自分を好きになれない人の話

自分を好きになれない人の話

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ラーメン

深夜3時3分 1人でいつものラーメンをすすっている なんでもない日。 いつものとりあえずのキムチと Wこってり大盛りで。 大好きなバンドが大好きな曲を 発売したなんで…

優
2か月前
3

号外

なんで同じ話をいつもするの? 阪神は大熊っていう選手が 昔すごかったという話と 今年の先発は秋山が頑張ればいいという話。 会うたびにされるこの話に 「いつのシーズ…

優
6か月前
8

「生き様」

やってよかったという 感動こそが生き様だ。 たいして仲良くないけど まだインスタだけ繋がってる知り合いも めっちゃ仲良いのに なぜかライン知らない友達も 仲良かっ…

優
8か月前
11

花火

変化に弱い人間。 極度の恒温動物である。 いつもついていけない。 置いてきぼりにされる。 あいつに会えなくなったこと。 あの企画が終わってしまったこと。 どれも悲…

優
10か月前
3

5時55分 いつも朝勤は家を出る時間を決めている。 眠たい目を擦りながら 100dBの目覚まし時計を叩いて起きて 準備して、急ぎ足で革靴に履き替えて、 プレイリストのシャ…

優
1年前
15

脊髄骨折

脊髄骨折。 「入院してください」と言われた。 10メートルキッカーで背中から打ち、 でも仕事は絶対に休めないと思って インストラクターを続けている。 働く時間以外は…

優
1年前
3

甘え

大嫌いな東京に旅をしにきた。 多すぎる電車。当たると舌打ちされる世界線。誰とも目も合わせない街通り。競争が激しすぎて押し売りになっている服屋。どこにでもありそう…

優
1年前
10

「刺激」対「退屈」

刺激がないと退屈で 退屈だと刺激が欲しくなる。 この言葉の周りをぐるぐる うろついて、 わからなくなる。 中学の頃周りに合わせて 必死に受験勉強頑張った。 自分なり…

優
1年前
6

野球ノート

草内グラウンド 対男山アルファー戦 5回裏1アウトランナー満塁。 1対1の同点。 1ストライク2ボール。 打席に立って、サインを見るが、 なんとなく分かる。 ここぞという…

優
1年前
8

東京

この街が好きだ。 それは、きっと生まれた時から。 うるさすぎず、田舎すぎない。 夜になると綺麗な照明が照らされ、 駅前の公園で誰かがアカペラの練習をしている。 ち…

優
2年前
19

「誰かがいた」

副監督から一本の連絡があった。 「優に動画を作ってもらうか、有料のプロに頼むかのどっちか」 自分はプロでもなんでもなく、 その辺に転がっているアプリで 動画を作る…

優
2年前
28

終わりの始まり

何かが欠けている。 TABIPPOの音楽も、ノートも スタバの写真も引き継ぎも 未完成のまま。 みんな終わりがあるのに始める。始まる。 何とも不条理なもので、儚いもので、…

優
2年前
10

なくならないうちに。

記載は2021年12月13日 「なくならないうちに」 来週はまた別の120人規模のイベントの運営がある。その次の日には資格のテストが待ち構えている。 こんなことを書いてる時…

優
2年前
18

「21→22」

「大人」とは「考え方や態度が成熟している人」って辞書にあるけど、思春期の頃の僕から見た大人は「考え方や態度が硬直している人」に見えた。 誰かがツイートしていた文…

優
2年前
10

わからないまま。

わからないまま。 こんな決意表明があっていいのかは わからない。 ただあの時決めてしまった約束とか、 なんかよーわからん誓いとか、 そん時感じてたこととか、自分とか…

優
2年前
8

「緑」

どんな場所もサービスについて考えるようになったのはいつからだろう。 くら寿司のびっくらポンが当たらず、怒鳴り散らかす厳格な祖父や、 眼鏡市場で怒り、手土産までもら…

優
3年前
15
ラーメン

ラーメン

深夜3時3分

1人でいつものラーメンをすすっている
なんでもない日。

いつものとりあえずのキムチと
Wこってり大盛りで。

大好きなバンドが大好きな曲を
発売したなんでもない日。

相変わらず常連になってしまい
いつものおばちゃんが
あら!と声をかけてくれる日。

今日ピヨピヨだった時代から
一人前までに育て上げた後輩が卒業する。

最後までお店は忙しくて
クレーム対応してバタバタで
そんな中

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号外

号外

なんで同じ話をいつもするの?

