その割に思い出してしまうと叫びたくなるほど苦しくなる。

料理をしていて抵抗できない時、父親に背中や腰まわり

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私と母

私と母

気持ちと事実の整理のため、これまでに私と母の間にあったモヤっとする出来事を書いていこうと思います。

幼少期〜小学生の頃

・私が3歳になった頃、弟が産まれました。何かと「お姉ちゃんなんだから」と順番を後回しにされたことを今も覚えています。それでも弟が大切な存在であることに変わりはなかったし、自分は我慢しなければならないのだと思っていました。

・小学1年生の冬、その当時よく遊んでいた子の1人から

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私の夢

私の夢

私には2つの夢がある。1つは看護師になること。きっかけは入院した病院で働いていた看護師さんだ。

その人は私が今も通っている病院で働いていた。私が手術を受けた日の夜、彼女は夜勤の担当だった。
ぼんやりと纏まらない思考で、ベッドサイドに置かれた心電図モニターを眺めていたのを覚えている。脈拍は90回/分を切ることはなく、誰かと話すだけでその数字は130回/分を超えてアラームが鳴った。全身が怠く、身じろ

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