不登校は、決してサボりではない。子ども達の気持ちを知ってほしい。
不登校LINE相談窓口
お母さんのほけんしつ、オープンから29日目。
「お母さんのほけんしつ」を
ご存知ない方はこちらへ。
登録者数115名
利用者数48。
この窓口をふと見つけた時に
「友だち追加」をぽちっと押して
隙間時間を使って相談LINEを送る。
家事育児で忙しく
仕事もしているお母さんには
忙しくてまとまった時間をとるのは
ハードルが高い。
そんな方のことを考えて
「LINE」を使った相談窓口を開設しました。
6月1日から2週間経った頃から
「コロナ休校後から不登校に…」
という相談が増えてきました。
1日、2日は登校したけど
そのあと行けなくなってきて。
でも「まだ行けるかもしれない」
そんな期待をもって
まだ大丈夫と誰にも相談せず
ひとり小さな不安を抱えていたのが
1週間経っても、2週間経っても行けない。
これはまずいかもしれない
どうすればいいのだろう
そんな中で相談が届いているように思います。
不登校を知らない方の中には
サボりたいだけなんでしょ?
と言う方もまだまだ多い。
子ども達は決してさぼりたいわけじゃない。
長期休みの前、がんばって登校していた。
先生にどんな暴言を吐かれようが
学校の同調圧力でストレスを感じようが
スクールカーストに苦しもうが
同級生からいじめを受けようが
我慢して歯を食いしばって登校していた。
長期休みで家にいるようになって
学校がどれだけ苦しかったのか気付いた。
家がどれだけ安心できるのか
人と一緒にいないことが
どれだけ楽なのか気付いた。
新小学1年生のお母さんから相談があった。
ワクワクしてランドセルを買って
楽しみにしていたのに
このコロナで3密回避だと言われ
・3人以上での会話禁止
・給食中の会話禁止
・登下校は距離を保って歩く
・スポーツや遊びも控えること
という学校の状況に直面し
「つまらない」と登校前に泣くようになったと。
1年生の入学した直後からそんな状況じゃ
学校に行きたいと思えるほうが不思議だと思う。
そんな子ども達が
休校明けに「学校行きたくない」と
口にするようになるんです。
これは「サボり」ですか?
そんな言葉で彼らの苦しみや踏ん張りを
なかったことにしていいんですか?
学校が悪いとも先生が悪いとも言わない。
誰を責めるわけでもない。
ただ「不登校」の状況にある
子どもやその家族を
否定的な目で見たり
腫れ物扱いしたりすることをやめてほしい。
不登校を受け入れる社会の空気ができるだけで
子どもも親もゆっくり焦らずに過ごすことができる。
その中で
子ども達の好き嫌いや特性を知り
学校以外の道を探すことができる。
不登校を問題扱い・腫れ物扱いする
この社会の空気が変わるだけでも
子どもの未来は大きく変わる。
その空気をつくっているのは
一人ひとりの価値観や考え方にある。
自分の人生で得た学びや知識だけが
正解だと思うことをやめてほしい。
一人ひとりに正解があり
それを共有し、話し合い
困ったときに互いに支え合うことで
人は命を灯し続けることができるのだと
理解してほしいと強く思う。
また先日「子どもの支援に関わる大人として大切にしたいこと」と題して、不登校関係の取組みを行う「イクミナル」さんが、記事を公開したので、子ども支援に関わる方はぜひこちらをご覧いただきたい。
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