胃に重くない朝ごはん?!
本日の朝ごはん:スパム目玉焼き乗せ出前一丁
「朝ごはんに肉」
それが結婚以来旦那Kが私に求める朝ごはん必須条件。
外食文化が深く根付いている香港では、お店で食べる朝ご飯も、
ハム、ベーコン、牛肉、ウインナー、スパム、ザーサイと豚肉細切り(缶詰:搾菜肉絲)、高菜と豚肉細切り(缶詰:雪菜肉絲)、ラー油漬けの豚肉(缶詰:五香肉丁)、何ならトンカツ、白身魚フライ、チキンステーキなど、結構朝からヘビー系。
トンカツ、魚フライはお店だからともかく、それ以外の肉食系おかずについては、
単に「香港の人は加工肉とか、肉系缶詰とか楽ちんだからそういうモノで間に合わせてる」のだと思っていました。
「ただの手抜き」
そう思い込んでおりました。
ところが、結婚間もない頃、所謂和食の朝ごはんを作りました。
炊き立てご飯にお味噌汁、卵焼きに鮭の塩焼き。私はプラス納豆。
頑張りました。すると、Kが一言。
「朝から米は胃に重すぎる。」
えっ!米が胃に重いですと?!・・・???(お粥ならオッケー)
それ以降、私は仕方なく和食朝ごはんを作る事を諦めました。
でも朝ご飯だから、家庭ならではの栄養バランスの良いものをと思って、香港風朝ごはん、でも、香港のお店では絶対見かけない野菜たっぷりの汁ビーフンを作りました。人参やキャベツ、玉ねぎを入れて目玉焼をのせました。
その栄養バランスのいいはずの朝ごはんを見るなり、Kは「肉は?」と言って、箸でぐちゃぐちゃとビーフンの中を探し回り、肉類が入ってないとわかると箸を持ったままフリーズしています。
私「目玉焼き乗せてあるでしょ。朝から肉ってヘビーじゃない?」
K「朝の肉はとっても重要なんだよ💢朝の肉こそが身体を動かすエネルギーになるんだよ!」
朝ごはんには野菜がなくても、卵がなくても、何がなくても肉!
「朝ごはん=肉」(でも加工肉)
私の頭には強烈にそれが刷り込まれました。
でも、今年断捨離で加工肉からもできるだけ距離を取ろう(当初は完全に加工肉を止めていたのですが・・。)と思い、自分で肉を塩漬けしてハムやベーコンの代わりに使うようになったのに、Kが事ある毎に質問してきます。
「うちスパムある?」と。
米は「胃に重いから」という理由で、朝にご飯を食べないKは
朝からピザトースト、スパムを乗せた出前一丁、スパムと卵を挟んだサンドイッチなんかは喜んで食べます。
しかも、Kはこういう目玉焼が好きです。目玉焼きの両面焼き。
日本は片面焼で蓋とか被せて蒸気で黄身を固まらせるのが多数派かと思いますが、香港ではこういう両面焼きも片面焼き同様にポピュラーです。
断捨離を始める前に、とうとう中華鍋をゲットして、両面焼きも最近ようやく卵の加減がわかり始めてきましたが、両面焼きは両面を焼くのに、ひっくり返す前にもう一回油を足す必要があります。結構ヘビーな目玉焼きです。
朝の米はヘビーでも、朝の油も、朝の肉もヘビーじゃない。
一体何が胃に優しくて、何が胃にヘビーなのか・・・。
「ヘビー」の基準が未だにイマイチよくわからない私です。
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