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土橋優平/NPO法人キーデザイン代表理事
2019年1月7日 09:20
さてさてさて。「四次元ポケットのないドラえもんに価値はあるのか」というタイトルで始まったこのnoteですが先日ある方と「若者の居場所づくり」について語っていた時「土橋さんはあくまでドラえもんが必要ということで四次元ポケットはなくてもいいということですね」という一言から始まりました。僕は一瞬沈黙しました。頭の中をたくさんのことが駆け巡りました。(自分、ドラえもん大好きな
2019年9月17日 21:02
今日相談を受けた不登校の子のお母さん。「今は無理矢理、なんとか子どもを学校に行かせているんですが…」という話から始まりました。「いや…」と心の中で思いましたが言葉にすることはしませんでした。「無理矢理」とご自身で言葉を選んで使っている以上「子どもに無理させている」という認識があるということ。つまりそこには「本当にこれでいいのか」という疑念ともしかしたら「子ども
2019年11月7日 01:12
最近フリースクールで子どもたちと一緒にお絵描きをするようになって。 「あ、自分って絵描くの好きなんだ」って気付きました。この下の絵は花火をクレヨンで描いてその周りを絵の具で塗ったもの。 小学5年生の女の子に「夜空ってさ、ただ真っ黒じゃないと思うんだ」って言ったら「あ、たしかにそうかもね」って共感してくれてちょぴっと嬉しかった時の絵。描いてる間、何も言わずにじーっ
2020年3月14日 23:08
先日、フリースクールミズタマリに通う男の子の誕生日があった。ろうそくの灯を見て彼は言った。「火はどうしてあついの?」--------------------------僕は普段、子ども達と一緒にいることが多い。中高生向けの学習支援教室、小中学生向けのフリースクール、小中高生向けの家庭訪問、高校生向けの居場所、週5~7でそれぞれ別の子ども達とともに時間を過ごす。
2020年6月22日 23:07
不登校LINE相談窓口お母さんのほけんしつ、オープンから29日目。「お母さんのほけんしつ」をご存知ない方はこちらへ。登録者数115名利用者数48。この窓口をふと見つけた時に「友だち追加」をぽちっと押して隙間時間を使って相談LINEを送る。家事育児で忙しく仕事もしているお母さんには忙しくてまとまった時間をとるのはハードルが高い。そんな方のことを考えて「LINE」
2022年6月28日 09:57
うちのフリースクールは子ども達が茶髪にしてもいいしピアスを付けてもどんな格好で来ても注意することはない。(もちろんスタッフもOK)むしろ「ピアスめっちゃいいね」「髪型かっけー」と本人の"好き"に関心を持つチャンスだと思っている。どんな格好、容姿でいたとしても何も影響はない。ルールは理由なしに作らないし「風紀を乱す」は一切理由にはならない。納得感のないルールが
2022年11月30日 17:32
みなさん、こんにちは。栃木県宇都宮市とさくら市にて、フリースクールミズタマリ・オハナを運営する、代表の土橋です。今回は最近よく質問される「フリースクールって経営成り立ってるの?」という問いに回答します。どちらかというと執筆や講演等においては、子ども達との関わり方や親御さんへの支援などの話がメインになるので、経営についてこうして綴るのは初の試みです。まず結論からお伝えすると「事業収入だ
2022年12月13日 22:08
不登校支援をしていると子どもが急に涙するシーンと出くわすこともある。理由が明確にわからない時にはと伝える。無理に聞かない。「言いたくない」という本人の意思を尊重し「もし話したくなったら言ってね」と待つ。「理由が知りたい」はあくまでこちらの要望。その背景には「わからない」という不安が私たちにある。私たちの不安解消のために子どもの意思をないがしろにしていいもの