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この世界は、涼宮ハルヒを中心に回っている

最近「呪術廻戦」と「デッドマウントデスプレイ」を同時進行で見ていて、そのよく似た内容に「東京コワイ・・」と思ってしまう。
「呪術廻戦」では渋谷、「デッドマウントデスプレイ」では新宿、この隣接したエリアで、どっちも人外が人を殺しまくっているという内容。

まず「呪術廻戦」で素朴な疑問なんだが、呪霊って何なんだ?
まだ、「ダークギャザリング」に出てくるような悪霊なら理解できるのよ。
それは、生前に恨みの感情を抱いたまま死んだ人間の残留思念みたいなもんだろう。
思念がベースゆえ、そういうのは実体があるようでないような、いうなれば半透明のエーテル体のようなものである。
しかし「呪術廻戦」の方は少し違っていて、明らかに呪霊ってやつは受肉してる。
よって彼らは物理攻撃も可能、おまけに知能もあり、見方によっては人類の上位互換と解釈できなくもないよな?
普通の人間では持ちえない異能力みたいなものを持ってるし、正直勝てる気が全くしない。
ただ、そういう奴らの「王」とされる両面宿儺についてはその出自が作中で言及されており、もとは平安時代に生きていた人間だったという。
ということは、やっぱ呪いの核となってるのは霊なのか?
その霊が、虎杖の体を借りて受肉してる。
となると、他の呪霊たちも誰かの体を借りて受肉しているということだろうか。
多くの人が「こういうのはファンタジーだから、思考停止してただ見てりゃいいんだよ」と言うだろうけど、私の場合はなぜか思考停止できないという悪癖が昔からあってね・・。

真人、こいつホント気持ち悪い・・

「デッドマウントデスプレイ」の方は、俗にいう異世界転生物である。
この物語は、異世界にいた主人公が現世のポルカという少年の体に憑依したという設定で、考えようによっては「呪術廻戦」の呪霊とさして変わらないということか。
最近になってようやく私も分かってきたんだが、アニメで描かれてる異世界というのは「あの世」のことだったんだね。
子供の頃から「人は死んだら天国か地獄に行く」と聞かされてたけど、多分異世界は地獄の方だろう。
だって大体のパターンで魔王がいるし、悪い奴がたくさんいて理不尽な虐殺も日常茶飯事だし、さすがにこれは天国のイメージと程遠いよ。
で、向こうには現世にはない魔術というテクノロジーがあり、これを現世に持ち込まれると厄介、というのを描いたのが「デッドマウントデスプレイ」や「呪術廻戦」ということさ。
逆に、現世の知識をあっちの世界に持ち込んだら厄介、というのを描いたのが「陰の実力者になりたくて」かと。

この作品かなり面白いんだが、OP曲水瀬いのり・ED曲内田雄馬と声優ゴリ押しなのが気に入らん

で、最近私は気になってるんだけど、このところやたら乙女ゲームの世界に転生しちゃいました、的な作品が多いだろ?
これは「はめふら」のヒットを受けた二匹目のドジョウ狙いなんだろうが、そもそも異世界が現世にある乙女ゲームと同一というのはどういうこと?
それも「ファンタジーなんだから、思考停止してただ見てればいい」とするべきなんだろうが、思考停止できない私は一応その世界観を考えてみた。
おそらくその異世界は、現世でその乙女ゲームにハマってた人たちが生んだ共同幻想の産物なんだろう。
共同幻想が実体化するのは、おかしい?
いや、そうとも言い切れないさ。
そもそも、我々が今いる現世が成立してることをどうやって説明するんだ?
え~と、それはまずビッグバンが起きて、宇宙が誕生して、と天文学で説明することも一応できるかもしれんが、ちなみに天文学の権威であるフレッドホイル博士によると、この地球に生命が誕生する確率は(10の40000乗)分の1という計算になるらしい。
彼は、この極小の確率をこう表現している。
「廃材置き場の上を竜巻が通過した後で、ボーイング747ジェット機が出来上がってるのと同じような確率である」
あるいは
「25mのプールに時計の部品をバラバラにして投げ込み、水をかき混ぜてその水流だけで元の時計に組み立てられる確率」
とも言われている。
つまり、我々人類が今こうして生を享受してるのはデキスギじゃね?と彼は言いたいわけよ。
日頃からフィクションに接してる我々は「ご都合主義」に慣れてるもんだが、実はリアルの現世だって、かなりのご都合主義で成立してるということさ。
だから、今の時代は多くの学者がこう考えるようになってきている。
「この世界って、誰かが生命誕生を前提にプログラミングしたゲームみたいなものなんじゃないか?」
ってね。
ようするに、我々人類はゲームの中のNPCってこと。
このへんに興味がある人は、まずこっちを見ておいて↓↓

