優雨

22歳。生きるために文章を書いています。音楽と犬と言葉が好き。いつか幸せになれる日を願…

優雨

22歳。生きるために文章を書いています。音楽と犬と言葉が好き。いつか幸せになれる日を願って。

マガジン

  • 思考の垂れ流し

    思ったこと、考えたことを気ままに書きました。

  • 創作

    思いのままに書き散らした小説たち。短編ばかりまとめています。

  • 今までのこと

    これまで経験したことをまとめました。

  • 家のこと

    親との関係性、それによる自分への影響など。私が生まれ育った家の話をまとめています。

最近の記事

  • 固定された記事

野良犬の私たち

深夜2時、親友と話していて、自分を野良犬だと喩えたことに我ながら納得してしまった。温かい手を求めて彷徨う野良犬。 いつからこうなったのか分からない。気がつくと私たちはハードモードの人生に放り込まれていた。病気、家庭環境、人間関係、エトセトラエトセトラ。2人とも口を揃えて言うのは“生き地獄”だということ。 どれか1つなら何とか耐えられたのかもしれない。運悪く、私たちは同時に複数を背負ってしまった。自分1人だけでやり過ごすことは出来ず、だからといって私も、親友も、互いを泥沼から

    • 付き合っていた人とお別れしました。何かされたとかじゃなくて単に飽きた、どうでもいいって言われてしまいました。 お仕事も慌ただしいし、上手く紛らわせてやり過ごしたいです。

      • 全部大丈夫になりますように

        「大丈夫ですか」と聞かれたら「大丈夫じゃないです」と即答できてしまうであろう精神状態で社会人1週目が終わりました。入社式に始まって研修で終わった5日間は帰宅するたびに疲労のあまり理由もなく泣き、水曜日には食事を作る気力も片づける気力もなくなりました。節約は一旦お休みしようと次の日の昼食を買いにコンビニまでとぼとぼ歩いて、それでも次の日にはちゃんとまた出勤しました。 これでも必死だったのですよ。慣れない家事に慣れない人たちに慣れない環境。気を抜けば過活動になるから体力の配分に

        • 一人で暮らす

          新しい街には田んぼがないということに、新居に向かう車内で気づいた。 十数年住んできた田舎を離れ、今度は何でも揃う都会がすぐそばにある。一番近いコンビニは徒歩10分のところにあり、駅までは徒歩3分。最寄り駅から15分程度で百貨店やショッピングモールが一通り揃う都会に行ける。タワレコにも映画館にもカラオケにも、誰の目を気にすることもなく行ける。 門限はもうない。 誰と出かけるか聞かれることもない。 どこに行くか聞かれることもない。 出かける直前の服装やメイクへのダメ出しもない。

        • 固定された記事

        野良犬の私たち

        • 付き合っていた人とお別れしました。何かされたとかじゃなくて単に飽きた、どうでもいいって言われてしまいました。 お仕事も慌ただしいし、上手く紛らわせてやり過ごしたいです。

        • 全部大丈夫になりますように

        • 一人で暮らす

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        • 思考の垂れ流し
          11本
        • 創作
          6本
        • 今までのこと
          7本
        • 家のこと
          4本

        記事

          許された日、のこと。

          私の片思い(だと思っていたもの)が実を結んで、一人暮らしが始まる少し前に“関わりの薄かった後輩くん”は“大切な恋人”になった。 彼は、太陽というより月のような人だ。 犬というよりは猫に近い。 大きな声で人の前に立って目を惹くのではなくて静かな声に皆が耳を澄ませるような人で、 植物に例えるなら向日葵ではなく月見草のような人。 キラキラした宝石ではなくて、温かく光る真珠みたいな人。 人の悲しみの隣に座って、雨が止むまで待っていてくれる人。 彼の手は温かい。冷え性の私はいつも指

          許された日、のこと。

          人より多くを望んだって

          世の中の大人に言わせると、私の人生はすごく恵まれたものになるらしい。 食事に苦労しなかったから。病院に通えたから。大学に通えたから。働く先が見つかったから。住む家があるから。寝る場所があるから。 「育ててくれた親に感謝しなさい」と言われ、何とも言えない気持ちがふつふつとこみ上げてくるのを押し留めながら「そうですね」と笑顔を向けたのは何回あっただろう。 彼らは知らない。私が一時、大学のカウンセリング室に足を運んでいたことを。私の家庭では親子関係が逆転していることを。そうし

