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失って 生まれたもの




🔷 突然に消えたもの


何が起こるかなんて
本当にわからない。

2021年も残り
わずかとなってきた頃の私は

記憶障害

になりました。


人生が大きく変わって約2年で
またしても
転機が訪れたのです。


失われたものがあり
失ったかどうかすらわからないものもあり
戻ってきたものもあり


ただ
今その当時のことを
不幸だったとは思っていません。


ちょっとそれより
遡ったところから
辿っていきましょうか。


🔷 終わった人生に始まった時間



それまでの全てを
失った先に出逢った人


「ゆめの」



現在は「画家 ゆめの」と
名乗っているけれど

当時は「ゆめの」だけの表記。


何もなくなった。

人生が終わった
生命を終わらせよう

方法を調べながら
少しだけ
しがみつきたくなり
インターネット上へSOSを発してみる。

引用元
「あなたの幸せが わたしの幸せ」|ゆうぽん|つなぎびと
https://note.com/youpon_allinfo/n/n1e611e173434#e4166c3e-1eac-4c85-b595-eef2b12d7d58


つまり
普通に「はじめまして」の
「ゆめの」さんが

絵を描いている
画家である


遅れて知ったのです。


そして何気なく閲覧した
販売中の作品たちが


2020年


闇に包まれていた
わたしの世界へ
光を見せてくれて。


強烈な印象として残っているものは


目を閉じても
絵の世界へ入っていくことができる感覚


意識下であっても
「真っ暗」から色づいた世界へ
入り込む感覚は心地良くて

わたしにとって
大きな救いとなったのでした。


そうした作品を描く
「ゆめのさん」も

得体も知れないネット上のSOSを見つけ
メッセージをくれて
素性もわからない謎の人物と
会って時間も過ごしてくれて

よくよく考えると
普通じゃない。(素敵すぎるという意味で)


しかも わたし
心因性失声症というものを患い
筆談するしかなくて

負のオーラ満載
コミュニケーションも手間なのに
嫌な素振りひとつ見せず ..


気力が皆無となり
喧騒が恐怖となり
ひきこもり
陽が沈んで電気もつけることなく
暗闇でうずくまる日々



作品を通じて
色が光が戻ってくる



「会う約束」によって
外へ出る気持ちになる



恐怖だった「外界」で
過ごした時間に
安らぎを感じる


そして
お迎えを即決していた作品も受け取り
改めてじっくり見てみると

画像にはなかった
実物の存在感
というものがすごかった。


なんて素敵なのか。
そういえば
無意識に電気もつけていた。


またこの感動を直接伝えたい。

それと

画家としては描くだけでなく
宣伝や販売もしないといけないけれど
ひとりですべてをこなすことは
大変だし難しくなかなかできていない

といったことも聞き


命の恩人に対して
御恩へ報いるためにも
できることは何でもしたい


という想いが芽生えていたのです。


そして

終わらせようとしていた命に
より長い時間をいただき

始まったこの時間はすべて
ゆめのさんのために使おう

と決意したのでした。


🔷 変化していく関係性


画家 ゆめの が描く世界を間近に感じたく
しばらくは作品を次々と
手元へ迎えていました。


ただそのペースは
あまりにも矢継ぎ早で

我ながら

こんなに素敵な作品を
独占してしまって良いのだろうか

というような勝手な気持ちも。


それに

「死」へ向かっていた人間を
「生」へ向かわせる

そんな力がある作品を

世界中の人に知ってほしい

あのときのわたしと同じように
生きる力がなくなってしまっている人を
救うものになってほしい


そのために
具体的に何かへ取り組もう

という気持ちが日増しに強まり


ほぼ未体験だったSNSなどを活用して

ゆめのさんの画業を応援するために
何かしてみたい

と打ち明けたのでした。


ものすごく驚かれながらも

そこで
「note」というプラットフォームが
あることを紹介され

アカウントを作ってみることに。


実は ゆめのさん
わたしの文章力を
初めて褒めてくれた人で

最初にSOSを発した際の文章も
内容からすると怪しさ満載だったものを

文章がしっかりしていたから
信用することができた


と聞いて感激した記憶が。

文章力があるから
noteが合っているのではないか
とすすめてくれたのでした。


画家 ゆめの と その作品について
知名度を高めるための活動へ
取り組むようになり

わたしたちの関係には変化が生じました。


それまで

ゆめのさんは
見ず知らずだったわたしのことを
深く考えてくれて

手話を教えてくれたり
カウンセラーの資格を取得してくれたり

今後の人生を豊かなものにするための
さまざまな提案をしてくれたり。


もしかすると
人生の新たな目的が見つからないと
わたしが死んでしまう
といった想いがあったのかもしれません。


当初は
こういう取り組みをしてみては?
というような話題を持ち出してみても

所詮は素人で
ちょっと調子に乗ったお客さん
ぐらいのもの。

そこまで真剣には
受け止められていなかったような
感覚がありました。


与えられるばかりだった
わたしが動き出して

数ヶ月後には
noteで反応をいただくことも増え


これは
ゆめのさんも
noteを綴った方が良い!


