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キミが運命を変える時。

「これが運命
だったんだ」とか
「宿命だよね」
なんて言わせない

ボクの
亡き母の日記には
「ひとはいつだって
やり直せる」と在る

「どんな困難な人生で
苦難ばかりの日々も
必ず転換できる」

「自身の運命を
変化させよう」

「新たなる人生を
切り拓こう」

つぎつぎに
したためられた文字は
舞をまうように
希望に満ち躍ってた

逆境こそ最高の
変化のチャンス

施設に戻される
ボクの暗いキモチに
まるで道標をくれる
灯台の明りのように

小さい叔母さまが
寄り添いつぶやく

「ぱこちゃん
よく聞いて
本当に施設に
戻されてしまうの

でも養女に
したことは
解消していないみたい

我が家での対応が
パコちゃんに対して
甘やかしていると
判断されないためにも

相手のご両親方々に
示しをつけるためにも

しばらく施設から
出られないわ

あのね
どんな理由があっても

我が家では
暴力の受け入れはしない

子供だから
容赦するという
考えもないの

逆に子供の時が肝心だって

暴力が
どういうことなのか
よく考える
善き機会だからって・・・」
叔母さまが泣きだす

声がつまり
言葉が出ない様子だ

小さい叔母さまが
ボクをまっすぐ
見詰めながら
ただただ頷く

目にはいっぱい
涙がたまって
こぼれ落ちてゆく

すると
おばあちゃまがきて

「泣くことは無い
パコの自分で選んだ道だ
喜んで万歳でもして
送り出すしかないよ

昔々の神風特攻隊の
送り出しみたいに

こちらのキモチなど
パコは考えもしないさ」

「追い出して
せいせいしてるんでしょ?
わかってる
ボクは悲しくも
なんともない

ボクは犬や猫と
同じように飼われて
捨てられたんでしょ」

「犬や猫なら
捨てないわ

あなたがそういう
考えだから
自宅に保護できないの

自分を見つめ直しなさい」

ボクは小さな荷物を
車イスのカゴに載せ

施設へ捨てられた

こんなに小さな
部屋だっけ?

もうすっかり
忘れてしまってた

保護者らの
裕福な暮らしに
すっかり
慣れてしまってた

清潔で衛生的で
なのにあたたかく
古めかしいのに
優しく新しい
そんな
素敵な暮らしの中に
ボクは感謝もせず
あぐらをかいてた


でも
後悔は無い

イジメてきた相手に
仕返ししてよかった

なぜ
やり返したら
ダメなんだ
どうして
やられたのに
泣き寝入り
しなきゃならない?

おばあちゃまが
「やられたらやりかえせ」なんて
バカバカしいのよって

キリがない
終わらないじゃない
対話で終止符を
打つのよって

ボクには
そんなこと
生涯無理だ


だけど
母の日記や遺品は
手に入れたい

どうすべきか
考えることだ

ボクの運命を変える
変化させる


このままでは
終われない

ボクは何のために
産まれた?
もう一度原点から
考えよう


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体調も悪い中
暮らしが変化

このうえない
絶不調です


みなさまの
励ましのおかげで
なんとか
生き延びています
ありがとうございます

ではまた
あした


ありがとうございます






読了ありがとうございます 世界の片隅にいるキミに届くよう ボクの想いが次から次へと伝播していくこと願う 昨年のサポートは書籍と寄付に使用しています 心から感謝いたします たくさんのサポートありがとうございました