          人より多くを望んだって

          かつて高校生だった私へ 何者でもない私より

          晴天に恵まれながらも寒さは容赦なくやってきたその日、私はまた一つ未来に足を踏み入れた。 桜はまだ咲かない。北風がセットした前髪をかき混ぜて走り抜けていく。数ヶ月ぶりに顔を合わせた友達ときゃあきゃあ騒いで写真を撮り、実感ないねーなんて中身のない話に興じる。 あの小さな世界から自分の居場所がなくなって から、早くも5年半が過ぎていた。かつての私は生きるモチベーションなど持ち合わせていなくて、明日の朝が来ませんようにという絶望を煮詰めたような祈りだけがそこにあった。 ただ日々を

          かつて高校生だった私へ 何者でもない私より

          期待しても、いいですか。

          もう好きな人は作らないと思っていた。 誰も好きにならず、誰にも好かれないと思っていた。 一人で生きていくのだと、一人は孤独ではないと言い聞かせながら、心の片隅に寂しさがあった。 唐突なメッセージに唐突な通話。私の身の周りがようやく落ち着いた矢先の出来事だ。それまでも何度かメッセージのやり取りがあったり大勢を交えて話したことはあったけれど、一対一で話すのはこれが初めてだった。 お互いに暇つぶしで繋げたはずなのに、私は始終緊張していた。聞き慣れないけれど心地良い声が、時折ぽつぽ

          期待しても、いいですか。

          好きの矢印がお互いを向くこと 貴重で幸せなこと

          好きの矢印がお互いを向くこと 貴重で幸せなこと

          第113回看護師国家試験レポ

          6時起床、最低限のメイク(下地にパウダー、眉だけ)を済ませて朝食にした。実感がないままに食事を摂る。緊張より眠気が勝っていた。 すごく寒い日で、私も友達も心ここにあらずといった感じで、指定された教室に学年の全員がいることが救いだった。 問題用紙も解答用紙も一人ずつ配られる。始まる前に中を見ないようにするためだと思うけれど、この時間が午前と午後で4〜50分あるから何せ眠い。十分に寝ていても眠い。緊張感はあるようでなかった。ふだんの模試と大差ない。今更ながら、大丈夫だろうかとい

          第113回看護師国家試験レポ

          看護師国家試験まで1ヶ月を切りました。心に余裕がなくてしばらく書けていません。終わったらここに戻ってこようと思います。しばしお待ちください。

          看護師国家試験まで1ヶ月を切りました。心に余裕がなくてしばらく書けていません。終わったらここに戻ってこようと思います。しばしお待ちください。

          大切な親友に少し早いクリスマスプレゼントを送りました この世界がキラキラした雰囲気に包まれる中では埋もれてしまいそうなものばかりだけれど、どうかこの思いごと箱に詰まって届きますように

          大切な親友に少し早いクリスマスプレゼントを送りました この世界がキラキラした雰囲気に包まれる中では埋もれてしまいそうなものばかりだけれど、どうかこの思いごと箱に詰まって届きますように

          人生の椅子とテリトリー

          少し前、元彼からLINEが来た。粘着質だ。最近どうしているか聞きたいから電話しませんか?と言われ、いっそのこと言葉でボコボコにしようと思ってサークルの持ち部屋に呼び出した。 が、他の人がいるからやめておくと断られた。「たぶんもう連絡しない方がいいですよね?お元気で」と言い残して。 ふざけんな、と思った。そっちから言い出しておいて「2人で話せる状況にならないと思うからやめておきます」だと?冗談も休み休み言え。こちとら怒りで全身震えるレベルだったんだ。なーーにが「断ってすいませ

          人生の椅子とテリトリー

          昼前はコートいらない暖かさだったのに今こんなに冷えるのは何故…

          昼前はコートいらない暖かさだったのに今こんなに冷えるのは何故…

          【創作】薄闇

          夢を見ていた。長い長い夢だった。 隣に人がいた。綺麗な目の人だった。顔のパーツ一つひとつはよく憶えていない。彼が何か言って、私はそれを聞いて笑っていた。心底楽しそうに笑っていた。笑っている私を、もう一人の私が少し離れたところから眺めていた。 場面がふっと変わって、私は彼の腕に抱かれて微睡んでいた。辺りは夜明けのように白んでいた。二人は隙間なく身を寄せ合って眠っていた。眠っている二人を天井から見下ろす私がいた。 夢を見ていた。幸せな夢だった。一人を心から愛おしく思う、暖かくて

          【創作】薄闇

          あと何回、

          これまで何度、もう無理だと思っただろう。 分かってくれないはずなのに、本音をぽろっと落としてしまう。もちろん受け止めてもらえるわけもなくて、そこまで言わなくてもいいのにと思えるほどの非難と叱責がぶつけられたりする。 苦しむのは当然だと言われているような気がして、この先どれほど頑張ればいいのか分からなくなって、あぁもういいや、と全部を投げ出しそうになる。 あと何回、否定されたらいいんだろう。 あと何回、涙を飲み込んだらいいんだろう。 あと何回、吐き気がするほど泣いたらいいんだ

          あと何回、