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正月新聞広告のマニアックな世界 2023年

この年の見どころ

この年の正月は多忙で、あまりチェック出来ていませんでした。
宝島社の見開き広告が復活しました。
自由国民社の広告から「現代用語の基礎知識」が消えました。2015年以来かと思います。代わって「世界の暮らし365日」シリーズの訴求。
幻冬舎が読売新聞3日3面を2022年までで手放し、この年から5日3面に移転しました。
ダイヤモンド社が予算の見直しを行ったようです。3日の日本経済新聞で東洋経済新報社と2面、3面の見開きに向かい合わせで入るという美しい構図が数年間続いていましたが、この年は東洋経済新報社とともに2面を半5段ずつ分け合う形に。読売新聞の元日3面も手放しました。
朝日新聞元日1部のページ数が前年の40ページから36ページになりました。

<追記>
記事を読んだ方から「お正月も大事だけど、年末の広告も大事」と教えていただきました。
そういえば毎年、年末こそ難しいビジネス書を読もうと買い込んではまったく手が着かないまま初出社日を迎えたことが何度もあるな」と思い出して、日経新聞縮刷版をめくって、2022年12月20日から31日までの、年の瀬を思わせる出版広告でめについたものを独断でピックアップしてみました。
記事の一番最後に追記しておきます。
こういう気づきが、情報を出すことの醍醐味ですね。

(スペースは特に断りが無い場合は全5段広告です。調査の深度は年によってバラツキがあります。など、あくまで個人の見解であり、所属団体組織の意見を代表しません)

全体の解説はこちら
正月新聞広告のマニアックな世界へようこそ
2024年はこちら


2023年1月1日(日)

日本経済新聞

1面
サンヤツ
白桃書房、東京化学同人、朝倉書店、日本評論社、中央経済社、東京大学出版会、みずず書房、広辞苑

2面
文藝春秋

3面
ダイヤモンド社

4面
集英社

5面
あすなろ書房


43面
日経ヴェリタス

47面
日経サイエンス、日経広告研究所

第二部 1面
かんき出版

第二部 2面
サンヤツ 成美堂出版、1万年堂出版、実務教育出版、かんき出版、自由国民社、国書刊行会、経済法令研究会、大修館書店

第二部 3面
クロスメディアパブリッシング

第二部 4面
TOブックス

第二部 5面
文響社


朝日新聞

1面
サンヤツ
有斐閣、東京大学出版会、みすず書房、朝倉書店、風間書房、偕成社、青土社、研究社

2面
新潮社

3面
文藝春秋

4面
大修館書店

5面
岩波書店

6面
講談社

7面
光文社

8面
小学館

9面
マガジンハウス

10面
集英社

別刷 エンタメ 3面
聖教新聞社

読売新聞

38
1面 サンヤツ
岩波書店、朝倉書店、風間書房、国書刊行会、青土社、みずず書房、農文協、研究社

2面
文藝春秋

3面
光文社

4面
中央公論新社

5面
小学館(全15段)

6面
集英社(全15段)

7面
聖教新聞社

9面
講談社(全15段カラー)

32面
TOブックス

第二部 17面
読売新聞

毎日新聞

1面
サンヤツ
岩波書店、みずず書房、山川出版社、朝倉書店、双葉社、青土社、農文協、現代書館

2面
新潮社

3面
文藝春秋

4面
講談社(全15段カラー)

5面
筑摩書房

6面
集英社

7面
三省堂

8面
小学館(全15段)

9面
国書刊行会

10面
Gakken

13面
自由国民社

14面
西村書店

別刷テレビ 
1面 NHK出版(どうする家康)

別刷スポーツ 4面
聖教新聞社

産経新聞

2面
新潮社

3面
文藝春秋

4面
集英社

5面
ワック

6面
小学館

7面
飛鳥新社

8面
双葉社

9面
徳間書店

10面
サンヤツ2段
中央公論新社、ミネルヴァ書房。筑摩書房、徳間書店、錦正社、1万年堂出版、国書刊行会、東京大学出版会、モラロジー道徳教育財団、ワック出版局、たま出版、コスモ21、彩図社、自由国民社、展転社、藤原書店

