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種麹屋の日常思考記

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発酵に関係ない日常思考はこちらに入れていきます。
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2022年5月の記事一覧

統計で見る豊橋市と都心の『仕事』の違い

統計で見る豊橋市と都心の『仕事』の違い

さて、詳細は下記の記事の通り、今までも書いておりますが、東三河は毎年400人、若い女性が出て行っており、その多くは『希望する仕事がない』という状況です。

というわけで、これを、また、別の指標で見てみたいと思います。

データ出所は相変わらずRESASです

産業特化係数さて、地域ごと産業構造を見るのに当たって、『産業特化係数』という指標が一般に用いられます。

産業特化係数とは

という、指標で

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現代人が、趣味として『麹をつくる』意味 vol.2 『発酵とはチームマネジメント』

現代人が、趣味として『麹をつくる』意味 vol.2 『発酵とはチームマネジメント』

現代人が、趣味として『麹をつくる』ということの意味合いについて、自分なりに思うところを書いてみるシリーズです。

発酵とは環境を整える作業ところで、そもそも、「発酵」ってどういう意味合いを持つ現象なのでしょうか。

私は、その一つの説明は、「微生物が活動しやすい環境をコントロールする作業」という説明です。

様々な微生物が、これまた様々な環境で生息しています。我々の生活環境に近い条件で活動する微生

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現代人が、趣味として『麹をつくる』意味 vol.1 『五感』

現代人が、趣味として『麹をつくる』意味 vol.1 『五感』

最近、リーダーシップ論とかばかりだったので、久々に発酵・麹に戻ります。

今日は、現代人が、趣味として『麹をつくる』ということの意味合いについて、自分なりに思うところを書いてみます。

人間には五感がある五感を通じた体験、といいますが、五感について確認しておきましょう。

五感とは

目・視覚、耳・聴覚、鼻・嗅覚、口・味覚、皮膚・触覚

となります。

それぞれ、

目は光を、耳は音波を、鼻は気体

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評価を自給自足しよう

評価を自給自足しよう

前回の『良い努力』と『悪い努力』の話の続きと言えば続きです。

評価の自給自足と言う概念があります。

「男性」としていますが、「女性」にも起こりうると思います。ただ、2022年現在、まだまだ男性が社会の中心にいる社会構造では、『男性』の方に顕著に出やすい傾向かなとは思います。

日本人はキョロキョロする丸山眞男が著書「日本文化のかくれた形」の中で、日本人の基本的な態度は「きょろきょろすること」だ

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よい『努力』と、悪い『努力』を見分ける

前回の続きっぽい記事になります。

よい『努力』と悪い『努力』を見分ける、と、タイトルを打ちましたが、いきなり結論から書くと、

「こんなに努力してるのに、、、、」という感情が沸き起こり始めたら、それは悪い努力だと思います。

自分は努力してるのに報われない、あいつの方が得してる、ずるい、と妬んだり、あるいは、「自分はこんなに真面目にやってるのに報われないなんて、世の中がおかしい」と、社会や環境に

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「ルール」との付き合い方を考える

「ルール」との付き合い方を考える

先日、大学生のインタビューを受けました。その時に、「食」の話題から流れで、私の「ルール」観を話すことになりました。

私は、「発酵食品を正しさから開放したい」とかねてから伝えておりますが、基本的に、ルールが苦手です。

日常生活の中に、ルールを設けることが苦手です。厳密には「ルールを守ることが自己目的化」することが苦手です。

食生活のルールとの向き合い方特に、「食」や「健康」は、ルールや基準が多

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