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インプロのススメ

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「インプロ」とは? 英語のインプロヴィゼーション(improvisation)の略で、「即興」という意味。 JAZZのライヴなどでも時々インプロヴィゼーションで奏者同士がセッ… もっと読む
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記事一覧

レジリエントな会社をつくる

レジリエントな会社をつくる

す企業研修やFD(教育力向上)研修も3ヶ月くらいから1年以上のような長期での人財育成に関わらせていただく機会が非常に増えました。
今回は、昨年秋から関わらせていただいている関西の企業さまの研修をご紹介させていただきます。

こちらの企業さまは、コロナ禍真っただ中の2021年夏に開業しました買取専門店の会社になります。
開業から2年で、現在10店舗、3月にはさらに3店舗増えるという勢いのある会社です

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学びの場を創る人として

学びの場を創る人として

遊びのエッセンスがふんだんに含まれた学びの場を創るエデュテイナーとして活動してもう20年近くなります。

駆け出しのころは、「楽しかったー!!!こんなに笑ったのはひさしぶり!・・・・ だけど、この研修(授業)は、なんだったの(=なにが目的だったの)」など、遊び中心で目的不在にしてしまったこともあったり、

一方、卒業生などがひさしぶりに授業に遊びに来てくれた時に「すっかり授業っぽくなりましたね(お

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Yes,Andな社会にしたい

Yes,Andな社会にしたい

かなえたい夢・・・と問われて、まっさきに出てきたのは戦争のない社会。
はじめて短期留学でアメリカに向かったとき、わたしは、「NO MORE WAR! NO MORE HIROSHIMA!」という文字が入った帽子をかぶってLAのエアポートに到着しました。
ココロのイロでいまと変わらず赤と黄が強めのわたしは、なんだかそんな正義感を振りかざしながら、原爆を落とした国に乗り込んでいくような気分だったみたい

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平和を育む対話の一歩

平和を育む対話の一歩

いきなりですが、質問です。
この世界を平和にしてくれるのは誰ですか? (Who can save the world?)

わたしは、この問いに20年前に出逢いました。そして、そこから自身の社会や世界との向かい方が変わりました。

誰かがやってくれる・・
ではなく、
自分はなにができるか・・・

そこがYes,Andとの出逢いと重なり、『Yes,Andで世界を平和にする』という考え方に至っている

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心理的安全性が生まれる創造的破壊学習のススメ

心理的安全性が生まれる創造的破壊学習のススメ

先日は、伊勢市教育研究所のご依頼で授業改革のためのアクティブラーニング講座を2日間担当させていただきました。
こちらは、毎年夏に開催される教職員研修の一環としての講座のセレクションの1つとして担当を任命頂いたのですが、両日とも情熱とエネルギー溢れる素敵な先生方と学び合いをさせていただきました。
研修終了後、すぐにこんな嬉しいメッセージをいただきました。
この先生は、2日目のみのご参加だったのですが

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Yes,Andですべてはうまくいく(Podcasting)はじめました

Yes,Andですべてはうまくいく(Podcasting)はじめました

日常生活や仕事で、困ったなぁーということたくさんありますよね。 起こったことを否定しても変えることはできない。
ならば、その事態を受け取って(Yes)、そこから展開していける(And)ようになれたら、もっと人生楽しくなるのではないでしょうか。

このポッドキャストは、一般社団法人AIFA代表理事で慶應義塾大学SFCの人気授業プレゼンテーション技法を2006年より担当し、湘南工科大学で対話を深め

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アサーションとインプロの関係

アサーションとインプロの関係

アサーションとは

アサーションとはコミュニケーション・スキルの1つであり、企業や学校など、さまざまな場面でアサーション・トレーニングが行われています。
 
アサーションの歴史
アサーションの発祥はアメリカで、1950年代に行動療法と呼ばれる心理療法の中から生まれ
ました。当初は自己主張が苦手な人を対象としたカウンセリング技法として実施されていましたが、その理論は1960~70年代には「人権拡張」

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インプロをすると傾聴力があがる!

インプロをすると傾聴力があがる!

傾聴とは

多くの方がすでに理解されていると思いますが、改めまして、傾聴とはをすこし紐解いてみます。
人は「こちらの聞きたいこと」を「聞く」(Hear)になりがちですが、「相手の言いたい/伝えたい/願っていること」を受容的・共感的態度で「聴く」(Listen)態度が『傾聴』と呼ばれます。
言い換えると、相手が自分自身の考えを整理し、納得のいく結論や判断に到達するよう支援することです。
「聴く」の字

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体感とリフレクション

体感とリフレクション

学びを行動に変える、学びから主体的に個々の能力開発につなげていく、ということについて、先にnoteに書きましたが、今回は学びと思考のスタイルについて書きたいと思います。

学びと思考のスタイル

学びの場をデザインする上で、「体感」だけで終わってしまうのは非常にもったいないです。
「体感」の後に、対話と内省・リフレクションを通して、思考し可視化・文章化することでようやく学びの定着に結びつきます。

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インプロすることで才能が開花!

インプロすることで才能が開花!

以前にも書きましたが、「インプロ(即興演劇)」は大きく分けて3つの使い方をされています。
(1)コメディショー:ライブシアターなどで、観客からお題をもらい、即興で演じるショー。 ここはまた2つに分かれて、ショートフォームとロングフォーム(さまざまな仕掛けを使って15分以上の長編即興芝居)があります。
(2)パフォーマンス力向上:いくら台本があっても、役者として必要なスキルはその場の呼吸(間合いや場

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Yes, Andですべてはうまくいく

Yes, Andですべてはうまくいく

Yes, Andで世界を平和にする!と宣言して、活動をはじめたのが2003年春。
それから、いろんな方々が共感いただき、あちらこちらでYes, Andということばが使われるようになっていますが、ときどき「あれっ?」と思う、受け取り方をされている場面に出逢います。
2006年に幻冬舎さんから『Yes,Andですべてはうまくいく』という本を出させていただきましたが、あれから16年、、ずっとYes, A

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なぜ、体感が大事なのか・・【2】

なぜ、体感が大事なのか・・【2】

みなさんは、「Knowledge Model(知識習得のモデル)」という言葉をきいたことがありますか?

学びの場をデザインするにあたっては、学習者が学びを習得するプロセス「Knowledge Model」を理解し、学びの場づくりを行っていくことです。
全体像を次のような図で示すことができます。

Knowledge Modelとは

●KK (I know that I know)
 自ら理解し

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なぜ、体感が大事なのか・・

なぜ、体感が大事なのか・・

昨年からはじめました『体感して学ぶアドラー心理学講座』は、たいへんご好評をいただき、『体感して学ぶアドラー心理学研究会』として、月に一回ベースでオンラインで集まり、探求&研究を行うコミュニティが生まれています。

体験、体感することがなぜ大切か・・

わたしは、人財育成、教育というフィールドに入って20年になりますが、常に、体験&体感することをとても大切にしています。
それは、頭の中で理解したつも

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視野が広がる!

視野が広がる!

みなさん、虹って7色って思っている人は多いですよね。
わたしもそう思っていました!

っが・・・
昨日届いたウェザーニュースで、こんな情報を得ることができました。

驚きですね!
同じものを観ていても、同じように認知していない。

20年間インプロをしてきましたが、最初の頃の自分を思い出すと本当に恥ずかしくなります。
もう、オファーを出すこと・拾うことに必死過ぎて!!!
オファーとは、出されたお題

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