東京新聞

1面
筑摩書房、金の星社、サンマーク出版、池田書店、致知出版社、ダイヤモンド社、東洋経済新報社、岩波書店

2面
新潮社

3面
半5
講談社、文藝春秋

4面
小学館

東京新聞

1面 サンヤツ
岩波書店、東洋経済新報社、ダイヤモンド社、致知出版社、池田書店、サンマーク出版、金の星社、筑摩書房
2面 新潮社
3面 文藝春秋、講談社(半5✕2)
4面 小学館(学習まんが 日本の歴史)
28面 東京新聞(もっと人を大切にする会社)(半2)

2023年1月3日(火)

日本経済新聞

1面 有斐閣、同文館出版、吉川弘文館、山川出版社、国書刊行会、築地書館、金融財政事情研究会、偕成社
2面 東京書籍、国書刊行会、大和書房、詩想社、技術評論社
3面 明日香出版社

朝日新聞

1面 サンヤツ
吉川弘文館、東京化学同人、明石書店、勉誠出版、幻冬舎、築地書館、国書刊行会
2面 とうこう・あい企画
東京書籍、大和書房、SHC産業編集センター、詩想社、技術評論社
3面 国書刊行会
4面 朝日新聞出版
9面 文響社

読売新聞

1面 サンヤツ
有斐閣、藤原書店、光村推古書院、メディックメディア、西村書店、戎光祥出版、水声社、偕成社
2面
とうこう・あい企画
東京書籍、国書刊行会、大和書房、復刊ドットコム、技術評論社

3面
自由国民社

毎日新聞

1面 サンヤツ
有斐閣、水声社、築地書院、展望社、楓風舎、メディックメディア、ポプラ社、光村推古書院
2面 青春出版社
3面 敬文社
5面 文芸社(人生十人十色大賞)

産経新聞

1面 文響社
2面 産経新聞(正論)

東京新聞

1面 サンヤツ
弘文堂、朝倉書店、藤原書店、日本加除出版、アチーブメント出版、1万年堂出版、東京創元社、帝国書院
2面 とうこうあい企画
東京書籍、国書刊行会、白水社、技術評論社、成美堂出版
3面 共和国(アントピア)、日本実業出版社(トヨタで学んだ「紙1枚!」で考え抜く技術)半5✕2
20面 東京新聞(江戸のヒット仕掛け人)半2

2023年1月4日(水)

日本経済新聞

1面 事業構想大学院大学出版部・社会情報大学院先端教育機構出版部(全3)
2面 東洋経済新報社、 ダイヤモンド社
3面 致知出版社
4面 毎日新聞出版、とりい書房(半5×2)
6面 小学館(全15)
27面 日本経済新聞出版社(半2)、日経BP(半2)
夕刊1面 日経BP(全3)

朝日新聞

1面 サンヤツ
水声社、築地書館、小澤昔ばなし研究所、技術評論社、彩図社、大空出版、目の眼、農文協
2面 朝日新聞出版
3面 文藝春秋(文春文庫)
4面 選択
7面 ハルメク
13面 小学館(週刊ポスト)
24面 通販生活(全15段)

夕刊7面 朝日新聞出版 半5左

読売新聞

1面 サンヤツ
東京大学出版会、日刊工業新聞社、技術評論社、風詠社、幻冬舎メディアコンサルティング、かんき出版、1万年堂出版、NHK出版
2面、3面 文藝春秋(文春文庫)
5面 文藝春秋(週刊文春)
9面 小学館(週刊ポスト)半5
夕刊1面 文芸社(出版相談会)全3

毎日新聞

1面 サンヤツ
大修館書店、Gakken、国書刊行会、河出書房新社、緑書房、太陽出版、実務教育出版、偕成社
2面 あすなろ書房
3面 中央公論新社(マンガ日本の古典)
5面 小学館(週刊ポスト)(半5)
15面 通販生活(全15)
23面 毎日新聞(サンデー毎日)(半5)

産経新聞

2面 自由国民社
3面 扶桑社(ESSE)

