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人と比べない。
僕はLGBTのTであるトランスジェンダー。女から男に性別を変えて生きている。鈴木優希。
1980年生まれ42歳。生まれた時の名前は鈴木英理子。
僕のこれまでの人生の大半は、人と比べて生きていた。
自分軸の大切さ
僕がこの歳になってわかったことがあるので今回はそれを伝えたいと思う。
学生の時は学校が全て、その時の友達が全てだった。その環境で人間関係を上手く出来ないと終わりなような気がしていた。
だから、英理子の中にある「男の気持ち」をカミングアウトするなんてことは考えられなかった。
拒否されたらもうここでは生きていけない。そんなことを考えていた。
人の顔色を見て、気の合わない友達にも嫌われないように、必死だった。
そんな風にして自分を殺してまで築いた世界は?
【今はどこにも無い】
その時の友達、環境は今誰もいない。何もない。
その後、自分と向き合いカミングアウトした友達とは今も大切な付き合いをしている。
本当のありのままの自分を受け入れてくれた友達は一生の宝物だ。
他人は幸せにはしてくれない。
自分が幸せじゃないと絶対に意味がない。
それ以上に大切なこと。
我慢しないといけないことなんてない。
自分ファースト上等!
自分が満たされていないと、
誰かのしあわせを願ったり、応援したり出来ない。
妬み嫉みの人生より自分自身を認めてあげた方が確実に良い時間を過ごせる。
人と比べるよりも、大切なこと。
与えられた自分の人生を精一杯に生きていたら、絶対にひとりじゃない。
振り返った時、ふと隣を見た時、心強い味方が必ず居てくれる。
性同一性障害。
この身体に生まれてきてしまった人生。
でも、それがボクに与えられたたった一度の人生なのだ。
物心ついてから漠然と抱えていた不安、思春期に悩み、もがき、障害を受け入れ、治療として手術を繰り返して性別を変えた。戸籍変更後も副作用に苦しみながら「今」を生きる。
それが僕の人生。
決して悪いことばかりじゃない。
良いことも沢山。
家族、友人、仲間たちに囲まれて充実した毎日。
仕事もこの人生だからたどり着いた仕事。
オナベバーVenusの経営。LGBTQ関連の系列店舗の経営。LGBTQ版人生ゲーム「セレクトライフ」の監修など、
ハードだけどやりがいがある。
そんな忙しい毎日を送っていると、カミングアウトや性別違和、人間関係で悩んだ日々が嘘のように思える。
もう忘れてしまっているのだ。
そう!他人は関係ない。
まずは、自分らしく生きる!
それが1番大切。
今の環境で悩んでいる人は、ぜひ実践してみて欲しい。驚くほどに人生は変わる。
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鈴木優希のセミナー活動関連のお知らせ、性同一性障害のお子様を持つ親御さんへのメッセージなどLGBTについてのコンテンツを掲載しているオフィシャルサイトもご覧いただけたら嬉しいです。そしてコメントもお気軽にお待ちしています。
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