と逆におすすめし
しばらくして



画家 ゆめの 公式noteが
スタート。


本当に「戦力」となっているのか
わからない部分もありましたが

あるとき

「もう お客さんじゃなくて
" 売る側 " の人間」

と言ってもらったことで

誇らしかったことを覚えています。


🔷 焦りからの「暴走」


正解のない道を
信じて進んでいくことは難しい。


精力的に発信し
わたしは一定の注目を
集めるようになりました。


たぶん
まあ
よくやったよね。


ただ

あくまでも
わたしはわたし
画家 ゆめの は 画家 ゆめの

なんだけど

「セット」的に認知された部分が
少なからずあったような ..
(個人の感想です。)


もっと突き抜けて
今でも時々あるのですが
「ゆうぽん は ゆめの さん?」
(同一人物説)
とのお声も ..


また
ちょうどnoteを始めた時期は

「ステイホーム」が叫ばれていた
「緊急事態」の頃。

noteを始める方々が
とても多かったと聞きました。


そこから1年あまりが経過する間に

社会は活気を取り戻し
忙しくなりnoteを離れる皆様も。


それまでと同じように
更新をしていても
得られる手ごたえが違ってきて

わたしの焦りは
増していったように思います。


わたしに当時
何をすることができたかというと


1日に数回
画家 ゆめの の作品画像へ
言葉を添えて紹介する


それを続けているだけではいけないと
危機感を覚えたわけですが


画家 ゆめの からすると
わたしが「暴走」していったように
映っていたそうです。


つまり

" 売る側 " の人間
であるわたしが

ちょっと違うんじゃない?
というところへ向かっていた。


違うことをしないと
と焦りがあるから

止めようとしても
耳に入っていなかった。


しかもあれこれしようとしすぎて
すべて中途半端になっていた。


それぞれの周辺でもいろいろなことがあり
落ち着いて打ち合わせる
時間もなかなかなく

不協和音が生じていたことにも
気付かなかったのです。


🔷 細い線を辿るように


そんな中やってきた
2021年12月初旬のある日

わたしは立ち上がろうとして
めまいがして倒れ
床で後頭部などを打ちました。


あちこちの痛みや
めまい・立ちくらみ
気持ち悪さなど

とにかくひどい状態だったので
さまざまな診療科の検査を受け

隠れ脳梗塞や心肥大
腎性貧血などがわかり

「なにこれ?」状態で
痛いし気持ちも悪く
何をすることもできず
寝て過ごしていたのですが

何日か経ってからでしょうか


目を覚まして天井を見つめても
何も出てこなかった
のです。


一切の記憶がなくなっていて

少しして
自分の基本プロフィール程度は
戻ってきて。


何を忘れているかが
わからない状況の中

「今日が何日」とか
普通はちょっとわからなくなっても
おぼろげに大体は覚えてる筈が
何年何月何日なのか
まったくわからないといったことは
とても衝撃でした。


そんなからっぽだった脳内に
浮かんだのは


ゆ め の


ゆめのさん

画家の ゆめのさん

大切な人

応援していた


.. どうやって?