このての話を世に広く知らしめたのは、「涼宮ハルヒの憂鬱」である。
この作品の世界観は、世界の中心にハルヒがいる、という感じだ。
なぜか本人は全くそれを自覚してないんだが、これって彼女は記憶を失っている創造主かもしれないし、あるいは現世とは彼女が見てる夢なのかもしれないし、もしくは彼女だけNPCじゃなくプレイヤーなのかもしれない。
このへんの真相はアニメでは結局明かされず、ひょっとしたら原作を読めばもう少し分かるのかもしれないけど、私は読んでないからなぁ。
とにかく、ハルヒが認識したことが現世に作用するという事実だけは確かなようで、これは「観測することで存在は確定する」という量子力学を基礎としたSFなんだ。
つまり、ハルヒ=観測者。
ハルヒが地球は丸いと思ってるから地球は丸いし、ハルヒが宇宙はあると思ってるから宇宙はあるわけよ。
俗にいう「我思う、ゆえに我あり」だね。
これは思念こそが世界を構成してるという考え方で、つまりハルヒが「魔法を使える」と思えば現世に魔法は顕在化し、「呪霊はいる」と思えば現世に呪霊が顕在化するということ。
ん?バカバカしい?
でも、思念が現世の最小単位である量子に作用することは科学的にも証明されてるわけで、あ、このへんに興味ある人はこっちを見てくれ↓↓

基本、宇宙は量子で構成されており、そして我々人間もまた量子で構成されてるんだよ。
その量子が人間の思念に反応するという事実って、なんかワクワクしない?
そうそう、「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」を思い出してみてほしいんだけど、確かあれはヒロインが透明人間化する現象だったよね。
あれもまた、観測されないことによって存在が確定しない⇒透明人間化、という量子力学に基づいたオカルト現象だった。
じゃ、この透明人間化とはベクトルが真逆の現象も考えられないか?
それはコンテンツとして観測された事象が、多くの人の強い思念の共鳴によって存在が確定⇒実体化、というオカルト現象だよ。
それが、異世界として顕在化した乙女ゲーム世界のカラクリなんじゃないか?

遂に映画にまでなった「はめふら」 もう勘弁して・・

昔から「幽霊は存在する」「UFOは存在する」などでオカルト信奉者と科学信奉者の間には深い亀裂があるんだけど、私は科学信奉者としてオカルトを信じてるという微妙な立場なのね。
昔はそれらを「脳が見せている幻覚」という脳科学で解釈してたもんだが、複数の人間が同時にそれを目撃する例などからして、今となっては脳科学じゃ説明つかなくなってきたのよ。
で、最近になって量子力学の方がよっぽどオカルトの説明がつきやすいことに気付いてきた。
人の思念が量子に作用し、それを顕在化させるという科学的事実の可能性さ。
つまり、「呪術廻戦」に見るような呪霊も、そのうち科学的な実証をできる可能性はゼロじゃないってことだね。

現世の物理・エネルギー保存の法則を完全無視した「呪術廻戦」
あのエネルギーは一体どこから発生してるのか? 異次元か?

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