阪神は大熊っていう選手が
昔すごかったという話と
今年の先発は秋山が頑張ればいいという話。

会うたびにされるこの話に
「いつのシーズンの話してるんだよ」と
ずっと飽き飽きしていた。

携帯電話を持つようになると
3日に1回はかけてくるようになった。

特になんの用もない
「元気か?」という電話に
その当時の自分は意味を知ることができず
だんだんと電話に出なくなった

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「生き様」

「生き様」

やってよかったという
感動こそが生き様だ。

たいして仲良くないけど
まだインスタだけ繋がってる知り合いも

めっちゃ仲良いのに
なぜかライン知らない友達も

仲良かったけど
もう何年も会ってないあいつも

頑張ってたけど
やめてしまったあの女の子も

何にもできないのに
ただおだやかで人柄が本当に素晴らしいやつも

仕事めちゃくちゃできるのに
周りと話すのが苦手なあいつも

ちゃんと会う場所を作

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花火

花火

変化に弱い人間。
極度の恒温動物である。

いつもついていけない。
置いてきぼりにされる。

あいつに会えなくなったこと。
あの企画が終わってしまったこと。

どれも悲しくてただ苦しくて。
一言で表せない。

許せることも増えた。
譲れることも増えた。
できることも増えた。

でも

無くなったこともたくさん増えた。

鮮明にどれも思い出せるわけではない。
でもあの居酒屋も合宿も無人島も
すごく大

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黒

5時55分

いつも朝勤は家を出る時間を決めている。
眠たい目を擦りながら
100dBの目覚まし時計を叩いて起きて
準備して、急ぎ足で革靴に履き替えて、

プレイリストのシャッフルボタンを押して
1曲目がその日を彩る。

「らしくないなぁ」という
1行目の歌詞に心震わせられる。

自転車に乗りながら
以前の出張の話を考えていた。

まだ寒く空気が冷たかった頃
たった90分の為だけに
大阪オフィスに

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脊髄骨折

脊髄骨折

脊髄骨折。
「入院してください」と言われた。

10メートルキッカーで背中から打ち、
でも仕事は絶対に休めないと思って
インストラクターを続けている。

働く時間以外はずっと座って
みんなに滑らないの?って声かけられて
今日はちょっとコンディション悪くて、。
を毎日続けている。

入院することは自分は何もできないと
言われるみたいでとっても嫌だった。

行動しないことは昔から自分にとっての
「死」

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甘え

甘え

大嫌いな東京に旅をしにきた。

多すぎる電車。当たると舌打ちされる世界線。誰とも目も合わせない街通り。競争が激しすぎて押し売りになっている服屋。どこにでもありそうな東京限定と書いているラーメン屋。

