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更年期始まりました

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更年期が始まって体の変化が出てきたことをまとめています。2021年10月からホルモン補充療法を始めたので、その経過もこちらに書いていく予定です。
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大豆ミートの進化

大豆ミートの進化

私の夫は肉が嫌いだ。幼い頃は魚も食べられなかったそうだが、私が出会った頃は獣と鳥の肉が断固拒否、魚は臭いがきつい食材は箸をつけないという状況だった。

本人は「僕は肉だけが食べられないから、そんなに偏食じゃない」と言い張っていたが、「日本では肉を使うレシピはかなりの割合だろうから、それを食べられないなら相当な偏食じゃない?」と返したらそれ以降あまり反論しなくなった。

生まれ育った家は父が大の魚好

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ライフサイクルについて

ライフサイクルについて

家族療法について学ぶに当たり、避けて通れないのがライフサイクルという考え方だ。そこで今回はライフサイクルについて私なりの解釈や考えを記したいと思う。

人生の節目に潜む課題ライフサイクルと言われるとピンとこないかもしれないが、日本語で意訳すれば人生の節目とそこで取り組むべき課題と考えればいい。

ライフサイクルについては多くの心理学者たちが述べているが、最も有名なものはエリクソンが提唱したものだろ

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改めて家族について考える

改めて家族について考える

家族療法の話を進めている途中だが、ここで改めて家族とは何かを考えてみたい。

多くの人は家族と言われると両親と子ども(同居していれば祖父母も)をイメージすると思う。つまり

・同居している(利害関係を共にしている)

・血縁や婚姻関係・もしくはそれに準じた関係の人のつながり

というのがポイントになるようだ。

かなり曖昧ではあるが、この2つの条件のいずれかもしくは両方当てはまることが人が家族関係

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家系図を描いてみる

家系図を描いてみる

家族療法を学ぶ上で基本となる考え方は、家族を1つのユニットとして捉え、症状が出ている人をIP(Identified Patient :患者とみなされている人)と呼ぶ。つまり、症状が出ているのは家族の歪みをIPが体現しているのであり、IPの症状を改善させるには家族の関係が変わる必要があるし、家族には変わる力があるという認識なのだ。

私自身大学で家族療法の講義を受けた時もまず初めに自分のルーツを確認

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『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』(河出書房新社)レビュー

『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』(河出書房新社)レビュー

Twitterで見かけて興味を持ったのでリアル書店数店で探したが、見つからなかったためネット書店で購入して読み始めてみた。

正直感想としてはかねてより疑問に感じていたことが話題になっていて「ですよねー!」と共感しきりだったが、経済がジェンダーにこんなにも大きな影響を与えていることを改めて認識できたのは大きな収穫だった。

ただ、ジェンダーを見直せば簡単に解決とはいかない。私がとても納得したのは本

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個人と時間について考えるー家族療法の話の前に

個人と時間について考えるー家族療法の話の前に

昨年旧知の仲であるコーチングバンクの原口佳典氏から「以前村上ちゃんの自宅でやった家族療法講座がメチャメチャ分かりやすかった」と連絡をもらい、この話を元に家族療法についてnoteなどにまとめたら?という宿題をもらった。

考えてみたら発達相談はまさに家族療法のインテーク面談の要素を持っている。もちろん家族療法の技法をそのまま使っている訳ではないが、家族療法や交流分析で学んだことは大いに活用している。

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2年ぶりのヘアドネーション

2年ぶりのヘアドネーション

昨日久々にヘアドネーション目的で美容院へ行ってきた。仕事柄髪をまとめておきたいのと、発達障害だと人の顔の区別がつかないから髪型や声で判別している人は案外多いので、あまり顔の周囲が変化しないよう結べる長さにしている。

きっかけは「もったいない」と思ったこと小学校3年生頃からほぼロングヘアにしていた。長髪にしていると「髪を縛るのが面倒じゃない?」「夏は暑くない?」と聞かれるが、我が家は母から髪の毛を

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コロナ禍三度目の春に想う

コロナ禍三度目の春に想う

束の間の平穏デルタ株が落ち着いて2021年10月から11月はそれまでの緊迫した雰囲気から少しホッとした空気だったと言えよう。久しぶりに姉や旧友に会ったり、母を連れて上野の美術館へ出向き、やっぱりこういう時間も大切だと実感していた(母も前の家より上野へのアクセスがいいのが分かったのか「今度はフェルメール展へ行こうね!」と外出のモチベーションが上がった様子)。

しかし、12月頃からオミクロン株が世界

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母の体調 私の体調

母の体調 私の体調

スケジュール調整の課題持病がある-それだけで一気にしわ寄せが来るのが通院時間の確保だ。きっと同じような身の上でないとなかなかイメージがつかないかもしれない。

1箇所だけならまだいいのだが、それが複数の病院になると休診日や仕事のスケジュールを加味してパズルの如く当てはめていく必要がある。

最近はこれに加えて親の介護サービスや通院付添の予定もあるから、「えーと、この日ならN子さんは〇〇へ行っている

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閉経に備える

閉経に備える

それは痛みとともに始まった40代後半となればだんだん周囲からも更年期や閉経などの話題が出てくるものだ。頭では理解していたし20歳で発覚した子宮内膜症の影響もあり「生理が終われば楽になるかなー」と期待と不安が入り混じった気持ちで時を過ごしていた。

我が家は同年代の夫婦の中でもスキンシップがある方だと思う。実はそれがないと夫はあっと言う間に自分の世界へ埋没するような人なので、お互い意識的に触れ合うよ

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ケア軽視社会への疑問

ケア軽視社会への疑問

近代化がもたらしたもの以前note記事で文明は合理性の追求の面があると書いた。便利で快適、すぐに、簡単に、分かりやすく、というフレーズは様々な場面(特に広告)で目にするだろう。

もちろんその恩恵を享受しているので全面否定するつもりはないが、人間というのは合理的ではない要素も多分に内包している。

個人的にそれを実感しているのが新型コロナの流行だ。世の中はリモートワークやオンライン授業と色々動いた

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ホルモン補充療法始めました

ホルモン補充療法始めました

9月にホルモン補充療法を検討していることを記事にしたが、10月に婦人科を再び受診した(9月受診時の様子はこちら)。

その結果10月中旬からホルモン補充療法を本格的に始めたので記録を兼ねてこちらに記すことにした。

ホルモン補充療法開始のガイドラインかかりつけ医からはホルモン補充療法を開始するためには日本産婦人科学会が出しているガイドラインに沿って実施すると説明を受けた(タイトル未設定とあるが、こ

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