不登校の子のお母さんから相談を受けた。
今日相談を受けた不登校の子のお母さん。
「今は無理矢理、なんとか
子どもを学校に行かせているんですが…」
という話から始まりました。
「いや…」
と心の中で思いましたが
言葉にすることはしませんでした。
「無理矢理」
とご自身で言葉を選んで使っている以上
「子どもに無理させている」
という認識があるということ。
つまりそこには
「本当にこれでいいのか」という疑念と
もしかしたら
「子どもにやりたくないことを強制して…」
と自分を責めている可能性もある。
「そんなことしたらダメですよ」
なんていうことは一切言わずに
お話を聴いていました。
お子さんと会話が成り立たなくなってきたこと
ご自身と旦那さんとの意見が合わないこと
子どもが自分自身を責めるような言葉を発すること
など様々話してくださいました。
僕からはアドバイスや何かをするわけでなく
周りにいる過去不登校だった人の話をしました。
「昔○○という事情で不登校になって
でも○○との出会いがあって
○○のように変わっていって
今は○○のように元気に生活しているんです」
と。
そして加えて僕の想いも。
「今苦しんでいるこの時間は
いつか必ず終わりがきます。
そして今のその不登校という経験が
何かの役に立つこともあるんです」
「僕は思うんです。
今この小学生中学生の若い時に
これだけ自分自身と向き合って
これだけ生きることと向き合っている子は
可能性の塊だなーと」
「一人ひとり、その辛さを味わったからこそ
人の辛さにも共感し、やさしくなれますし
今自分に向いているそのエネルギーが
他人や社会に向いたとき
どれだけこの世の中をよくしていくんだろう
っていつも思いながら
一人ひとりの可能性に僕は期待して
関わらせていただいています」
と。
いつの間にかお母さんは涙を流していました。
子ども達は悪くない。
たまたま合わなかっただけ。
その場所や、そこにいる人が。
それに子どもだけじゃなく
お父さんお母さんも悪くない。
「私たちの育て方が悪かったんじゃないか」
そんなことは絶対にない。
学校に行かなくとも
人はしっかり大人になることができる。
もしかしたらその不登校のおかげで
自分の好きを知って
生き生きとした人生を歩めたり
人の辛さに共感し寄り添える
やさしい人になることができたりするかもしれない。
子どもも親も悪くない。
ただ今の社会が追い付いていないだけ。
次世代を担う子ども達の
新しい感覚にこの社会が追い付いていない。
子ども達の感覚や価値観を大切に育むための居場所として
僕らはフリースクールを運営します。
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最近は週に2件ほどのペースで
不登校に関する相談に乗らせていただいてます。
もし不登校に関して
悩んでいる方がいましたら
僕のところまでご相談ください。
TEL:080-1853-6296
MAIL:yuhei.d@npo-keydesign.org
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