東京新聞

1面 サンヤツ
青春出版社、潮出版社、双葉社、飛鳥新社、アリス館、築地書館、農文協、Gakken
2面 カンゼン、小学館(週刊ポスト)半5✕2
3面 選択(選択)
18面 東京新聞(孤独という生き方)半2

夕刊2面 東京新聞(月に3冊、読んでみる?)半2

2023年1月5日(木)

日本経済新聞

1面 金融ジャーナル、ライノス・パブリケーションズ、日経BP、宣伝会議、日経ナショナルジオグラフィック社、マガジンハウス
2面  セルバ出版
3面  あさ出版、幻冬舎
4面  日経BP(日経MOOK)(全3)
5面 国際商業出版
20、21面 宝島社

朝日新聞

1面 サンヤツ
柏書房、晶文社、バジリコ、毎日新聞出版、かんき出版、けやき出版、彩図社、緑書房
2面 毎日ワンズ
3面 幻冬舎
4面 文藝春秋(週刊文春)
14面、15面 宝島社
21面 小学館(女性セブン)
25面 光文社(女性自身)
26面 主婦と生活(週刊女性)
夕刊7面 ハルメク

読売新聞

1面 ダイヤモンド社(全3)
2面 サンマーク出版
3面 幻冬舎
4面 潮出版社(半5)
7面 テーミス(テーミス)
9面 小学館(女性セブン)
10面 中央公論新社(全1)
13面 通販生活(全15)
16、17面 宝島
29面 主婦と生活(週刊女性)、光文社(女性自身)(半5×2)

毎日新聞

1面 サンヤツ
東京大学出版会、藤原書店、NHK出版、未知谷、1万年堂出版、鳥影社、帝国書院、東京書籍
2面 とうこう・あい企画
技術評論社、大和書房、白水社、国書刊行会、東京書籍
3面 文芸社
22面 中央公論新社(婦人公論)(半5)

産経新聞

2面 テーミス(テーミス)
3面 幻冬舎(ぼけの壁)

東京新聞

1面 ンヤツ
吉川弘文館、山川出版社、大修館書店、徳間書店、日本評論社、双葉社、飛鳥新社、Gakken
2面 7✕7
信山社、人文書院、芸術新聞社、ひつじ書房、いそっぷ社、晩成書房、集広舎
3面 ハルメク(ハルメク)
4面 光文社(女性自身)、小学館(女性セブン)
7面 東京新聞(大人の御朱印、多摩・奥多摩ベストバイク30コース)全3
16面 通販生活 全15段
19面 東京新聞(受け師の道、力石徹のモデルになった男)全2段
22面 東京新聞(そもそも民主主義ってなんですか?)半2左

夕刊
2面
 東京新聞(漢字はコワくない)半2
5面 東京新聞(大人の御朱印、多摩・奥多摩ベストバイク30コース)全3

その他の気になった広告

マクドナルドがなぜサムライなのか覚えていないのですが、異色の取り合わせが記憶に残りました。そういえば、今年のゴジラも意味不明ではありますが。

お正月の広告には映像化作品の露出も多いのですが、原作本の存在を訴求するのは、致し方ないとはいえ、悩ましいですね。


<追記>2022年 日本経済新聞12月20日~31日メモ

年末年始用の買い込み需要を意識したキャッチの新聞広告をピックアップしてみました。

12月20日
 致知出版社 元旦から読みたい本 新年から始める1日1ページの新読書習慣
12月22日 講談社 未来の年表
12月24日 幻冬舎 季節の行事は開運の鍵だった!
12月24日 ダイヤモンド社 ブックオブザイヤー特別賞
12月24日 サンマーク出版 1年で億り人になる
12月24日 プレジデント社 まいにち読めて、まいにち開運!
12月25日 ダイヤモンド社 今年、ビジネスパーソンのバイブルとして圧倒的に読まれた本!
12月26日 東洋経済新報社、ダイヤモンド社見開き
12月28日 すばる舎 2022年 年間ベストセラー 3年連続単行本ビジネス第1位
12月28日 英治出版 発売12年、世の中が変わっても読者が増え続ける「不朽の一冊」
12月30日 飛鳥新社 今年の読書納めに!
12月31日 文響社 本年もご愛読、ありがとうございました。





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