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抑うつ状態とは、どういうものか。

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自分自身へ、同じような症状で悩まれている方、またその周りの方々へ。 私が自分の抑うつ状態と向き合った日々のnoteをまとめます。「素敵な向き合い方」だと感じた時には他のnoter…
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#振り返りnote

ぽんコツ子の成長

ぽんコツ子の成長

私は今でも偶に、自分自身のことを「ぽんコツ子」と呼ぶことがある。ドン小西さん的なイントネーションで、「ぽん•コツ子」である。

この呼称を使うようになったのは、1年半ほど前だろうか。定かではないが、休職期間中であったことは確かだ。
何をやってもダメなことが続き、「私は、ポンコツです。」と布団にくるまって泣きながら休んでいた頃だったと記憶している。

例えば、張り切って買い物に出かけたのに、スーパー

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疲れ果てて寝た夜に、必ず脳裏をよぎる事がある。

(取り戻さなきゃ、なにかしなくちゃ。)

でも、それをすると生活がぐちゃふにゃになることは既に経験済みなわけで。

そんな訳で私は今日も、眠くなるまで深夜にnoteを読んでいる

「みんないろいろある」の不思議

「みんないろいろある」の不思議

「みんないろいろあるから」といわれるのと、
「みんなどんどん背負うものが増えて、段々下ろしていくんだよ。」といわれるの、あなたはどちらが良いですか?

私は後者の方が響きます。なんだか納得できるから。自分の周りを見渡す度、その人たちにとって、何が大変で、その身に何が起きているのかよく分からなかった。

でも、階段を少しずつ登ってきて、後ろを振り返ると、(あぁ、こういうケースや悩みもあったのか)とわ

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心の栄養を摂取する

心の栄養を摂取する

「栄養」というのは、食べ物だけから摂れるものではない、と私は思う。それは、形を変えて、姿を変えて、私の中に染み込んでくる全てのものを指しているのではないか。

誰かと交わした温かく何気ない言葉たち。
擦り寄ってきてくれる、モフモフの猫の姿をした師匠。
自分の好きな髪型や服装。
自然の中で地形に足を合わせながら歩く時間。
家族で過ごす無防備で気の許せる空間。

いろんなものに身を浸すと、ひとりで暮ら

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とごった夜を掻き混ぜる

とごった夜を掻き混ぜる

午後20時、もわっとした夜に包まれる。熱気が風に乗って私を覆う。停滞した空気から逃げ出したくて、外へ足を踏み出したのに、これではもわもわを纏ったまま帰宅することになってしまう。

向かった先のスーパーは閉店間際の様相。何が並んでいたのかすら分からない空の棚と対照的に、いいお値段のスイカ達が買われる時を待っている。

とごった空気の部屋から這い出した私には、サクサク買い物をすることなんて出来なくて、

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私のなかのキライを噛みくだく途中

私のなかのキライを噛みくだく途中

あなたには嫌いなものはないだろうか?

グリーンピースが嫌い、
脂まみれのフライパンを洗うのが嫌い、
親が喧嘩している場面に遭遇するのが嫌い、等々。

全部好き、と屈託なく言える人は中々少ないと思う。
逆に、あんまり気にならない、という人はそこそこいるかもしれない。

何故こんなことを書いているかというと、私は「嫌い」と感じている場面を、やんわりとベールで包んだ「苦手」という表現でやり過ごしている

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波に身を任せていた、あの頃。

波に身を任せていた、あの頃。

結婚してから約1年になる。
私たちの最小単位コミュニティは今日も穏やかです。

旦那さんを送り出した後、
ひとりコタツに潜って抜け殻となっていた、あの頃。

あの頃は、いろんなことが出来なかった。

実家で料理をしていた時に父と一悶着あったことで、
料理が出来なくなってしまった。

食器を衝動的に壊してしまいそうで、
食器を洗うことすら難しかった。

襲い来る睡魔に呆気なく負けていたし、
ぷるぷる

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