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#育児

80歳

80歳

たとえばの話だ。

私は今80歳で、夫に先立たれ、たった1人で暮らしている。1人で暮らす一軒家は、しーんと静まりかえって、途方もなく広い。娘は市内に家庭を持ち、息子は飛行機に乗らなければ会えないほど、遠く離れて暮らしている。

幸い、体はまだ元気だが、時々ひどく寂しい。この頃は、子ども達がまだ幼かった日を思い出す。ふわふわの頬、私を取り合う声、ぐちゃぐちゃに取り込まれた洗濯物、本読みの丸つけ。

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家族というチームを回すために我が家がしていること

家族というチームを回すために我が家がしていること

我が家は息子と夫、私の3人家族。両家両親は遠方住まいでThe 核家族というやつです。息子は1歳児(とても可愛い)で戦力にならないため、収入の確保から家事育児、病気や怪我などのイレギュラーなトラブルまで、夫&私の二人のみで回す必要があります。正直けっこう大変。

少ない人数で多くの作業をこなすためには、環境構築やルール決めが極めて大事です。というわけで、我が家が「家族というチーム」を回すために、どん

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「相性がいい人」とは何か?

いきなりだが、私は婚活を通じて、いまの夫と出会い、結婚した。
それも生半可ではない、むちゃくちゃ全力でマジ1000%の婚活だった。

詳しく書くと卒論のような大作になるので、かなり割愛するが、まずは初動として、「1ヶ月で150人の男性と出会う」という目標を立てた。
2ヶ月目で1割の15人とデートし、3ヶ月目に3人候補者が残っている状態を目指したからだ。

ちなみに、ほぼこの計画通りにすすみ、3ヶ月

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夫が満たした"戦友の条件"

高校1年生の頃、所属していた部活の大会で、先輩が活躍したことがあり、私は文字通り、手放しで大喜びした。

すると顧問の先生が言うのだ。
「お前、そんなに嬉しいのか?」と。
無垢な私は即答する。
「はい!!自分のことのように嬉しいです!!」

若さ故にテンションが上がりやすかったことは認めるが、誓って本音だった。
しかし、先生はこう続けた。

「ふん、喜ぶなんてことはな、仲間じゃなくてもできるんだよ

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