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【おやすみ前に、お砂糖ひとさじ】楽しむことに、意識を向けて

仕事の一環で、先日内省とフィードバックを重ねるワークショップに参加しました。
本人の個性や持ち味が強く出過ぎてしまうせいで辛くなってしまうことが多いことから、そこではその個性や持ち味を他者からのフィードバックを通しチューニングすることで、不安やストレスを軽減していくアプローチをとっていきました。

ここでいう持ち味が強く出過ぎてしまうというのは、例えば下記のようなことです。
・人とうまくやりたいという気持ちが強すぎることによって、嫌われたくないという強い思いが出て、リーダーとして機能しない
・責任感が強すぎるが故に、人へのダメ出しが増え上から目線になってしまう
・楽観度が高すぎることで、自分自身が変わる必要性を認識できない
これらは前半の気持ちが「そう思うことでうまくやれてきた」という成功体験の積み重ねにより次第に強くなっていき、後半の状態へと移っていくものとなります。

ワークショップで実際に行ったこと

実際のワークショップでは、まず3-4名のグループになり、一人ひとつずつ心配事に関するテーマを決めます。
それを基に、一人の人のテーマに対し下記の一連の流れを繰り返していきます。

テーマに関して本人が自由に話す

それに対して感じたこと・考えたことを、本人以外のメンバーのみで話す

本人が他の人の話を受けた上で思ったことを話す

ここまでの話を経ての本人の印象を、本人以外のメンバーがフィードバックする

本人がそれを受けて感じたことを話す

これを行うことで、自分の困りごとに対してフィードバックを受けることを繰り返し"他者から見た視点"に触れることで、行き過ぎている部分に気づきチューニングが行われることとなります。

楽しむことはいつの間にか後回しになる

私がこのワークショップでテーマにしたことは、夜なかなか寝付けないことでした。
その中で一緒に参加した方々からいただいたフィードバックは、真面目や繊細な印象、"こうしなきゃ"より"こうしたら楽しい"で動けたらいいんじゃないか、悪い方に考えないことが重要ではないか、といった内容でした。

でも、この"こうしなきゃ"より"こうしたら楽しい"という視点は、普段生活していると結構すぐに失われてしまうものなように感じています。
実際に一緒に参加した方のお話でも、同じようにそれが後回しになっているという気づきを得られた方もいて、どうしても"やらなきゃいけないこと"の優先順位が高いからこそ、楽しむことは見落としがちになるのだなと実感しました。

だからこそ意識して楽しむ必要がある

やるべきことに埋もれて意識しないと見落としがちな"楽しむこと"は、日々の生活の活力になります。
やるべきことに追われ楽しむことを疎かにしていると、自分が満たされることがなくなってしまいます。
楽しむことは、ストレスコーピングの一部です。
日常のほんの些細なことでも、"自分がこうしたいからこうする"、"私はこれが楽しいと感じるからやる"という感覚を意識して行っているかどうかは、満足感に大きく影響してきます。
同じことを行っていても、それを自分が楽しいと思ってやっていると認識できているかどうかで、感じる充足感も変わっていきます。
意識を向けて"楽しむ"ことをすることで、自分自身を満たしながら過ごすことができ、より気持ちよく日々を送ることができます。

自分が気持ちよく日々を送れることは、周りにやさしくできる余裕が生まれることでもあります。
自分を満たすことは、他者の一部を無理なく満たすことの一歩にもなっていきます。

楽しむことに、意識を向けて

自分自身が楽しむことに罪悪感を抱いてしまうこともあるかもしれません。
やるべきことをやりきっていないのに楽しむだなんて、と感じてしまうこともあるかと思います。
だけどそんな時でも、ほんの少しだけ意識して楽しむことをしてみて欲しいです。
それが結果としてもう少し頑張る活力になったり、肩の力を少しだけ抜けるようになったりするから。
私も意識を向けられないことは多々ありますが、思い出した時にでも日々、楽しむ時間を大切に過ごしていけたらいいなと思います。


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