既に薄く埃が見えるノートパソコンを
開いてみる

わたしが作成したとは
信じられないメールやメッセージや投稿

自分のやっていたことが
わからない恐怖から
その後しばらく
起動することができませんでした。


わたしを心配していた
ゆめのさんが連絡をくれて

隠しても仕方ない
すべて打ち明け
ゆめのさんは
一からまた教えてくれました。

必ずしも全てを聞かなくても
一言がきっかけとなり

ピン止めされていた出来事の
その針穴へ糸を通していくように
少しずつ繋がって。


それにしても
関わりのあった人や事が
思い出されない

その気持ち悪さ苦しさ
さらには罪悪感のようなものもあり

1ヶ月ほどでしょうか

あれだけ常時
繋がっていたインターネットに
触れることなく過ごしていました。


🔷気が付いた天邪鬼


わたしは

覚えていない悲しさや
インターネット上の足跡を見ても
思い出さない苦しさを

ゆめのさんへ伝えました。


※このあたり
やりとりの経緯は記憶が混濁していて
後にゆめのさんから聞いたものです。


すると


無理して辛いことをしなくても良い
アカウントを消してやめたって良い


と。


わたしを想っての言葉だったと思うのですが


ただ

これより前か後かわからないものの

画家 ゆめの 公式noteをふと見て

2021年12月の投稿が
15記事あったんです。

15記事は
画家 ゆめの がnoteを始めて
最多の月間投稿数でした。


それを知って

買いかぶりかもしれないけれど

広報的なことをしていた
わたしがいないから
自力で頑張っているんだ

と感じたのです。


また

この「ツイート」も
今まだ瞬時に蘇ります。



作品は「銀河の誓い」。


ああ。

やっぱり

画家 ゆめの の絵は
救い
になるんだ。


やめて良い

と言われて

やめない気持ちが
固まりました。


🔷怪我の功名


活動をしていなかった期間は
1ヶ月半ほど。


その間に

ゆめのさんは


もし画家としての活動継続が
難しくなったら
働きに出ることも考えなければ


というところまで
思いつめていたとも知りました。



そうか

わたしは
画家 ゆめの の活動をサポートする。


でもまた
わたしが倒れたら
画家 ゆめの の活動は停滞する。


ひとりで支えようとすると
限界がある。


うーん ..

わたしがいちばん
望むことは何?


画家 ゆめの が描き続けること


「描き続ける」ことも
いろいろな環境下にあることが
想定されるけれど

働きに出て疲れきって
わずかな時間でキャンバスへ向かう

のではなく

心身が充実した状態で
売上など気にせず描いていられる


この環境を実現し保ちたい。


そのためには

活動を支える「お金」
活動を支える「人」

が必要。


売上以外のお金
となると ..

支援金
を募ってみるのはどうだろう。



ただ
お金を扱おうとする上で
個人名義からの呼びかけは
怪しく感じられるかも ..


それなら
会社名 .. とはいかなくても
個人事業の屋号としてでも
専用の呼称をつくろう。


その名の下
同じ想いで
ともに活動する仲間に
出逢うことができれば。


そうして


それまでの記憶をどれだけか失い

ただ だからこそ

何かに囚われることなく

それまでと異なるかたちで

活動していく礎が生まれたのでした。


Y's supporter / ワイズサポーター




🔷めぐり めぐり 再会 と 邂逅 と


未だ思い出していないことに
気付いている出来事もあります。


手がかりになるかもしれない記録などは
そのまま残してあったのですが

ここへきて

「データの保存容量」という
ひとつの限界が ..


もちろん活動していくほどに
諸々のデータは蓄積され
膨大なものになっていきます。


少しでも整理していった方が良い

古いメールをいくらか削除することに。


すると

noteからの通知メールが。

「スキのおしらせ」
「コメントのおしらせ」
「フォローのおしらせ」

..


わたしが覚えていなくて
わたしを見てくれていた方々は
たくさんいるんだ。


メールのリンクから
noterさまのクリエイターページへ
アクセスしてみると

すでに削除されていたり
最後の更新が数年前だったり

時の流れを思い知りながらも

中には
精力的に活動を続けていらっしゃる方も。


少しでも と
改めて投稿を拝読させていただいています。


やはり当時
良いと思った感性は
今も通じるのか


せっかく「再会」した
そのご縁を何かに残しておきたいと


出逢った記事は勝手ながら
マガジンへお迎えさせていただくことに。




「読む」「スキ」「マガジンへのお迎え」を
少しずつしていたところ

わたしを見にいらしてくださる方も。


最近わたしを知ってくださった皆様へ
活動に関してお知らせしたい

と考えていたところだったのですが


以前わたしを知ってくださっていた皆様へ

以前のわたしが消えて
その後どうなっていたのか
今どうしているのか知っていただくことも

いただいてきたものへ報いる
ひとつの「なにか」なのではないか。


ということで
このような投稿もしていこう
と思い立ったのでした。


まとまっていないのですが
何とかここまでの体裁にするだけでも
わたしとしては大変で ..

再会や新しい出逢いに
力をいただいています。


ありがとうございます。



アートとメルヘンと創作の森 さんからの
愛に包まれたコメント

Tokko さんからの
あたたかなコメント

やらぽん さんからの
気さくなコメント



輝く姿で
また違うところでも
力をくださる 心琴 さん



わたしやワイズサポーター
画家 ゆめの も紐付けて
大切なサイトマップ記事でご紹介くださり

こんなに丁寧に
読み込んでくださる方がいらっしゃるんだ
と胸いっぱいの想いをくださった
ひいろ さん



純粋に嬉しい

「凄い書き手さま」と感じる

伊藤ぱこ さん や 青豆ノノ さん
からのシェア



ご本人にそんなつもりは全くないだろうけど

「当時」と「いま」を繋いでくれている
ももまろ さん



ご縁の円 の 円周が
ひとまわり大きくなって

またなにか

起こるといいな。



©illust_coffret



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