1人で下北沢の古着屋をウロウロして
特に何が欲しいとかもなく、
歩き疲れて階段に座り込む。

あてもなく、行きたいお店もない。
食べたいものも、見たいものも
この東京という街にはなかった。

食べたい

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「刺激」対「退屈」

「刺激」対「退屈」

刺激がないと退屈で
退屈だと刺激が欲しくなる。

この言葉の周りをぐるぐる
うろついて、
わからなくなる。

中学の頃周りに合わせて
必死に受験勉強頑張った。
自分なりに。死ぬほど勉強した。

「大人がこれだけゆうんだから
一回ゆうこと聞いてみよう」

と思って、いざ入ってみたら
その高校には何にもなくて。
ただ社会に必要のない勉強を繰り返すばかりで。
良い大学、良い社会へ行くことしか
先生も周り

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野球ノート

野球ノート

草内グラウンド
対男山アルファー戦

5回裏1アウトランナー満塁。
1対1の同点。
1ストライク2ボール。

打席に立って、サインを見るが、
なんとなく分かる。

ここぞという時,監督はいつも自分には
スクイズではなく、打てのサインを出す。

その後、母の方をみる。
いつもの構えをするんやで。
そう言っている。

ピッチャーはセットポジションから
ランナーの方を一度見て
ボールをこっちに投げてくる

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東京

東京

この街が好きだ。

それは、きっと生まれた時から。

うるさすぎず、田舎すぎない。
夜になると綺麗な照明が照らされ、
駅前の公園で誰かがアカペラの練習をしている。

ちょっと不味いラーメン屋があって、
高校生が出入りするサイゼリアがある。

少し離れると、大きな河川敷があって、
夏には打ち上げ花火が見れる。

何ができるってわけじゃないけど
落ち着く。誰かに会える。
この駅には想い出が多い。

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「誰かがいた」

「誰かがいた」

副監督から一本の連絡があった。

「優に動画を作ってもらうか、有料のプロに頼むかのどっちか」

自分はプロでもなんでもなく、
その辺に転がっているアプリで
動画を作ることをしてきた。

パソコンでちまちまする作業が
大嫌いな自分を
突き動かしていたのは

「ワクワクさせたいという気持ち」と
自分の中から生まれる「アイデア」だった。

頼まれるのであれば、
前代未聞の今まで誰も見たことがないようなも

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終わりの始まり

何かが欠けている。

TABIPPOの音楽も、ノートも
スタバの写真も引き継ぎも
未完成のまま。

みんな終わりがあるのに始める。始まる。
何とも不条理なもので、儚いもので、
よくわからないもので。

きっと苦手なんだろう。
いや絶対にだ。

バレないように、知らないように、
される方がずっと良い。

まだ夢を見ている。

夢を叶えた人間は諦めるなと言い
夢を諦めた人間は諦めろと言う。

刺激がな

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なくならないうちに。

なくならないうちに。

記載は2021年12月13日

「なくならないうちに」

来週はまた別の120人規模のイベントの運営がある。その次の日には資格のテストが待ち構えている。
こんなことを書いてる時間はない。

それでも。

残さなければならないものがある。

こだわり続けた0.2という数字。
2020年11月15日
たった2人が5点満点中4点だった。

これだけミーティングをしても
前代未聞のことをしても
足りないの

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「21→22」

「21→22」

「大人」とは「考え方や態度が成熟している人」って辞書にあるけど、思春期の頃の僕から見た大人は「考え方や態度が硬直している人」に見えた。

誰かがツイートしていた文面に
とても共感した。
あと数時間で22歳になる。

「大人になれば、大人なら、大人はこうだ。大人なんだから」

幾多のイベントを運営してきて、
その大人に押しつぶされたことがある自分は
その言葉がいつしか大嫌いになっていた。

大人にな

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わからないまま。

わからないまま。

わからないまま。
こんな決意表明があっていいのかは
わからない。

ただあの時決めてしまった約束とか、
なんかよーわからん誓いとか、
そん時感じてたこととか、自分とか、応援してくれている周りとかを裏切りたくないだけ。

そんな理由があっていいのかはわからない。

ただやらなければ後悔する。
やるべきだ。そう思っているだけ。
何が原動力になるかは
きっとこれからわかる。

バックパックフェスタが終わ

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「緑」

どんな場所もサービスについて考えるようになったのはいつからだろう。
くら寿司のびっくらポンが当たらず、怒鳴り散らかす厳格な祖父や、
眼鏡市場で怒り、手土産までもらってくる父。
いつも家族が大好きな自分だが、その時だけ異様な違和感を得たのを
はるか昔にも関わらず、鮮明に覚えている。

コーヒーが好きだった。
空間が好きだった。
たくさんの「好き」が募る場所に
中学の頃、一目惚れのような感覚に襲われた

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